貯蔵ランド
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貯蔵ランド(Storage Land)は自身の生産するマナを貯蔵し、数ターン分をまとめて引き出すことができる土地。貯蔵カウンターを用いて貯蔵されている量を記録するようになっており、マナを出すためにもこのカウンターを消費する。「蓄積ランド」「貯めラン」などと呼ばれることもある。
土地
ドワーフの砦はタップ状態で戦場に出る。
あなたは、あなたのアンタップ・ステップにドワーフの砦をアンタップしないことを選んでもよい。
あなたのアップキープの開始時に、ドワーフの砦がタップ状態である場合、その上に貯蔵(storage)カウンターを1個置く。
(T),ドワーフの砦から好きな数の貯蔵カウンターを取り除く:これにより取り除かれた貯蔵カウンター1個につき(赤)を加える。
土地
メルカディアのバザールはタップ状態で戦場に出る。
(T):メルカディアのバザールの上に貯蔵(storage)カウンターを1個置く。
(T),メルカディアのバザールから好きな数の貯蔵カウンターを取り除く:これにより取り除かれた貯蔵カウンター1個につき(赤)を加える。
土地
(T):(◇)を加える。
(1),(T):石灰の池の上に貯蔵(storage)カウンターを1個置く。
(1),石灰の池から貯蔵カウンターをX個取り除く:(白)と(青)の好きな組み合わせのマナX点を加える。
初出のフォールン・エンパイアと、次に登場したメルカディアン・マスクスでは、5色に1枚ずつのサイクルを構成している。さらに時のらせんでも登場しており、こちらは友好色の2色土地として5枚サイクルとなっている。運命再編およびマジック・オリジンにも各1枚ずつ登場しているが、これらはサイクルを成していない。
メリットは俗称そのまま、マナを数ターンに渡って貯蔵できること。「貯めておいてあとでまとめて使える」ので、大きなマナを作りやすくなる。
フォールン・エンパイアとメルカディアン・マスクスのものについて言えば、その遅さがデメリット。普通に毎ターン1マナを生み出すような使い方は、この土地は苦手。出したターンだけでなく次の自分のターンにもマナを生み出せないので、序盤のマナ加速には使えない。一方、時のらせんのものは貯めなくても無色マナが出るようになり、タップインでもないので、この欠点についてはかなり解消されていると言える。時のらせんのものでようやく構築でも使われるレベルになった。
- 同じく貯蔵カウンターを使う土地にCity of Shadowsがある。ザ・ダークのカードなので貯蔵ランドよりも古いカードとなる。ただしテキスト面ではかなり異なっており、同名カウンターを使うこと以外の共通点はほとんどない。
- レジェンドには先輩たるマナ・アーティファクトとして魔力貯蔵器がある。
- なぜ「蓄積」ランドとも呼ばれるのかというと、昔は「storage」が「蓄積」と訳されていたからである。ミラディン発売時に「storage」は「貯蔵」に変更された(詳しくは蓄積カウンター参照)。→カウンター一覧
- 本当は時のらせんの貯蔵ランドで印刷されるはずだったのが、ミスにより全部「蓄積カウンター」と印刷されている。使う場合は間違えないように注意。
- このミスのため、実際に「貯蔵カウンター」と印刷されたカードは運命再編の精霊龍のるつぼ/Crucible of the Spirit Dragonが初となっている。
一覧
フォールン・エンパイア
- 最初の貯蔵ランド(第5版にも再録)。「そのターンにマナを使うか貯めるか」をアンタップ・ステップに決める必要がある点が特徴(貯めるターンにはアンタップさせない)。
メルカディアン・マスクス
時のらせん
- カウンターを貯めるのに別途マナが必要になったが、貯めなくても無色マナが出る、タップインでない、といった強化がされた。
- また色マナを出す時自身をタップする必要が無いため、マナを出しながらマナを貯める事や、数回に分けてマナを出すといった事も可能。出せるマナが友好色2色の好きな組み合わせで、融通が利く。
- 従来の物が溜めるか使うかの2択だったのに対し、ただの土地として使うの3つ目が増えたため、普段は通常の動きをしつつ余剰マナが発生したら溜め、必要に応じて使うという柔軟な動きが可能となった。
運命再編
マジック・オリジン
- 生み出せるのは無色マナのみ。サイクルを成していない。
- 基本性能は時のらせんのものと酷似しているが、カウンターを取り除く際にマナを必要としない代わりにタップが必要になった。