時間の熟達/Temporal Mastery
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ソーサリー
このターンの後に追加の1ターンを行う。時間の熟達を追放する。
奇跡(1)(青)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)
青の奇跡はTime Walk。通常のマナ・コストがかなり重く、時間のねじれ/Time Warpよりも2マナも重い。生撃ちはそうそうできるものではなく、奇跡で使うことを前提に採用することになるだろう。
奇跡で使えばTime Walkそのものであり、その強さは言わずもがな。序盤に使ったとしても、追加ターンで「ドロー・ステップ+メイン・フェイズに土地をプレイ」ぐらいはできるので、探検/Exploreのように展開を加速する役に立つ。潤沢なマナや十分な数のクリーチャーがそろった中盤以降なら、得られるアドバンテージは計り知れない。プレインズウォーカーをコントロールしているなら忠誠度能力を使う回数を増やせるため更なる効果が期待できる。
奇跡を満たせるかどうかが問題だが、青お得意のライブラリー操作と組み合わせれば簡単だろう。追放がついているため使いまわすコンボこそできないものの、1回使うだけでも十分に強力である。
スタンダードでは有力なライブラリー操作カードが思案/Ponder程度しかないためやや安定性に欠ける。下手な呪文とコンボを狙っても、マナやカード・アドバンテージの面でさほど得しないので、運任せでトップデッキに賭けた方が総合的に効率がよく、安定する場合が多い。対戦相手のターンにも奇跡を狙えるよう、インスタント・タイミングで使えるドロー手段を用意すればなおよい。
カードプールが広くなるほど有力な相方は多くなり、エターナルまで行けば利用法に事欠かない。精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorや渦まく知識/Brainstormで手札から時間の熟達をライブラリーの一番上に置けるため、容易にTime Walkを狙うことができる。ただしいずれの場合も奇跡のためだけに使うと「追加ターンを得るためにテンポロスしてしまい、普通より展開が遅れた」という本末転倒な結果になってしまうケースも少なくない。使用するなら、極力「何かをするついでにトップに置く」という動きを心がけたい。
どのようなアーキタイプでも採用に値する万能カードだが、戦況自体に影響を与える効果ではないため、追加ターンを得たところで何もできないままターンを終えるハメになる可能性も低くはなく、使うタイミングが問われる。どちらかと言えばゲームが長引くほど有利になる重コントロール・デッキのほうが使用に向いているだろう。
関連カード
サイクル
アヴァシンの帰還の、奇跡を持つ神話レアの呪文のサイクル。白・青・赤に1枚ずつ存在する。
- 天使への願い/Entreat the Angels
- 時間の熟達/Temporal Mastery
- 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned