岩石樹の祈り/Stonewood Invocation

提供:MTG Wiki

1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

Stonewood Invocation / 岩石樹の祈り (3)(緑)
インスタント

刹那(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+5/+5の修整を受けるとともに被覆を得る。(それは呪文や能力の対象にならない。)


対象を一時的に超強化するという樫の力/Might of Oaksの流れを汲んだカードの1枚。 既存の強化呪文にはなかった2つの強力なメリットの存在により、従来の強化呪文の常識が通用しない変り種である。

1つが刹那。 これにより普通のカウンターや、強化呪文の弱点であったインスタントによる対応をほぼ完全に克服した。 例え炎の印章/Seal of Fireがあろうとも、悠々とラノワールのエルフ/Llanowar Elvesを強化できる。

もう1つが被覆化の効果。 例え刹那持ちであろうとも、通常のクリーチャー強化は解決後に改めて除去バウンスで対処される可能性があった。 しかしこれにより巨大化したクリーチャーには一切触れられないため、事後の対処手段まで極端に限られるのである。 また、今までこの手の強化呪文を防御的に使う場合、クリーチャーを火力から守るためにしか使えなかったが、アンタッチャブル化のお陰でほぼ全ての単体除去に対して機能するようになった。 アンタッチャブルの巨大クリーチャーというものが如何に厄介かはブラストダーム/Blastoderm等が過去に証明済み。

上記2点により、強化呪文に付いて回るリスクであったディスアドバンテージへの耐性がとにかく強く、相手が総くずれ/Rout脱出/Evacuation西風の魔道士リネッサ/Linessa, Zephyr Mage等の相当尖った対処法を用意しない限り、撃てばまず計算通りの結果を残してくれる安定性が最大の魅力。 これだけのメリットがありながら修正値も+5/+5と高い水準を保っているため、クリーチャー戦やダメージ効率面も良好。 その安定性ゆえ、トーナメントレベルでもの絡むビートダウン系デッキで高い採用率を見せ、四枚積みされるケースも少なくない。 カード内の効果が極めて高い水準で噛み合っており無駄がない。刹那、アンタッチャブル、修整値が絶妙のシナジーを構成して生まれた逸品である。

  • ブロックされなかったか、トランプル持ちのクリーチャーに掛ければ、実質カウンターされない本体5点火力である。
  • 攻撃クリーチャーに飛んできた除去を避けるのが最高の流れ。使用をギリギリまで待つことが強みのインスタント除去を逆手に取りやすい。
  • 自分の別の単体強化呪文に対応した相手の単体除去に対応して使うと、最初の単体強化呪文まで対象不適正で打ち消されてしまう。

それで勝負が決まる状況でもない限り、単体で撃つ方が良いだろう。

英語名は"Stonewood Invo"までが同じなので、書き間違いに注意。

1/1トークン極楽鳥/Birds of Paradiseですら命を脅かす存在になるため、相手がこれを持っている可能性がある場合、時にはインスタントの除去を自分のターンに使ってでも危険の芽を摘んで行くといった慎重なプレイングを強いられる。 逆にこれを使う側からすればブラフの種として非常に有効。持っていると思い込ませることができれば、上記の理由で、相手に無駄な動きが増える。

サイクル

時のらせん刹那を持つレア

参考

QR Code.gif