厄介なキマイラ/Perplexing Chimera
提供:MTG Wiki
Perplexing Chimera / 厄介なキマイラ (4)(青)
クリーチャー エンチャント — キマイラ(Chimera)
クリーチャー エンチャント — キマイラ(Chimera)
対戦相手1人が呪文を1つ唱えるたび、あなたは厄介なキマイラとその呪文とのコントロールを交換してもよい。そうしたなら、あなたはその呪文の新しい対象を選んでもよい。(その呪文がパーマネントとなったなら、あなたがそのパーマネントをコントロールする。)
3/3対戦相手の呪文と自身のコントロールを交換してしまうクリーチャー・エンチャント。別の領域にあるオブジェクトのコントローラーを変更する、非常に珍しいカード。
インスタントやソーサリーだけでなく、パーマネント呪文でさえも交換することができる。強力なアドバンテージ呪文やフィニッシャーを奪ったり、単体除去呪文の対象をこれに変更して他のクリーチャーを守ったりなど、対戦相手からすれば名前の通り厄介なクリーチャーである。
交換した後、今度はこちらがこの厄介なクリーチャーを相手にしなければいけないことに注意が必要。バウンスで回収すれば再利用できるが、バウンス呪文と交換されてこちらが奪ったパーマネントを戻されては損になってしまう。家路/Homeward Pathでコントロールを取り戻したり、予め立ち退きの印/Mark of Evictionをエンチャントしたりしておくといいだろう。
スタンダードでもグルールの魔除け/Gruul Charmで奪い返して再利用したくなるが、交換した先がパーマネント呪文だった場合、相手にグルールの魔除けとコントロールを交換されると結局元の状態に戻ってしまうので注意。
- 領域の違うオブジェクトのコントロールを交換するカードとしては、後に突然の置換/Sudden Substitutionも登場した。
[編集] ルール
- 対象を取らない呪文と交換することもできる。パーマネント呪文と交換すれば、そのカードはあなたのコントロール下で戦場に出る。
- 誘発型能力が解決するまでに厄介なキマイラが戦場を離れるか、呪文が打ち消されるなどしてスタックから移動していた場合、交換は行われない(CR:701.10a)。
- 呪文も厄介なキマイラも領域は移動しない。コントローラーが変更されるだけである。
- 誘発型能力の解決時に、他のプレイヤーが厄介なキマイラをコントロールしている場合もある。その場合でも、それぞれのコントローラーの間で交換は行われ、(その時点での厄介なキマイラのコントローラーではなく)あなたが対象を変更できる。
- 誘発型能力が解決する前に再び能力が誘発した場合などにこのような状況が起こる。
- これによってコントロールを得た呪文がなったパーマネントはあなたのコントロールの下で戦場に出るが、その本来のコントローラーはその呪文をスタックに置いたプレイヤーという扱いになる(CR:110.2b)。多人数戦であなたがゲームに敗北した場合、そのパーマネントは本来のコントローラーの下に戻る(CR:800.4a)。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
神々の軍勢のレアのクリーチャー・全体エンチャントのサイクル。
- 迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth
- 厄介なキマイラ/Perplexing Chimera
- 運命をほぐす者/Fate Unraveler
- サテュロスの火踊り/Satyr Firedancer
- クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix