領事の鋳造所/Foundry of the Consuls

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[[無色マナ]]しか出ないとはいえ[[アンタップイン]]なので[[テンポ]]を阻害しないのが強み。終盤余った[[マナ]]を土地の[[スロット]]で有効活用できるほか、[[ソーサリー・タイミング]]の[[全体除去]]からの[[リカバリー]]にも有用。
  
リミテッドでは敗勢を覆す力こそないがどんなデッキにも入る優良[[アンコモン]]。[[構築]]でも過去の[[変わり谷/Mutavault]]や[[ヘリオンのるつぼ/Hellion Crucible]]同様、[[アグロ]]の息切れ防止としての活躍が期待できる。反面、土地を伸ばしたい[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]には若干不向きか。
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[[リミテッド]]では敗勢を覆す力こそないがどんな[[デッキ]]にも入る優良[[アンコモン]]。[[構築]]でも過去の[[変わり谷/Mutavault]]や[[ヘリオンのるつぼ/Hellion Crucible]]同様、[[アグロ]]の息切れ防止としての活躍が期待できる。[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]においても、膠着し長引きがちな[[ミラーマッチ]]で[[打ち消す|打ち消される]]ことなく用意できる追加の[[クロック]]ないし[[ブロッカー]]として、カードスロットをあまり圧迫せずに採用できる点は買える。
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==開発秘話==
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元々のバージョンでは[[起動]]がより[[重い|重く]]、飛行機械を1つしか出さないものの、生け贄には捧げなかった(一時期、飛行機械は[[High-flying]]を持っていた)。FFL参加者はこれがかなり強力だと神経質になったが、そこまでパワーレベルに精通していない人は弱すぎると不満を抱いた。そこで、双方のグループを満足させるために、これを生け贄に捧げる一方で盤面にはより大きな影響を残すように調整が施された。([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/m-files-magic-origins-part-2-2015-07-31 The M Files: Magic Origins, Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015348/# Mファイル『マジック・オリジン』編・パート2])
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==ストーリー==
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'''領事の鋳造所'''/''The Consuls' Foundry''は、[[カラデシュ/Kaladesh]]の首都[[ギラプール/Ghirapur]]にある、[[カラデシュ/Kaladesh#領事府/The Consulate|領事府/The Consulate]]のための自動人形を大量生産する工場。施設中央には巨大な柱があり、この柱から伸びる自動アームや歯車仕掛けの[[Wikipedia:ja:マニピュレーター|マニピュレーター]]が自動人形を組み立てている({{Gatherer|id=398613}})。
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領事府に追われていた[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]は[[オビア・パースリー/Oviya Pashiri|パースリー/Pashiri]]夫人の手引きでこの鋳造所の中に逃げ込んだが、施設内の機械の軍勢に囲まれてしまう。進退窮まった彼女は先程目覚めたばかりの紅蓮術師/Pyromancerの力を振るい({{Gatherer|id=398516}})、結果として鋳造所そのものを破壊してしまった。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[非マナ能力を持つ土地]]
 
*[[非マナ能力を持つ土地]]
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*[[カラデシュ/Kaladesh#領事府/The Consulate|領事/The consuls]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:マジック・オリジン]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:マジック・オリジン]] - [[アンコモン]]

2017年2月6日 (月) 01:09時点における最新版


Foundry of the Consuls / 領事の鋳造所
土地

(T):(◇)を加える。
(5),(T),領事の鋳造所を生け贄に捧げる:飛行を持つ無色の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを2体生成する。


生け贄に捧げる飛行機械トークンを2体生む土地

無色マナしか出ないとはいえアンタップインなのでテンポを阻害しないのが強み。終盤余ったマナを土地のスロットで有効活用できるほか、ソーサリー・タイミング全体除去からのリカバリーにも有用。

リミテッドでは敗勢を覆す力こそないがどんなデッキにも入る優良アンコモン構築でも過去の変わり谷/Mutavaultヘリオンのるつぼ/Hellion Crucible同様、アグロの息切れ防止としての活躍が期待できる。コントロールデッキにおいても、膠着し長引きがちなミラーマッチ打ち消されることなく用意できる追加のクロックないしブロッカーとして、カードスロットをあまり圧迫せずに採用できる点は買える。

[編集] 開発秘話

元々のバージョンでは起動がより重く、飛行機械を1つしか出さないものの、生け贄には捧げなかった(一時期、飛行機械はHigh-flyingを持っていた)。FFL参加者はこれがかなり強力だと神経質になったが、そこまでパワーレベルに精通していない人は弱すぎると不満を抱いた。そこで、双方のグループを満足させるために、これを生け贄に捧げる一方で盤面にはより大きな影響を残すように調整が施された。(The M Files: Magic Origins, Part 2/Mファイル『マジック・オリジン』編・パート2

[編集] ストーリー

領事の鋳造所/The Consuls' Foundryは、カラデシュ/Kaladeshの首都ギラプール/Ghirapurにある、領事府/The Consulateのための自動人形を大量生産する工場。施設中央には巨大な柱があり、この柱から伸びる自動アームや歯車仕掛けのマニピュレーターが自動人形を組み立てている(イラスト)。

領事府に追われていたチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarパースリー/Pashiri夫人の手引きでこの鋳造所の中に逃げ込んだが、施設内の機械の軍勢に囲まれてしまう。進退窮まった彼女は先程目覚めたばかりの紅蓮術師/Pyromancerの力を振るい(イラスト)、結果として鋳造所そのものを破壊してしまった。

[編集] 参考

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