内なる太陽、チミル/Chimil, the Inner Sun
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伝説のアーティファクト
あなたがコントロールしている呪文は打ち消されない。
あなたの終了ステップの開始時に、発見5を行う。(マナ総量が5以下であり土地でないカード1枚が追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。それをそのマナ・コストを支払うことなく唱えるか、あなたの手札に加える。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
あなたの呪文は打ち消されず、毎ターン発見を行う伝説のアーティファクト。
毎ターン何らかの呪文をタダで唱える能力は強力である。しかし継続的なアドバンテージ源としてはかなり重いため、マナ加速やリアニメイトなどの早出し手段は組み込んでおくべきだろう。登場時のスタンダードには各種パワーストーンや加工鋳造所/Fabrication Foundryなどのアーティファクト専用のマナ加速が存在するため、それらと併用すれば差別化もしやすい。
6マナと重く、打ち消されなくする能力を考慮せずともマストカウンター級の性能であるため、これをパーミッション系デッキへの対策カードとして使うのは現実的ではない。基本的には打ち消されなくなる能力は護法を貫通できる程度のものと覚えておくのが良いだろう。一応、アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegadeのような踏み倒し対策を無視できるというメリットもある。
スタンダードではアゾリウス・アーティファクトのアドバンテージ源として少数枚使用される。
リミテッドでは色を問わず採用可能なボムレア。重いので高速アグロでは採用しづらい点だけは玉に瑕か。
- 打ち消されない能力は内なる太陽、チミルが戦場に存在する間に機能する。スタック上の内なる太陽、チミル自身は打ち消され得る。
- イクサラン:失われし洞窟収録のカードで唯一宝の山ボックストッパーにもボーダーレス仕様の別イラストで収録されている。その関係か、拡張アートなど特殊仕様のカードはイクサラン:失われし洞窟のブースターパックからは出現しない。
ストーリー
チミル/Chimilはイクサラン/Ixalan地下の中心核/The Coreに存在する恒星(イラスト、イラスト2)。
中心核を照らし独自の重力を生み出す星であり、オルテカ/Oltecでは人類や深淵の神々/The Deep Godsを生み出した女神とされている。その影響は地下だけでなく地表にいても感じることができ、太陽帝国/The Sun Empireでは三相一体の太陽/The Threefold Sunとして崇められている。
かつてフォモーリ/Fomoriが中心核を侵略した時、彼らの破片船により閉じ込められ中心核も闇に閉ざされてしまった。後に解放されたが、破片船の残骸は未だにチミル周囲を漂っており、その光も以前より陰りが生じている。また、解放の際に生み出された物質であるコズミューム/Cosmiumは、チミルの魂や血にあたるものと考えられている。
登場記事・登場作品
- The Lost Caverns of Ixalan | Episode 4/メインストーリー第4話(Magic Story 2023年10月20日 Valerie Valdes著)
- The Lost Caverns of Ixalan | Episode 5/メインストーリー第5話(Magic Story 2023年10月20日 Valerie Valdes著)
- The Lost Caverns of Ixalan | Episode 6/メインストーリー第6話(Magic Story 2023年10月20日 Valerie Valdes著)
- Story Spotlight Cards for The Lost Caverns of Ixalan/『イクサラン:失われし洞窟』注目のストーリー・カード(Daily MTG 2023年11月2日 Clayton Kroh著)
- Planeswalker's Guide to The Lost Caverns of Ixalan/プレインズウォーカーのための『イクサラン:失われし洞窟』案内(Daily MTG 2023年11月10日 Miguel Lopez著)