ウィニー

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(7人の利用者による、間の8版が非表示)
1行: 1行:
'''ウィニー'''(''Weenie'')は、
+
'''ウィニー'''(''Weenie'')とは、[[マナ総量]]が1~2程度の[[軽い|軽量]][[クリーチャー]]を指す総称。または、そのようなクリーチャーを主体とした[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]の名称。
#[[クリーチャー]]に関する用語。:[[ウィニー#ウィニー(クリーチャー)|ウィニー(クリーチャー)]]を参照。
+
#[[ビートダウン]][[デッキ]]の一種。:[[ウィニー#ウィニー(デッキ)|ウィニー(デッキ)]]を参照。
+
  
一般的に「ちっぽけな」を意味する英語"Weenie"が名前の由来とされているが、[[軽い|軽量]][[クリーチャー]]が次から次へと場に繰り出される様をウィンナーソーセージが製造機から連なって出てくる様子に例えたことに由来するとする説もある。
+
{{#card:Savannah Lions}}
 +
{{#card:Black Knight}}
  
また、[[マジック]]発祥であるこの用語は他の[[トレーディングカードゲーム]]にも流用されている(例:「ガンダムウォー」の「ジオンウィニー」など)。
+
==クリーチャー==
 +
主に[[マナ総量]]が1~2程度の[[クリーチャー]]がウィニークリーチャーと呼ばれる。その[[軽い|軽さ]]から基本的に[[小型クリーチャー|小型]]であるが、[[モグの下働き/Mogg Flunkies]]のように、[[コスト]]に比して[[サイズ]]が大きいものであっても、高速[[展開]]が可能であればこの範疇に含まれる。マナ総量が2以下で[[パワー]]が1~3の[[防衛]]を持っていないクリーチャーがひとつの目安とされる。
  
= ウィニー (クリーチャー)=
+
==デッキ==
[[点数で見たマナ・コスト]]が1~2程度の[[クリーチャー]]の総称。基本的に[[小型クリーチャー|小型]]であるが、[[モグの下働き/Mogg Flunkies]]のように、[[コスト]]に比して[[サイズ]]が大きいものであっても、高速展開が可能であればこの範疇に含まれる。「[[マナ・コスト]]が2以下で[[パワー]]が1~3の[[防衛]]を持っていない[[クリーチャー]]」がひとつの目安とされる。
+
ウィニー[[デッキ]]は、ウィニー[[クリーチャー]]を主体とした[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]であり、[[カード]]を低[[コスト]]域に集中させ、大量のクリーチャーを高速で[[展開]]することを目的とする。弱点克服か早期決着のために、3[[マナ]]以上のカードが入ることもある。
  
== 参考 ==
+
[[極楽鳥/Birds of Paradise]][[暗黒の儀式/Dark Ritual]]などの[[マナ加速]]から成るタイプはウィニーの定義からはずれるが、場合によってはこれらもウィニーデッキと呼ぶことがある。ウィニーデッキは[[攻撃]]重視のデッキなので、[[サマイトの癒し手/Samite Healer]]のように[[パワー]]が[[コスト]]を下回るクリーチャーはあまり使用されない。
*[[小型クリーチャー]]
+
*[[用語集]]
+
  
= ウィニー (デッキ) =
+
[[白ウィニー]][[]][[フィッシュ]]などはウィニーデッキとして有名。しかし[[]][[スーサイドブラック]][[]]の[[スライ]]、[[緑]]の[[ストンピィ]]は[[環境]]によってウィニーに含まれたり含まれなかったりする。スーサイドブラックは[[ペナルティ能力]]付きの[[ファッティ]]が使われている事が多々あるし、スライも[[火力]]呪文に偏っている場合も少なくない。ストンピィは[[色の役割]]上、元々クリーチャーに[[ファッティ]]が多い。
[[ウィニー#ウィニー (クリーチャー)|ウィニー]][[クリーチャー]]を主体として構成された[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]の総称。[[カード]]を低[[コスト]]域に集中させ、大量のクリーチャーを高速で[[展開]]することを目的とする。
+
  
== 概要 ==
+
*火力が混じると[[ウィニー・バーン]]と呼ばれることもある。
[[極楽鳥/Birds of Paradise]]や[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]などの[[マナ加速]]から成るタイプはウィニーの定義からはずれるが、場合によってはこれらもウィニーデッキと呼ぶことがある。ウィニーデッキは攻撃重視のデッキなので、[[サマイトの癒し手/Samite Healer]]のようにパワーがコストを下回っていると、あまり使用されない。ウィニーデッキにも3マナ以上のカードが入ることはある。大抵は弱点克服か早期決着のためである。
+
  
