轟く怒り/Thunderous Wrath
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インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。轟く怒りはそれに5点のダメージを与える。
奇跡(赤)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
奇跡で唱えた場合は1マナ5点と稲妻/Lightning Boltをはるかに凌駕する。一方で生撃ちでは6マナと重い。X火力と同等程度ではあるが、スライやステロイドにしろバーンにしろ、使いたいとは思えない性能。採用するのであれば奇跡目当てになる。
赤にもドローが増えてきたとはいえ、赤だけでは意識して奇跡を満たしていくのは難しいので、能動的に奇跡を狙うなら青や緑の力を借りたい。思案/Ponderや有毒の蘇生/Noxious Revivalなどと組み合わせればかなりお手軽に奇跡を満たせるだろう。ただし使い捨ての呪文とのコンボでは「カード2枚で5点火力」でしかなく、ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenadeや火葬/Incinerate2連発と効率的には大差ない。また奇跡の性質上、唱えるタイミングが限定されがちなので、応用の幅も狭めである。加えて手札に来てしまうリスクもあるので、これのためだけにコンボを仕込むくらいなら、素直に他の火力を優先する方が良い。
元々ライブラリー操作が得意なデッキであれば、採用の可能性はあるか。ある程度以上のマナが生み出せて生撃ちも可能なデッキや手札で腐ったカードをルーターなどで有効活用できるデッキに入れるのも手だが、他の奇跡呪文や使い勝手の良い火力がある中で、このカードにそこまでして拘泥する必要は無いだろう。
リミテッドでは奇跡を無視しても5点火力は心強い。危険な天使やデーモンを除去できるとありがたいし、膠着状態の決め手にもなる。
- アヴァシンの帰還での初出時はアンコモンであったが、モダンマスターズ2017ではコモンで収録された。これに伴い、パウパーでも使用可能となった。バーンでは火力の候補の1つとなっている。忘れられた洞窟/Forgotten Caveや針落とし/Needle Dropを使うことで赤単でも対戦相手のターンに奇跡で打つテクニックを使用できる。
関連カード
サイクル
アヴァシンの帰還の、奇跡を持つアンコモンの呪文のサイクル。黒を除く4色に1枚ずつ存在する。
- 払拭の一撃/Banishing Stroke
- 消え去り/Vanishment
- 轟く怒り/Thunderous Wrath
- 自然の祝福/Blessings of Nature