Ravnica: Cluedo Edition
提供:MTG Wiki
Ravnica: Cluedo Edition、あるいはRavnica: Clue Editionは多人数戦特殊プレイ用のサプリメント・セット。2024年2月23日発売。英語版のみ。
Ravnica: Cluedo Edition/Ravnica: Clue Edition | |
シンボル | アルファベットのC |
略号 | CLU |
発売日 | 2024年2月23日 |
セット枚数 | 全283種類 (新規46枚+再録) |
目次 |
[編集] 概要
マジック:ザ・ギャザリングとボードゲーム「クルード/Cluedo」を組み合わせた遊び方を提供するサプリメント・セット。セット単体で遊ぶことができ、2~4人でのプレイが推奨されている。ギルド魔道士のボディー/Boddyが彼の邸宅で殺害された。君は探偵となり見事事件を解決するか、最後に一人残る容疑者となるかでゲームに勝利しよう。
2つのブースターパックを組み合わせてデッキを組み、マジックとクルードのゲームを並行して遊び、どちらかの勝利条件を満たすことを目指す。新規カードはエターナル・フォーマットや統率者戦でのみ使用可能でありその他の再録カードは同名のカードが該当フォーマットに存在する場合に限り使用する事ができる。
Ravnica: Cluedo EditionブースターはJumpstartと同じく基本土地を含み色やマナカーブを考慮された固定のカードの組み合わせ20枚となっており、2つのパックを組み合わせることで40枚のデッキとなる。内容はラヴニカ/Ravnicaの10のギルド/Guildをテーマとしており、各ギルド毎に片方の色に偏重した2バージョンがあるため全20種類のテーマがある。テーマはそれぞれに新規のレア1枚、ギルド共通の新規のアンコモン1枚を含む。新規カードが扱うメカニズムは超過、強請、大隊、進化、投票、無尽、調査、手掛かり、使嗾、教導、死後、順応、食物、容疑、証拠収集。
- クルード/Cluedoはイギリス発祥のボードゲーム。北米では「Clue」の名称で販売されそのまま定着した。現在はハズブロ社が両方の商標を取得し北米ではClue、その他の地域ではCluedoの名称で販売している。そのためこの製品もClue EditionとCluedo Editionの双方の名称があり、内容は同じだが2種類の外箱が存在する。日本ではCluedo Editionが販売される。
- ボックストッパーとして、各製品に1枚、殺人事件現場をテーマとした新規イラストのフォイル仕様ボーダーレス版ショックランドいずれか1枚が封入されている。
- 証拠カードはボーダーレス仕様の新規カード(凶器カードはカルロフ邸殺人事件のイラスト違いとなる)となっている。Cluedoとして遊ぶ場合はデッキに入れて使わない。総種類は原作ボードゲームと同じだが、凶器カードから「拳銃」が取り除かれ、原作ではマップの端を繋ぐ役割だけだった(原作ではマップを移動するルールがある)「隠し通路/Secret Passage」が現場カードとして加わっている。
[編集] 製品内容
- Ravnica: Cluedo Editionブースター×8。
- 計21枚の証拠カード(容疑者カード6枚、凶器カード5枚、現場カード10枚)。
- 情報を隠すスクリーン4枚。
- 証拠用メモ帳1冊。
- 事件簿用封筒1つ。
- ストレージボックス1箱
- 新規イラストのフォイル仕様ボーダーレス版ショックランド10種類のうちいずれか1枚。
[編集] 遊び方
[編集] ゲーム準備
- Ravnica: Cluedo Editionブースター2つを組み合わせて40枚のデッキを作製する。他のジャンプスタートのパックを使ったり、構築されたデッキを使用してもよい。
- 容疑者カード、凶器カード、現場カードから各1枚ずつ、どのプレイヤーにも分からないよう無作為に選び封筒に入れる。この容疑者、凶器、現場の組み合わせを当てることが勝利条件の1つとなる。
- 残った証拠カードはまとめて切り直し各プレイヤーに均等に配布する。均等にならない場合端数の分現場カードを抜いて公開しておく。各プレイヤーは自分に配られた証拠カードを他のプレイヤーに見えないよう確認する。自分の持ち札と合わせ、他のすべてのプレイヤーが持っていない証拠の組み合わせが真相なので、それを推理によって推測していく。
[編集] ゲーム開始
開始プレイヤーを決め、初期ライフ総量30点でゲームを開始する。多人数戦の場合は最初のマリガンは手札を減らさず、開始プレイヤーもドロー・ステップでドローできる。
