焼尽の風/Searing Wind
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WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
赤の風は豪快な10点火力。パーマネントをここまでハデに焼く必要はあまりないので、基本的に対戦相手を対象に撃つものと考えてよい。
使い勝手ではコストの調整が効くX火力に劣るが、そのぶん多少マナ・コストは割安で済むので、Forkでも合わせてさっさとゲームエンドなんていうこともできないことはない。インスタントであるため相手の終了ステップなどに隙を衝いて使えるのも利点。ただし隙を衝いたと思ったら誤った指図/Misdirectionが待っていた、というのもよくある話。
一応ステロイド系のデッキで使われないこともなかったが、その後登場したウルザの激怒/Urza's Rageに完全にお株を奪われる形となった。
- 放射/Radiateされると戦場もライフも壊滅状態に。
- 呪文縛りの杖/Spellbinderに刻印すると面白いかもしれない。ミラディン・ブロックがスタンダードで使えた時代、第8版にこちらが再録されていたため、一応試みた人もいるとかいないとか……。
- 用途は全く違うが、「確定点数の大火力」と言うインパクトでは後のシヴ山の隕石/Shivan Meteorにお株を奪われてしまった感がある。
- 山伏の長、熊野/Kumano, Master Yamabushiのストーリー「山の秘密 (Internet Archive)」に、同名の神/Kamiが登場するが、直接の関係は無い。
- デュエルファイター刃では、相手のターン中にこれを9マナで撃とうとしたら、場に防御の光網/Defense Gridが出ていて、結果9点マナ・バーンで焼け死ぬ、というシーンがあった。むろん、そんなドジな事が出来るのはあの人。
- フレイバー・テキストは風サイクル共通の輝かしきケルドの書/Keld Triumphantから。団結のドミナリアのストーリーではケルドの戦士たちが同様の内容を叫ぶシーンが登場した[1]。
昇天の第一の風は鍛錬する者の風なり。不純なるものを焼き尽くす風なり。― 輝かしきケルドの書
関連カード
サイクル
プロフェシーの風サイクル。9マナと非常に重い呪文ではあるが、マナ・コストに見合って効果は大きい。
- 清めの風/Blessed Wind
- 否定の風/Denying Wind
- 疫病風/Plague Wind
- 焼尽の風/Searing Wind
- 活力の風/Vitalizing Wind
脚注
- ↑ Episode 2: Sand in the Hourglass/メインストーリー第2話:砂時計の砂粒(Magic Story 2022年8月11日 Langley Hyde著)