Syr Cadian, Knight Owl

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この[[カード]]はダジャレから始まった。[[Mark Rosewater]]が「Knight Owl」というカード名を発案し(「night owl」で「夜型人間」の意)、それを受けて[[Gaby Weidling]]が、夜であることを参照する能力を持つ[[白黒]]のカードを作った。それを見たMarkは、これを[[伝説のクリーチャー]]の[[サイクル]]の1枚、すなわち[[白]][[単色]]で、夜を参照する[[黒]]の能力を持つカードにすることを思いついた。
 
この[[カード]]はダジャレから始まった。[[Mark Rosewater]]が「Knight Owl」というカード名を発案し(「night owl」で「夜型人間」の意)、それを受けて[[Gaby Weidling]]が、夜であることを参照する能力を持つ[[白黒]]のカードを作った。それを見たMarkは、これを[[伝説のクリーチャー]]の[[サイクル]]の1枚、すなわち[[白]][[単色]]で、夜を参照する[[黒]]の能力を持つカードにすることを思いついた。
  
Knight Owlには[[騎士 (デッキ)|騎士デッキ]]の基柱となるよう、[[騎士]]に関する能力を持たせることになった。これもダジャレから決められた。「knight(騎士)」と「nightlife(夜遊び)」と「lifelink([[絆魂]])」を掛けて、「Knightlifelink」というわけだ。
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Knight Owlには[[騎士 (デッキ)|騎士デッキ]]の[[基柱カード]]となるよう、[[騎士]]に関する能力を持たせることになった。これもダジャレから決められた。「knight(騎士)」と「nightlife(夜遊び)」と「lifelink([[絆魂]])」を掛けて、「Knightlifelink」というわけだ。
  
 
最後に、伝説のクリーチャーになったのでカード名は「Knight Owl」というわけにはいかず、キャラクター名を与える必要が生じた。これももちろん、ダジャレである。[[エルドレイン/Eldraine]]の騎士が持つ称号「Syr(卿)」と「circadian(24時間周期の)」が掛かっている<ref name="MM1" />。
 
最後に、伝説のクリーチャーになったのでカード名は「Knight Owl」というわけにはいかず、キャラクター名を与える必要が生じた。これももちろん、ダジャレである。[[エルドレイン/Eldraine]]の騎士が持つ称号「Syr(卿)」と「circadian(24時間周期の)」が掛かっている<ref name="MM1" />。

2021年12月21日 (火) 16:58時点における版


Syr Cadian, Knight Owl (3)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 鳥(Bird)・騎士(Knight)

Knightlifelink(あなたのコントロールする騎士(Knight)がダメージを与えると、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
(白):ターン終了時まで、Syr Cadian, Knight Owlは警戒を得る。この能力は日の出から日の入りの間にのみ起動できる。
(黒):ターン終了時まで、Syr Cadian, Knight Owlは飛行を得る。この能力は日の入りから日の出の間にのみ起動できる。

4/4

アーティスト:Andrea Radeck


日中と夜間で起動できる能力が異なる伝説の騎士

5マナ払えるまでゲームが進んだ状況では、4/4がそのまま攻撃しても相討ちに終わってしまう可能性が大きい。また、ライフを守りたいならば警戒を得なくても自前のKnightlifelinkでも出来る。そのため飛行を得られる夜間の方が活動に適している、ある意味フクロウらしいカードと言えよう。他の夜向けカードである旧態依然の吸血鬼/Old-Fashioned VampireNightmare Moonいのでデッキに共存しやすい。

常在型能力は(厳密には異なるが)自軍の騎士全体が絆魂を得るようなものでシンプルに強力。銀枠だけでも小型装置団/Order of the Widget所属者の一部やKnight of the Hokey Pokeyなどが騎士なので組み合わせてみると良いだろう。後者はUnsanctioned内でも同じハーフデッキに収録されている。

  • 公式記事におけるカード名の日本語訳は「騎士フクロウ、ケイディアン卿」[1]

ルール

  • Syr Cadian自身も騎士なので、Knightlifelinkの影響を受ける。
  • 騎士が既に絆魂を持っていた場合、Knightlifelinkの効果と重複することはない。
  • 日の出や日没の時間は、日本なら国立天文台のサイト[2]等で確認できる。
  • 日の出や日没の瞬間なら、両方の能力を起動できる。素早くやろう。
  • 旧態依然の吸血鬼/Old-Fashioned Vampire同様、Magic Online等で時差のあるプレイヤー同士が対戦しているとちょっと揉めるかもしれない。
  • ゲームの状態であるは能力に影響しない。

関連カード

サイクル

Unsanctionedレア伝説のクリーチャーサイクル起動コスト対抗色色マナを含む起動型能力を持つ。括弧内は順にマナ・コスト、起動コストの色。

このサイクルは、Unstableの「友好色アン・カード統率者サイクル(大演算器/The Grand Calcutronなど)」に続く、「対抗色の固有色を持つアン・カード統率者」として作られた。Unsanctionedは単色ハーフデッキを組み合わせて遊ぶ製品なので、いずれも「2つ目の色」が使えなくても機能するデザインになっている(Un-Boxing, Part 1/『アン』の箱詰め その1)。

開発秘話

このカードはダジャレから始まった。Mark Rosewaterが「Knight Owl」というカード名を発案し(「night owl」で「夜型人間」の意)、それを受けてGaby Weidlingが、夜であることを参照する能力を持つ白黒のカードを作った。それを見たMarkは、これを伝説のクリーチャーサイクルの1枚、すなわち単色で、夜を参照するの能力を持つカードにすることを思いついた。

Knight Owlには騎士デッキ基柱カードとなるよう、騎士に関する能力を持たせることになった。これもダジャレから決められた。「knight(騎士)」と「nightlife(夜遊び)」と「lifelink(絆魂)」を掛けて、「Knightlifelink」というわけだ。

最後に、伝説のクリーチャーになったのでカード名は「Knight Owl」というわけにはいかず、キャラクター名を与える必要が生じた。これももちろん、ダジャレである。エルドレイン/Eldraineの騎士が持つ称号「Syr(卿)」と「circadian(24時間周期の)」が掛かっている[1]

脚注

  1. 1.0 1.1 Un-Boxing, Part 3/『アン』の箱詰め その3Making Magic 2020年2月24日 Mark Rosewater著)
  2. 今日のこよみ(国立天文台)

参考

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