十二足獣/Dodecapod

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[[手札破壊]][[クリーチャー]]。普通に出しても4[[マナ]]3/3、[[アーティファクト・クリーチャー]]として十分なのだが、[[捨てる|捨て]]させられた場合はなんと0マナ5/5で[[戦場に出る]]ことが可能。
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[[手札破壊対策カード]]。普通に出しても4[[マナ]]3/3で[[アーティファクト・クリーチャー]]として十分なのだが、[[捨てる|捨て]]させられた場合はなんと0マナ5/5という[[フィニッシャー]]級として[[戦場に出る]]ことが可能。
  
実質的に手札破壊の[[効果]]を無効化した上、[[フィニッシャー]]レベルのクリーチャーを出せる。[[強要/Coercion]]系の手札破壊には効かないが、多くの手札破壊は捨てる側が選ぶため、非常に強力な対策となる。また、[[色]]を選ばずにどんな[[デッキ]]でも採用できることも重要。
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[[精神腐敗/Mind Rot]]系の「捨てる側に選択肢がある」[[手札破壊]]への非常に強力な対策となる。また、[[色]]を選ばずにどんな[[デッキ]]でも採用できることも重要。
  
[[インベイジョン・ブロック]]では[[燃え立つ死霊/Blazing Specter]]、[[はね返り/Recoil]]に[[ジェラードの評決/Gerrard's Verdict]]と捨てる側が[[カード]]を選ぶ高アドバンテージな手札破壊カードが多く存在し、対策として多くのデッキが[[サイドボード]]に採用しており出番は多かった。2[[ターン]]目にジェラードの評決を撃ってみたらどっちも十二足獣だった、なんて事態もしばしば見かけるほど、手札破壊と本カードが相克する状況をもたらしたものであった。そのため、次第に上記の手札破壊カードは採用を控えられたり、2[[ゲーム]]目以降はサイドに下げられたりするようになっていった。[[時のらせん]][[再録]]時も[[メガハンデス]]への対策として活躍した。
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[[強要/Coercion]]系の「捨てさせる側に選択肢がある」手札破壊だと[[対戦相手]]がこれを優先的することはもちろんないだろうが、[[手札]]にあるのがこれだけだったりさらなる脅威だったりすれば選ばれざるを得ない。
  
*この[[能力]]は[[誘発型能力]]ではなく[[置換効果]]を生成する[[常在型能力]]であるため、複数の手順を持つ効果の一部としてこれを捨てた場合、[[解決]]の途中に戦場に出ることになる。
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[[インベイジョン・ブロック]]では[[燃え立つ死霊/Blazing Specter]]、[[はね返り/Recoil]]に[[ジェラードの評決/Gerrard's Verdict]]と捨てる側が[[カード]]を選ぶ高[[アドバンテージ]]な手札破壊カードが多く使われる[[環境]]で、対策として多くのデッキが[[サイドボード]]に採用しており出番は多かった。2[[ターン]]目にジェラードの評決を撃ってみたらどっちも十二足獣だった、なんて事態もしばしば見かけるほど相克したものであった。そのため、次第に上記の手札破壊カードは採用を控えられたり、2[[ゲーム]]目以降は[[サイド]]に下げられたりするようになっていった。
**例えば、[[小悪疫/Smallpox]]の効果でこれを捨てた場合、[[生け贄に捧げる]]クリーチャーを選ぶ段階で既に戦場に出ているので、他にクリーチャーを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していなければ、これを生け贄に捧げる羽目になる。
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[[時のらせん]]での[[再録]]時も、[[メガハンデス]]への対策として活躍した。
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*この[[能力]]は[[誘発型能力]]ではなく[[置換効果]]を作る[[常在型能力]]であるため、複数の手順を持つ[[効果]]の一部としてこれを捨てた場合、[[解決]]の途中に[[戦場]]に出ることになる。
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**例えば[[小悪疫/Smallpox]]によってこれを捨てた場合、[[生け贄に捧げる]][[クリーチャー]]を選ぶ段階で既に戦場に出ているので、他にクリーチャーを[[コントロール]]していなければ、出たばかりのこれを生け贄に捧げる羽目になる。
 
*[[スキャンダル売り/Scandalmonger]]と併用すると、[[オールプレイ能力]]を逆手に取ることができて面白い。[[煙霧の連鎖/Chain of Smog]]や[[プラズマの連鎖/Chain of Plasma]]でも同様のことを行える。
 
*[[スキャンダル売り/Scandalmonger]]と併用すると、[[オールプレイ能力]]を逆手に取ることができて面白い。[[煙霧の連鎖/Chain of Smog]]や[[プラズマの連鎖/Chain of Plasma]]でも同様のことを行える。
 
*[[砂のゴーレム/Sand Golem]]の立場が無い。
 
*[[砂のゴーレム/Sand Golem]]の立場が無い。
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*[[カード個別評価:時のらせんタイムシフト]]
 
*[[カード個別評価:時のらせんタイムシフト]]
 
*[[カード個別評価:アポカリプス]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:アポカリプス]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[アンコモン]]

2022年12月19日 (月) 21:25時点における最新版


Dodecapod / 十二足獣 (4)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)

対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたが十二足獣を捨てさせられる場合、十二足獣をあなたの墓地に置く代わりに、その上に+1/+1カウンターを2個置いた状態で戦場に出す。

3/3

手札破壊対策カード。普通に出しても4マナ3/3でアーティファクト・クリーチャーとして十分なのだが、捨てさせられた場合はなんと0マナ5/5というフィニッシャー級として戦場に出ることが可能。

精神腐敗/Mind Rot系の「捨てる側に選択肢がある」手札破壊への非常に強力な対策となる。また、を選ばずにどんなデッキでも採用できることも重要。

強要/Coercion系の「捨てさせる側に選択肢がある」手札破壊だと対戦相手がこれを優先的することはもちろんないだろうが、手札にあるのがこれだけだったりさらなる脅威だったりすれば選ばれざるを得ない。

インベイジョン・ブロックでは燃え立つ死霊/Blazing Specterはね返り/Recoilジェラードの評決/Gerrard's Verdictと捨てる側がカードを選ぶ高アドバンテージな手札破壊カードが多く使われる環境で、対策として多くのデッキがサイドボードに採用しており出番は多かった。2ターン目にジェラードの評決を撃ってみたらどっちも十二足獣だった、なんて事態もしばしば見かけるほど相克したものであった。そのため、次第に上記の手札破壊カードは採用を控えられたり、2ゲーム目以降はサイドに下げられたりするようになっていった。

時のらせんでの再録時も、メガハンデスへの対策として活躍した。

[編集] 参考

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