トリトン/Triton

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

トリトン/Tritonは、テーロス/Therosに棲息するマーフォーク/Merfolk

[編集] 解説

トリトンは海に棲む人型種族で、頭部に長い鰭を持ち、二本の足で歩く(イラスト1イラスト2)。彼らは部分的水陸両棲――すなわち、数日間ならば空気呼吸で生きられるが、鰓の乾燥を防ぐために水に浸かる必要がある。

トリトンは船乗りや、メレティス/Meletisのような沿岸の都市国家にとっての悩みの種である。一方で少数だが、人間/Humanに交じって暮らすトリトンも存在する。メレティスには、海岸を監視してクラーケン執政官などの怪物の襲撃を告げる、見張りや物見塔の番人として働く者もいる。他にも浴場で働く者や、デカティア・アカデミー/The Dekatia Academyの哲学者の補佐として教職に就く者さえいる。

[編集] 信仰

トリトンは多くの神々に敬意を払うが、中でも海の神タッサ/Thassaを信仰している。彼らはタッサをテーロスの万神殿/Pantheonにおける頂点の神と見なしており、彼女がいつかトリトンへ、海の怪物や陸の都市国家を支配する力を授けてくれるのだと信じている。彼らはしばしばタッサの直接の命令を受けて動き、魔法で呼び起こされた渦潮に船を沈めたり、ダクラ諸島/The Dakra Islesに巨大な記念碑を建てたりする。トリトンの神官はタッサを称える儀式の指揮を執り、海中と陸上両方にある、積み上げられた貝殻でできた祭壇にしばしば捧げ物をする。崇拝者の中には、海上にそびえ立つ魔法の彫像を海水から創り出し、崩して波間に返す者もいる。

プレインズウォーカー/Planeswalkerキオーラ/Kioraがテーロスに現れると、その強大な力を目の当たりにし、多くのトリトンが彼女をタッサの化身だと思い込んだ。このことはタッサにとって、自分への信仰を奪われるという死活問題であった。

[編集] 重要人物

  • トラシオス/Thrasios - 熟達の戦士。男性。家族を救われた恩義からメレティスのために戦っていたが、のちに世界の果てを探索する旅に出た。

[編集] ゲームでの特徴

マーフォーククリーチャー・タイプを持つ。ほとんどは単色

[編集] 関連ページ

[編集] その他

  • モチーフはギリシャ神話に登場する半人半魚の神、トリートーン(英:Triton)だろう。原典では海神ポセイドーンの息子であるのに対し、こちらでは海の神タッサの信奉者となっている。

[編集] 参考

QR Code.gif