墓所の怪異/Crypt Ghast
提供:MTG Wiki
クリーチャー — スピリット(Spirit)
強請(あなたが呪文を1つ唱えるたび、あなたは(白/黒)を支払ってもよい。そうした場合、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたはその点数分のライフを得る。)
あなたがマナを引き出す目的で沼(Swamp)を1つタップするたび、(黒)を加える。
ニルカーナの亡霊/Nirkana Revenantと同様の誘発型マナ能力を持つクリーチャー。強請付き。
黒単色に近いデッキなら次のターンには8~10マナに到達でき、4マナのマナ加速としては破格と言える。余ったマナを有効利用できる強請もマナ加速と噛み合っている。戦場に出した後は1体のフィニッシャーで勝負を決めるもよし、強請を利用して細かく呪文を連打し、ゲームをコントロールしてもいい。
環境面では、エキスパンションが多色推奨であることが、単色に近い構築が要求されるこのカードには逆風。また、スタンダードのカードプールでは黒に同じ役割のカードが少なく、1マナ火力でも簡単に除去されるため、このカードに依存した構成にすると事故のリスクが高くなったりデッキが歪みやすくなったりと、欠点も多い。
比較的近い役割の心なき召喚/Heartless Summoningと併用してキーカードを水増ししてやれば、キーカードを引けない、除去されるといった弱点をある程度補うことが出来る。また、ショックランドを使えばギリギリだが他の色を足すことも不可能ではないので、他の色のマナ加速を採用するなど、デッキ構築をうまく工夫したい。
フィニッシャーとしては後続を次々と用意できるグリセルブランド/Griselbrand、フラッシュバックの保険がある忌むべき者の軍団/Army of the Damnedなどがよい相方となるだろう。モダン以下のフォーマットなら引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなど伝説のエルドラージを始めとして、さらに選択肢が広がる。
- 能力の誘発はマナを引き出す目的で沼を1つタップすればよく、引き出すマナが黒マナである必要は無い。
- 例えば草むした墓/Overgrown Tombならば、これをタップして(緑)または(黒)のいずれをマナ・プールに加える場合でも、これは沼の基本土地タイプを持つので、さらに(黒)を加える。つまり(緑)(黒)または(黒)(黒)を加える。
[編集] 参考
- Greetings and Extortions!(Internet Archive)/ご挨拶と強請を!(DailyMTG.com、Latest Developments、2013年1月4日、文:Gavin Verhey、訳:Takuya Masuyama)
- カード個別評価:ギルド門侵犯 - レア
- カード個別評価:ラヴニカ・リマスター - レア
- カード個別評価:ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ - Nightmare Bundleプロモーション・カード