キャンディーの道標/Candy Trail
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Candy Trail / キャンディーの道標 (1)
アーティファクト — 食物(Food) 手掛かり(Clue)
アーティファクト — 食物(Food) 手掛かり(Clue)
キャンディーの道標が戦場に出たとき、占術2を行う。
(2),(T),キャンディーの道標を生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得、カード1枚を引く。
ETBで占術2、起動型能力で3点のゲインと1ドローができる食物・手掛かり。
起動型能力はかつての黄金の卵/Golden Eggなどと違ってどちらかを選ぶのでなく、食物と手掛かりの効果をまとめて得られる。ちょうど白の2マナの活力回復/Revitalize相当であり、それを不特定マナで使えるようになったが設置ぶん1マナ余計にかかるほぞというと旅人のガラクタ/Wayfarer's Baubleと不屈の自然/Rampant Growthなどの関係に似たものがある。そちらと違って回復はもともと無色でも行いやすいものの、設置時に占術2を行えるためお得。
3マナとして見ると重そうだが、分割払いが可能なため非常に使い勝手が良い。特に1ターン目に期待値的に十分欲しい土地を積み込むなり不要な土地をライブラリーボトムへ送るなりでき、マリガン基準を緩くできるのは大きい。定業/Preordainと食物の抱き合わせとも言える。
リミテッドでは序盤から終盤まで腐らない良コモン。森林地の侍祭/Woodland Acolyteの出来事などで使い回すのも良い。協約のコストにできるのはもちろん、黒や緑では食物のサブタイプによるシナジーがあることも忘れないようにしたい。エルドレインの森自体にはライフゲインのアーキタイプはないものの、おとぎ話のスロットからはグリフィンの高楼/Griffin Aerieが出ることがある。
- 過去作であるエルドレインの王権のパンくずの道標/Trail of Crumbsと同じく、『ヘンゼルとグレーテル』の「パンくず」がモチーフ[1]。Mark Rosewaterが提出したデザインでは単純に食物と手掛かりの起動型能力だけを別々に持っていたが、プレイアブルなものにするために現在の形に強化された。
- 同じくエルドレインの王権にあった魔法の井戸/Witching Wellとの比較も興味深い。設置、起動共に青マナが要らなくなり、起動型能力のコスト及びドロー枚数が半分になった形。タップが増えているのは即席などの運用に響くかもしれないが、軽くなりライフゲインまで付いている分、総合的にかなり取り回しが良くなっていると見ていいだろう。