陽気な呪文盗み、アイヴィー/Ivy, Gleeful Spellthief
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伝説のクリーチャー — フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue)
飛行
プレイヤー1人が陽気な呪文盗み、アイヴィーでないクリーチャー1体だけを対象とする呪文を唱えるたび、あなたはその呪文をコピーしてもよい。そのコピーは陽気な呪文盗み、アイヴィーを対象とする。(オーラ(Aura)呪文のコピーはトークンになる。)
自身以外のクリーチャー1体を対象とする呪文を自身にコピーする伝説のクリーチャー。
単体でも2マナ2/1飛行の小型フライヤーとして機能する他、条件を満たせばノーコストで呪文のコピーが可能。対象にした効果だけではなく呪文そのものをコピーするため、高所の追求/Scale the Heightsのようにオマケが大量についた呪文をコピーすれば大きなアドバンテージを得られる。スタンダードでは入れ違いで落ちているのが残念なところ。
また単体呪文であれば種類や唱えたプレイヤーは問わず、この手の能力としては珍しくオーラも対象となっているのも強み。単体強化に主眼を置いたオーラに対して能力の性質が合致している。
コピーが強制でないのも嬉しい点で、他のクリーチャーに除去を撃たれて1:2交換されるという心配がない。
登場後、これを軸にしたテンポデッキがスタンダードで組まれるが、メタゲーム上の存在感は薄かった。「クリーチャーを呪文でサポートする青いデッキ」というコンセプトでは、同時収録の傲慢なジン/Haughty Djinnを軸にした青単テンポのほうが競争力があり、アイヴィーは趣味性の高い選択肢といえた。
ファイレクシア:完全なる統一の参入後は敬慕される腐敗僧/Venerated Rotpriestとの相性のよさを買われ、緑青型の毒殺デッキで採用される。腐敗僧が引けるかどうかが運次第なので安定性は低いものの、うまく回ったときの爆発力は魅力的であり、以前よりも活躍の機会は確実に増えた。同デッキはアメリカンコミック「バットマン」に登場する同名のヴィランに掛けてポイズン・アイヴィー(Poison Ivy)と呼ばれる[1]。
- カード名に「呪文盗み」とあるが、対象変更ではないので対象元のクリーチャーの影響は変わらない。
- とは言え、対戦相手が唱えたクリーチャーへの強化呪文もしっかりコピーしてくれる。
- 腐敗僧とタッグを組んでいるときは他のクリーチャーに打たれた除去をあえてコピーして毒カウンターを得たい場面もあるが、コピーした呪文のコントローラーはあなたであることに注意。
- 変容コストで唱えた呪文をコピーした場合、コピーも変容させる呪文となりアイヴィーと合同する。
- 類似カードについては放射/Radiateを参照。
関連カード
サイクル
- 偏執的な援護者、ステン/Stenn, Paranoid Partisan (白青)
- アーボーグのラタドラビック/Ratadrabik of Urborg (白黒)
- 復活したアーテイ/Ertai Resurrected (青黒)
- 老いざる革新者、ジョイラ/Jhoira, Ageless Innovator (青赤)
- 爪のライヴァズ/Rivaz of the Claw (黒赤)
- 太古の番人、ネマタ/Nemata, Primeval Warden (黒緑)
- 古代学者、メリア/Meria, Scholar of Antiquity (赤緑)
- 刃を持つ者、アスター/Astor, Bearer of Blades (赤白)
- 国王ダリアン四十八世/King Darien XLVIII (緑白)
- 陽気な呪文盗み、アイヴィー/Ivy, Gleeful Spellthief (緑青)
ストーリー
アイヴィー/Ivyはドミナリア/Dominariaのフェアリー。女性(イラスト)。
アイヴィーは長年の間トレイリア/Tolariaの管理運営において悩みの種である。悪戯好きな彼女は、他人を謙虚にすることが生きがいだと主張している。多くのうぬぼれた一年生が、自身の呪文が宙に浮かんで奪い取られ、腹立たしい笑い声だけが残される経験をしている。
登場記事・登場作品
参考
- ↑ Metagame Mentor: Standard for Regional Championships This Weekend(マジックデジタルゲーム公式サイト 2023年3月3日)