ジャッカルの仔/Jackal Pup

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[[赤]]の速攻型[[小型クリーチャー]]。デメリットがあっても[[火力]]を有する赤であるという点が[[能力]]と合致するため、[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]よりも強い、とさえ言われた。
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[[白]]の[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]ほど優秀ではないが、それでも2[[ターン]]目から2点の[[クロック]]をかけられる点は強力。[[テンペスト・ブロック]]の導入で赤が強盛を誇っていた当時、[[スライ/スタンダード/ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期|赤スライ]]には欠かせない存在だった。[[バーン]]系デッキとの相性もよく、「殺られる前に[[焼く|焼き]]尽くせ」のコンセプトにぴったりの[[カード]]である。[[スタンダード]]を去ってからも、[[2000年]]~[[2002年]]の[[エクステンデッド]]での[[スライ#エクステンデッド|スライ]]において必須[[クリーチャー]]の一角として活躍を続けた。
  
2000年~2002年の[[エクステンデッド]]での[[スライ#エクステンデッド|スライ]]にも必須といえる[[クリーチャー]]の1つだった。
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優秀ではあるが[[ミラーマッチ]]には弱い。通常、バーンデッキは[[対戦相手]]を焼くか、自分が先に死なないためにクリーチャーを焼くかを常に天秤にかけながら[[火力]]を撃つが、ジャッカルの仔に限ってはそれを悩む必要が全く無い。1枚の火力呪文でクリーチャーを焼かれると同時に[[本体]]火力を撃たれた事になってしまい、非常に不利になる。そのため、[[サイドボード]]に落とされる場合も少なくない。
 
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優秀ではあるが[[ミラーマッチ]]には弱い。通常、バーンデッキは[[対戦相手]]を焼くか、自分が先に死なないためにクリーチャーを焼くかを常に天秤にかけながら[[火力]]を撃つが、ジャッカルの仔に限ってはそれを悩む必要が全く無い。1枚の火力呪文でクリーチャーを焼かれると同時に[[本体]]火力を撃たれた事になってしまい[[アドバンテージ]]を失ってしまう。そのため、[[サイドボード]]に落とされる場合も少なくない。
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*初の赤の1マナ2/1クリーチャーである。この後にも[[ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac]]など、[[ペナルティ能力]]や[[召喚]]条件が異なる1マナ2/1のバリエーションがいくつか作られている。
 
*初の赤の1マナ2/1クリーチャーである。この後にも[[ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac]]など、[[ペナルティ能力]]や[[召喚]]条件が異なる1マナ2/1のバリエーションがいくつか作られている。
 
*[[神河謀叛]]で同様のペナルティ能力を持つ3[[マナ]]3/2の[[真火の門番/Shinka Gatekeeper]]が登場している。
 
*[[神河謀叛]]で同様のペナルティ能力を持つ3[[マナ]]3/2の[[真火の門番/Shinka Gatekeeper]]が登場している。
*ジャッカルの仔の能力によるダメージを[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]][[移し変え|移し変える]]ことはできない。そのダメージは[[発生源]][[対戦相手]]ではなく、ジャッカルの仔のコントローラーだからである。
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*後年には[[火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr]][[ファルケンラスの過食者/Falkenrath Gorger]][[ファルケンラスの闘技士/Falkenrath Pit Fighter]]といった[[上位互換]]が登場している。
*[[テーロス]]で[[上位互換]]の[[火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr]]が登場。
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*[[フライデー・ナイト・マジック]]の[[2001年]]8月の[[プロモーション・カード]]として配布された。[[フレイバー・テキスト]]は[[William Shakespeare|ウィリアム・シェイクスピア]]の『[[Wikipedia:ja:ジュリアス・シーザー (シェイクスピア)|ジュリアス・シーザー]]』を引用したものとなっている。
*[[フライデー・ナイト・マジック]]の2001年8月の[[プロモーション・カード]]として配布された。[[フレイバー・テキスト]]は[[William Shakespeare|ウィリアム・シェイクスピア]]の『[[Wikipedia:ja:ジュリアス・シーザー (シェイクスピア)|ジュリアス・シーザー]]』を引用したものとなっている。
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{{フレイバーテキスト|"Cry havoc and let slip the dogs of war."|William Shakespeare, Julius Caesar}}
 
{{フレイバーテキスト|"Cry havoc and let slip the dogs of war."|William Shakespeare, Julius Caesar}}
 
*[[Premium Deck Series: Fire & Lightning]]に[[Kev Walker]]による{{Gatherer|id=217974|新規イラスト}}で[[再録]]された。
 
*[[Premium Deck Series: Fire & Lightning]]に[[Kev Walker]]による{{Gatherer|id=217974|新規イラスト}}で[[再録]]された。
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== 参考 ==
 
== 参考 ==
 
*[[カード個別評価:テンペスト]] - [[アンコモン]]
 
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*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[コモン]]

2021年9月18日 (土) 17:15時点における最新版


Jackal Pup / ジャッカルの仔 (赤)
クリーチャー — ジャッカル(Jackal)

ジャッカルの仔にダメージが与えられるたび、それはあなたにそのダメージに等しい点数のダメージを与える。

2/1

の高速デッキ向け小型クリーチャー。優れたマナレシオを持つ代償にダメージコントローラーにも及ぶペナルティ能力を持つ。

サバンナ・ライオン/Savannah Lionsほど優秀ではないが、それでも2ターン目から2点のクロックをかけられる点は強力。テンペスト・ブロックの導入で赤が強盛を誇っていた当時、赤スライには欠かせない存在だった。バーン系デッキとの相性もよく、「殺られる前に焼き尽くせ」のコンセプトにぴったりのカードである。スタンダードを去ってからも、2000年2002年エクステンデッドでのスライにおいて必須クリーチャーの一角として活躍を続けた。

優秀ではあるがミラーマッチには弱い。通常、バーンデッキは対戦相手を焼くか、自分が先に死なないためにクリーチャーを焼くかを常に天秤にかけながら火力を撃つが、ジャッカルの仔に限ってはそれを悩む必要が全く無い。1枚の火力呪文でクリーチャーを焼かれると同時に本体火力を撃たれた事になってしまい、非常に不利になる。そのため、サイドボードに落とされる場合も少なくない。

"Cry havoc and let slip the dogs of war."
William Shakespeare, Julius Caesar

[編集] 開発秘話

元々は「Jackal Familiar(ジャッカルの使い魔)」と名付けられていたが、出来上がったイラスト(魔術師の少女と仔犬のようなジャッカル)を考慮した結果、おかしみのあるフレイバー・テキストがあてがわれ、カード名は「ジャッカルの仔/Jackal Pup」に変更された。(→Card of the Day 2002/04/26邦訳)参照)。

[編集] 参考

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