無謀なヴェロシタウルス/Reckless Velocitaur
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クリーチャー — ミノタウルス(Minotaur) 操縦士(Pilot)
あなたのメイン・フェイズ中にこのクリーチャーが乗騎(Mount)に騎乗したり機体(Vehicle)に搭乗したりするたび、ターン終了時まで、その乗騎や機体は+2/+0の修整を受けトランプルを得る。
3/3自身が乗った機体や乗騎をパンプアップし、トランプルも与えるミノタウルス・操縦士。
本人は丘巨人/Hill Giant相当の戦力にしかならないので、能力を利用するのは前提。アタッカーとして優秀な機体や乗騎を利用している場合、手数が損なわれやすい搭乗・騎乗のデメリットを軽減できる。それでも機能としては1マナのインスタント以下の強化でしか無いので構築では流石に出番はあるまい。
リミテッドでも有用な騎乗・搭乗先をピックできていなければ数合わせとしても採用したくないマナレシオ。強化先の場持ちを良くする訳ではなく、使い捨ての歩く火力にする程度のリターンしか得られないため、特定のパーマネントに強く依存する性質と強化の内訳も噛み合っているとは言いづらい。4マナの重さでありながら一部の乗騎・機体を単独で操縦できないパワー3も物足りず、自分以外の騎乗・搭乗要員にまで依存しうるところが非常に不安定。
とはいえ機能し始めた時の爆発力には目を見張るところがあり、乗騎・機体を多く扱う白赤では使い出のあるカードとなる。栄光荒野のオオヤマネコ/Gloryheath Lynxや金飾りのゴーダ/Gilded Ghodaは攻撃に参加した時点で仕事をする代わりゲーム中盤以降に攻撃を通しづらいが、このカードが騎乗することで能力を有効活用しつつも一方的なブロックを許さないパワーを得られ、特に前者は絆魂持ちという点でも相性がいい。偵察二輪車/Spotcycle Scouter・燃焼ロケット/Burner RocketのようにETB能力がメインの機体が戦場に残っていれば突撃させ大幅なライフカットかボード・アドバンテージの損失、あるいはその両方を迫ることができる。元から頭でっかちな騒々しい鉄覆い/Clamorous Ironcladでは前のめりな強化の恩恵を大きく受けられ、破壊不能を得つつ全体アンタップも行える迂回知らずのナマケモノ/Unswerving Slothは他のクリーチャーと一緒に騎乗するだけの価値がある。フィニッシャーが求められてくる4マナ域のカードとして遜色ない活躍も可能であり、その反面白赤以外には敬遠されブースター・ドラフトでも1周しがちなので、卓の流れで白赤を組むことになった際は目星をつけつつもピックを優先しすぎないことを心得ておきたい。
- 名前はVelocity(速度)とMinotaurを組み合わせたものと思われる。