偽装
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登場セット |
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カルロフ邸殺人事件 カルロフ邸殺人事件統率者デッキ アサシンクリード |
偽装/Cloakとは、キーワード処理の一種。カルロフ邸殺人事件で初登場した。
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上にあるカード5枚を見て、そのうちの2枚を偽装し、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。(カードを偽装するとは、それを護法(2)を持つ2/2のクリーチャーとして裏向きの状態で戦場に出すことである。それがクリーチャー・カードなら、そのマナ・コストで、いつでも表向きにしてよい。)
目次 |
[編集] 定義
「カードを偽装する/Cloak [a card]」とは、「そのカードを裏向きの状態で戦場に出す。」を意味する。そのパーマネントは、それが裏向きである間、文章やカード名やサブタイプやマナ・コストを持たない、護法(2)を持つ2/2のクリーチャーである。
また、偽装されたパーマネントの表がクリーチャー・カードの場合、あなたが優先権を持つときならいつでもあなたはそのマナ・コストを支払う事で偽装されたパーマネントを表向きにしてよい。これは特別な処理であり、スタックを用いない。
偽装されているカードが変装を持つならば、上記の手順ではなく変装のルールにより変装コストを支払う事で表向きにしてもよい。変異についても同様である。
[編集] 解説
カードの正体を隠して変装相当のクリーチャーとして出し、クリーチャーなら後で正体を明かせるメカニズム。変異と変装の関係同様、予示の場持ちを良くしたアップグレード版と言える。
カルロフ邸殺人事件で初登場し、同時発売のカルロフ邸殺人事件統率者デッキでも使用されている。
カルロフ邸殺人事件では多色を考慮すれば白以外の各色に存在する。カルロフ邸殺人事件統率者デッキの新規カードでは逆に白と無色のみ存在している。
- カルロフ邸殺人事件のブースターパックには、裏向きのクリーチャーを表す補助カード「謎のクリーチャー/A Mysterious Creature」が封入されることがある[1]。アサシンクリードでも同様だが、訳が「謎の生物」になってしまっている[2]。
- 先行デザイン時点では変装の方が偽装と呼ばれていたが、セット・デザインが当メカニズムを導入した時に名前が移った[3]。
- 犯人暴き/Expose the Culpritは変装を持つカードしか偽装できないので、カルロフ邸殺人事件で偽装を独立して行うカードはレア以上のカードにしか存在していない。リミテッドでの盤面の複雑さを考慮してのものだろう。
[編集] ルール
基本的なルールについては予示#ルールを参照。
以下は偽装そのもののルールではないが、関係が深いので当項目で紹介する。
- 護法は対象になった時にのみ機能する誘発型能力である。したがって、変装/偽装で裏向きになったクリーチャーの護法が誘発した後にそれを表向きにした場合、表面が護法を持っていなかったとしても既にスタックに置かれた護法は働く(CR:113.7a)。
- 逆に表面が護法を持っていた場合でも、表面の分と裏面の分で護法が2回誘発したりはしない。対象になった時点の面が持つ護法だけが誘発する。
[編集] 脚注
- ↑ The Tokens of Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』のトークン(Daily MTG 2024年1月26日)
- ↑ 補助カード(マジック米国公式サイト日本語版カードイメージギャラリー)
- ↑ Getting Away with Murders at Karlov Manor, Part 1/『カルロフ邸殺人事件』をやり遂げる その1(Making Magic 2024年1月16日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
- Murders at Karlov Manor Mechanics/『カルロフ邸殺人事件』のメカニズム(Daily MTG 2024年1月16日 Matt Tabak著)
- Murders at Karlov Manor Release Notes/『カルロフ邸殺人事件』リリースノート(Daily MTG 2024年1月26日 Eric Levine著)
- 「偽装」でテキスト検索
- 予示
- 裏向き
- 変装
- 護法
- キーワード処理
- ルーリング
[編集] 引用:総合ルール 20240412.0
総合ルールビューアが未対応のため、日本公式サイトより引用
- 701.56. 偽装する/Cloak
- 701.56a「[カードを]偽装する/Cloak [a card]」場合、それを裏向きにする。それは、護法{2}を持ち、名前やサブタイプやマナ・コストを持たない、2/2のクリーチャー・カードになる。そのカードを裏向きで戦場に出す。そのパーマネントは、裏向きであり続ける限り偽装されたパーマネントである。特性を定義するこの効果は、そのカードが裏向きである間機能し、それがオモテ向きになった時点で終了する。
- 701.56b あなたが優先権を持つときならいつでも、あなたは偽装されたパーマネントをオモテ向きにしてよい。これは特別な処理であり、スタックを用いない(116.2b 参照)。そうするには、そのパーマネントを表すカードがクリーチャー・カードであることとそのカードのマナ・コストが何であるかをすべてのプレイヤーに示し、そのコストを支払い、その後そのパーマネントをオモテ向きにする。それが裏向きの間の特性を定義していた効果は終了し、それはその通常の特性を取り戻す。(そのパーマネントを表しているカードがクリーチャー・カードでない、あるいはマナ・コストを持たないなら、この方法でオモテ向きにすることはできない。)
- 701.56c 変異を持つカードが偽装されたなら、そのコントローラーは上記にある偽装されたパーマネントをオモテ向きにする手順ではなく、702.37e にある裏向きの変異を持つパーマネントをオモテ向きにする手順を用いてもよい。
- 701.56d 変装を持つカードが偽装されたなら、そのコントローラーは上記にある偽装されたパーマネントをオモテ向きにする手順ではなく、702.168d にある変装によって裏向きであるパーマネントをオモテ向きにする手順を用いてもよい。
- 701.56e 効果がプレイヤーに単一のライブラリーから複数のカードを偽装するよう指示したなら、それらのカードは1枚ずつ偽装される。
- 701.56f 効果によってプレイヤーがカードを偽装する場合、裏向きのオブジェクトが戦場に出るのを禁止するルールや効果があれば、そのカードは偽装されない。それの特性は変更されることなく、それの元あった領域に残る。それがオモテ向きであれば、オモテ向きのままになる。
- 701.56g インスタント・カードまたはソーサリー・カードによって表されている偽装されたパーマネントがオモテ向きになる場合、それのコントローラーはそのカードを公開し、裏向きのままにする。パーマネントがオモテ向きになったときに誘発する能力は誘発しない。
- 701.56h 詳細については708〔裏向きの呪文やパーマネント〕を参照。