[編集] 推理
対戦相手1人に1体以上のクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーに推理することができる。あるいは終了ステップの開始時に証拠収集6を行うことで、対戦相手1人に対し推理することができる。
推理は「そのプレイヤーが[容疑者]、[凶器]、[現場]を持っているか」の形で質問する。ブラフとして自分が持っている証拠カードを挙げてもよい。推理を受けたプレイヤーは、挙げられた証拠カードを持っていないならその旨を宣言する。挙げられたいずれかを持っていた場合、その内いずれか1枚を推理してきたプレイヤーだけに見せ、推理を受けたプレイヤーは宝物・トークン1つを生成する。
プレイヤーはゲーム中に一度だけ真相の組み合わせを当てる最終推理を行うことができる。最終推理を行うプレイヤーは真相となる[容疑者]、[凶器]、[現場]の組み合わせを宣言し、封筒を確認する。宣言した組み合わせ通りだったならそれを公開しそのプレイヤーがゲームに勝利する。間違っていた場合、間違っていた旨だけを宣言し封筒を元に戻す。最終推理を間違ったプレイヤーはもう推理によって勝利することは出来ないが、通常のマジックと同じく他のプレイヤーのライフを0にすることを目指すことができる。
[編集] ゲーム終了
いずれかのプレイヤーが真相を当てるか、あるいは通常のマジックと同じく1人以外のプレイヤーすべてが敗北したなら、ゲームは終了する。
[編集] イベント
- 『Ravnica: Cluedo Edition』発売記念パーティー
2024年2月23日から25日の間に開催される。参加者にはプロモーション・カードとして旧枠加工版のLavinia, Foil to Conspiracyが配布される。
[編集] 主な開発スタッフ
- Reggie Valk(デザイン・リーダー)
その他のスタッフについてはマジック米国版セットアーカイブのクレジットを参照。
[編集] 公式特集ページ
- 『カルロフ邸殺人事件』(マジック日本公式サイト 製品情報)
- 『カルロフ邸殺人事件』(マジック米国公式サイト日本語版 製品情報)
- 『カルロフ邸殺人事件』カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト日本語版)
- Ravnica: Clue Edition (Ravnica: Cluedo Edition) Booster Contents(Daily MTG 2024年1月23日)
- 『カルロフ邸殺人事件』のメカニズム(Daily MTG 2024年1月16日)
- WeeklyMTG | Playing Ravnica: Clue Edition(マジック米国公式Youtubeチャンネル 2024年1月24日) - プレイ動画
- A First Look at Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』ファーストルックまとめ(Daily MTG 2023年12月5日)
- Collecting Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』をコレクションする(Daily MTG 2024年1月16日)
- Murders at Karlov Manor Release Notes/『カルロフ邸殺人事件』リリースノート(Daily MTG 2024年1月26日)
- 『カルロフ邸殺人事件』シーズンのイベント一覧(Daily MTG 2024年1月30日)
[編集] 余談
2012年のCommander's Arsenal発売に際してMark Gottliebは「初めはマジックとクルードを組み合わせた商品を出すつもりだったが、エルドラージ/Eldraziがゲーム板を食べてしまう・大抵『ニコル・ボーラス/Nicol Bolasが好きな場所でウルザ/Urzaを殺害/Murderした』という結論になってしまうなどの理由で変更された」とジョークを飛ばしている[1]。幸いにして2024年2月時点の背景ストーリーではエルドラージもニコル・ボーラスも力を失っており、プレイヤーは心置きなくクルードを楽しむことができる。
[編集] 脚注
- ↑ In Command of/Commander's Arsenalの統率で(2012年10月25日 Mark Gottlieb著)