アクロゾズの放血者/Bloodletter of Aclazotz

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Bloodletter of Aclazotz / アクロゾズの放血者 (1)(黒)(黒)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) デーモン(Demon)

飛行
あなたのターンの間に対戦相手1人がライフを失うなら、代わりにそのプレイヤーはその2倍の点数のライフを失う。(ダメージによりライフは失われる。)

2/4

あなたターンの間、対戦相手失うライフを倍化させる吸血鬼デーモン

戦闘ダメージにも基本的に適用されるので、実質的に自軍の打点を倍にする能力を備えた強力なフィニッシャー。これ自身もパワー4飛行相当の打点になれるため、最悪の場合は単独でもクロックとして動くことができる。

しかし、パワーを増加させているわけではないのでクリーチャー同士の戦闘を有利にしているわけではない。そのため、あらかじめ盤面で有利を取っていないとその能力を活かしづらいのが難点である。これ自身も直接的にカード・アドバンテージが取れるような能力を持っていないので、リソース勝負に持ち込まれる前に押し切れるような前のめりなデッキ向けのカードと言える。

また、戦闘ダメージ以外のライフロス手段と組み合わせるのも有力である。パイオニア以下のフォーマットならば、消耗した全能/Fraying Omnipotenceなど、スタンダードでも戦慄の奔出/Rush of Dreadの3つ目のモードなど、ライフの(切り上げた)半分を失わせるカードと組み合わせることで即死コンボになる。

登場時のスタンダード範囲において、の4マナ域のフィニッシャーとしては黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypseと競合することになる。あちらは攻守両面で活躍しやすい能力を持つので、上記の通り効果に即効性がある点を活かして差別化したい。

  • これで精神連繋メカ/Mindlink Mech搭乗してコピーすることで能力が重複し、攻撃が通れば4×2×2で16点のダメージを与えることができる。他に1点でもライフロスを生じさせれればそのまま20点のライフを削りきれる。登場時のスタンダードでも実現可能なコンボ。

ルール

  • この置換効果はあくまで「ライフを失う量」を変化させるだけであり、「ダメージ自体の量」には影響しない。ライフが失われるのはダメージによる結果だからである(CR:120.3a)。
    • 例1)あなたがアクロゾズの放血者をコントロールしていて絆魂を持つオブジェクトが対戦相手に1点のダメージを与えた。この場合、あなたは1点のライフを得て対戦相手は2点のライフを失う。
    • 例2)感染を持つオブジェクトが与えるダメージは、ライフを失わせないのでアクロゾズの放血者の影響も受けない。
  • 対戦相手がライフを支払う場合、「自身のライフ総量より大きいコストは支払えない」ルールに抵触するか否かはこの置換効果を考慮せずに考える。ライフが失われるのは支払うというイベントの結果だからである(CR:119.4)。
    • 例3)あなたがアクロゾズの放血者をコントロールしていて対戦相手のライフが5点の時、そのプレイヤーは殺し/Snuff Out代替コストであるライフ4点を支払って唱えることができる。そのプレイヤーはライフを8点失うので状況起因処理敗北するだろう。

参考

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