銀枠

提供:MTG Wiki

2022年10月9日 (日) 22:15時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

銀枠/Silver Borderは、カード外枠が銀色であること(カード画像)。また、それらのカードの通称である。銀枠であるカードは公式のフォーマットで使用することができない。

目次

概要

現在、銀枠であるカードは、アン・セットにのみ収録されている新録カード、ホリデーギフトカードを含む一部のプロモーション・カードである。

カジュアルプレイ専用のカードであり、カジュアルプレイあるいはカジュアルなイベントかつそのフォーマットが明示的に許可している限り使用することができる。つまり、競技イベントでは使用できない。

銀枠の世界では通常のルールでは考えられないような状況が発生するので注意。 だのピンクだののが出てきたり、数に1/2が出てきたりとルールが根本的に違っていたりする。

銀枠世界ならではの不思議なメカニズムが、後に黒枠世界にリメイクされるものも時折存在する。 例えば予見能力はInfernal Spawn of Evilの能力が基になっているし、未来予知契約サイクルアンヒンジドRocket-Powered Turbo Slugが持つ超速攻が基になっている 。

また、特殊なしゃべり方を要求するカードなども、後の達成カード(プレリリース・トーナメントなどで参加者が挑戦できるアクティビティ)に応用されている。

Unfinityでは偽造防止ホログラムの位置にどんぐり状のシンボル(アンコモン以下)またはどんぐり状のホログラム(レア以上)が押されたカードが存在し(カード画像)、これらは銀枠と同様に競技イベントでは使用できない。

  • 基本土地蒸気打ちの親分/Steamflogger Bossのように、黒枠セットが初出だが後にジョーク・セットに収録されているカードは、ジョーク・セット版も黒枠(あるいは銀枠でない特別なデザイン)で印刷されている。
  • 金枠のカードがすべて「真正カードの裏面と異なる」という理由で使用できないのに対し、銀枠はマジック・イベント規定で「銀枠を持つカードが特定のカジュアルイベントのみ使用できる」と定義されているために(競技イベントでは)使用できない。
  • 新枠ではアーティファクトが銀色であるが、それだけでは銀枠とは呼ばれない。
  • 銀枠セットはセット名が「Un-」の接頭辞で始まる単語で統一されており、まとめてアン・セット/Un-setと呼ばれる。
  • R&D Playtest cardsはその性質上、「準銀枠」と呼んで差し支えないカードばかりが揃っている。Heroes of the Realmにもそのようなカードがいくつか混ざっている。

銀枠セット

Unglued

1998年8月発売。初の銀枠セット。6面ダイスを使ったり、次のゲームへ効果を持ち越すカード、果ては頭の上にカードを載せたりニワトリのように鳴いたり、マジックの枠を超えた遊び方ができるジョーク・セット。一方で勝利条件カード、チーム戦を意識したカード、トークン・カードやフルアート基本土地カードなど黒枠へと引き継がれた要素も数多く初登場している。

Unhinged

2004年11月19日発売。銀枠セット第2弾。アーティストを参照したり、分数を使うカードが多いことが特徴。

ホリデーギフトカード

2006年から始まった、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストが毎年年末に従業員やビジネス・パートナーなどに配布するプロモーション・カード

HASCON・プロモーション・カード

2017年9月8日~10日に開催されたHASBROのコンベンション・イベントで限定販売された。Hasbroのブランドであるダンジョンズ&ドラゴンズ、トランスフォーマー、ナーフとのコラボレーション・カード。

Unstable

2017年12月8日発売。銀枠セット第3弾。通常のマジックのセットと同様にブースタードラフトで遊ぶことができるようバランス調整されている。未来予知の幻のメカニズム、からくりが登場したことが話題を呼んだ。

Ponies: The Galloping

2019年10月22日発売。チャリティーイベント用の限定販売セット。マイリトルポニーとのコラボレーション・カード。

Unsanctioned

2020年2月29日発売。銀枠セット第4弾。銀枠カードの再録も含んだ構築済みデッキ・セット。

Unfinity

2022年10月7日発売。アン・シリーズではあるが黒枠でエターナルフォーマットなどで使用可能。ただし一部のカードは偽造防止ホログラムの位置にどんぐり状のマークが押されており、従来の銀枠同様にカジュアル専用となっている。

参考

QR Code.gif