[[白ウィニー]]や、[[]][[フィッシュ]]などは[[ウィニー]]デッキとして有名。しかし[[]][[スーサイドブラック]][[]][[スライ]][[]][[ストンピィ]]は環境によって[[ウィニー]]に含まれたり含まれなかったりする。[[スーサイドブラック]]はデメリット付きの[[ファッティ]]が使われている事が多々あるし、[[スライ]]も[[火力]]呪文に偏っている場合も少なくない。[[ストンピィ]]は色の性質上、元々[[クリーチャー]][[ファッティ]]が多い。
+
===他のデッキとの相性===
 +
[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]全般に対して強く、[[パーミッション]]のような[[カード・アドバンテージ]]に特化したタイプはもちろんのこと、[[ボードコントロール]]に長けたデッキに対しても、特別ウィニーを意識した構成となっている場合を別にすれば、[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]が確立する前に押し切れてしまうことが多い。逆に、[[ミッドレンジ]]相手にはクリーチャーの[[サイズ]]で劣り中盤以降で巻き返されやすく、[[コンボデッキ]]相手にも妨害手段がほとんど無いので、押し切る前に[[コンボ]]が確定して逆転されることが多いため相性は悪い。ただしこちらが[[鬼回り]]すると多少の相性差を無視して押し切れてしまう場合も多く、この爆発力もウィニーの魅力の一つである。
 +
 
 +
==その他==
 +
一般的に「ちっぽけな」を意味する英語"Weenie"が名前の由来とされているが、[[クリーチャー]]が次々に繰り出されるさまをウィンナーソーセージが製造機から連なって出てくる様子に例えたことに由来するとする説もある。
 +
 
 +
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]発祥であるこの用語は他の[[トレーディングカードゲーム]]にも流用されている(例:「ガンダムウォー」の「ジオンウィニー」など)。
  
 
== 参考 ==
 
== 参考 ==
 +
*[[小型クリーチャー]]
 
*[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]
 
*[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]
 +
*[[用語集]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]

2021年5月4日 (火) 22:22時点における最新版

ウィニーWeenie)とは、マナ総量が1~2程度の軽量クリーチャーを指す総称。または、そのようなクリーチャーを主体としたビートダウンデッキの名称。


Savannah Lions / サバンナ・ライオン (白)
クリーチャー — 猫(Cat)

2/1


Black Knight / 黒騎士 (黒)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
プロテクション(白)(このクリーチャーは白のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)

2/2

目次

[編集] クリーチャー

主にマナ総量が1~2程度のクリーチャーがウィニークリーチャーと呼ばれる。その軽さから基本的に小型であるが、モグの下働き/Mogg Flunkiesのように、コストに比してサイズが大きいものであっても、高速展開が可能であればこの範疇に含まれる。マナ総量が2以下でパワーが1~3の防衛を持っていないクリーチャーがひとつの目安とされる。

[編集] デッキ

ウィニーデッキは、ウィニークリーチャーを主体としたビートダウンデッキであり、カードを低コスト域に集中させ、大量のクリーチャーを高速で展開することを目的とする。弱点克服か早期決着のために、3マナ以上のカードが入ることもある。

極楽鳥/Birds of Paradise暗黒の儀式/Dark Ritualなどのマナ加速から成るタイプはウィニーの定義からはずれるが、場合によってはこれらもウィニーデッキと呼ぶことがある。ウィニーデッキは攻撃重視のデッキなので、サマイトの癒し手/Samite Healerのようにパワーコストを下回るクリーチャーはあまり使用されない。

白ウィニーフィッシュなどはウィニーデッキとして有名。しかしスーサイドブラックスライストンピィ環境によってウィニーに含まれたり含まれなかったりする。スーサイドブラックはペナルティ能力付きのファッティが使われている事が多々あるし、スライも火力呪文に偏っている場合も少なくない。ストンピィは色の役割上、元々クリーチャーにファッティが多い。

[編集] 他のデッキとの相性

コントロールデッキ全般に対して強く、パーミッションのようなカード・アドバンテージに特化したタイプはもちろんのこと、ボードコントロールに長けたデッキに対しても、特別ウィニーを意識した構成となっている場合を別にすれば、コントロールが確立する前に押し切れてしまうことが多い。逆に、ミッドレンジ相手にはクリーチャーのサイズで劣り中盤以降で巻き返されやすく、コンボデッキ相手にも妨害手段がほとんど無いので、押し切る前にコンボが確定して逆転されることが多いため相性は悪い。ただしこちらが鬼回りすると多少の相性差を無視して押し切れてしまう場合も多く、この爆発力もウィニーの魅力の一つである。

[編集] その他

一般的に「ちっぽけな」を意味する英語"Weenie"が名前の由来とされているが、クリーチャーが次々に繰り出されるさまをウィンナーソーセージが製造機から連なって出てくる様子に例えたことに由来するとする説もある。

マジック発祥であるこの用語は他のトレーディングカードゲームにも流用されている(例:「ガンダムウォー」の「ジオンウィニー」など)。

[編集] 参考

QR Code.gif