天秤/Balance
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ソーサリー
各プレイヤーは、コントロールする土地の数が最も少ないプレイヤーがコントロールする土地の数に等しい数だけ、自分がコントロールする土地を選ぶ。その後、残りを生け贄に捧げる。同じ方法で、各プレイヤーはカードを捨て、クリーチャーを生け贄に捧げる。
低いコストで膨大なアドバンテージを得ることもできる、強力なコントロール呪文。その名の通り、互いの状態を天秤にかけて「均等」にしてしまうカード。
2マナで神の怒り/Wrath of Godにもハルマゲドン/Armageddonにも精神錯乱/Mind Twistにもなり得るカードであり、それらの組み合わせで総合的に得るアドバンテージが大きい。その圧倒的なコントロール力は「マスコントロール」という言葉を生み出した。エンチャントとアーティファクトはそのまま残ってしまうので注意が必要だが、逆にその点を利用してさらなるアドバンテージを得ることまでできる。特にZuran Orbとのコンボが有名である。
- これが使えた頃のルールでは、打ち消すチャンスが何らかの対応する前にしかなかった。そのため、打ち消されないことを確認してからゆっくりと手札やパーマネントを消費することができた(詳しくはインタラプト参照)。
- 精神錯乱と同様、第4版まで残っていたのは謎とされる。リソースを一気に削ってしまうカードの凶悪さが判明したのが、リソースを一気に増加するカード(パワー9など)と比べると、わりと遅かったということもある。第5版では、スタンダード環境の禁止カードは除外する、という理由で再録されていない(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- 修正すると平等化/Balancing Actや均衡の復元/Restore Balanceになる。
- これの箔押しのカードがDCI認定ジャッジに配布されている(ジャッジ褒賞)。イラストも過去のデザインを汲みながら美麗にリニューアル。
1995/04/19より、ヴィンテージとスタンダードで制限、Type1.5では禁止。2004/09/20よりType1.5から移行したレガシーでも、続けて禁止である。
テキストの変更
旧ルール文章では、規定の数になるまで生け贄に捧げる操作を繰り返すかのような記述だった。
旧オラクル
天秤/Balance (1)(白)ソーサリー
コントロールする土地の数が最も少ないプレイヤーを除き、各プレイヤーは自分のコントロールする土地が最も少ないプレイヤーと等しくなるまで土地を生け贄に捧げる。同様にカードを捨て、その後同様にクリーチャーも生け贄に捧げる。
印刷されたテキストとは異なる挙動を示していたため、2009年1月30日のオラクル変更により、生け贄に捧げる操作は同時に行われることが明確化された。均衡の復元/Restore Balanceのテキストに沿った形である。
参考
- 壁紙・待受 (ジャッジ褒賞版)
- 土地破壊(土地破壊カード)
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド - レア
- カード個別評価:アンリミテッド - レア