空撃ち
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空撃ちとは、本来の効果を得られないことを承知でソーサリーやインスタントを唱えたり、起動型能力を起動するプレイングを指す俗称。
例えば、戦場にクリーチャーが1体もいない時、通常は神の怒り/Wrath of Godを唱える意味はない。しかし、「クリーチャーを破壊するという本来の目的以外のために神の怒りを唱えたい」という状況は少なからず発生する。暴勇のために手札を減らしたい、スレッショルドのために墓地を肥やしたい、ストームを稼ぎたい、なんらかの誘発型能力を誘発させたい、などが一例。そのような利益を当てにし、本来の効果を度外視して呪文を唱えることを「空撃ち」と呼ぶ。
キャントリップなどの副次効果を持つ呪文にとっては特に重要となるテクニックであり、「空撃ちのしやすさ」が評価の一端を担うこともしばしば。Delver-Bladeにおける急かし/Quickenなど、空撃ちを前提として採用されるカードすらある。
- 当然ながら、対象を必要としている呪文や能力は適切な対象が存在しないと唱えたり起動したりできない。対象や唱えるの項も参照。
- かつてマナ・バーンが存在した頃には、余剰マナの消費のために空撃ちが行われることもあった。