否定の風/Denying Wind
提供:MTG Wiki
Denying Wind / 否定の風 (7)(青)(青)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからカードを最大7枚まで探し、それらを追放する。その後そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。
青の風は7枚摘出/Extract。
例えばウルザトロンやほとばしる魔力/Mana Flareなどで大量のマナを確保すれば撃てないことはないが、使ったところで直接的なカード・アドバンテージにはつながらないため、9マナ投資したくはならないのが普通。ライブラリーアウト戦略に組み込むとしてもコスト・パフォーマンスが悪い。サイクル中ではもっとも実戦投入に苦労を伴うカードだろう。
もちろん、決まればコンボデッキはほぼ例外なく機能不全に陥ると思われるが、そんな相手に9マナ出るようならもう勝負はついているはず。
- 後のゼンディカーで、10マナで15枚追放できるサディストの聖餐/Sadistic Sacramentが黒に登場した。
- デュエリスト・ジャパン12号には、希望の化身/Avatar of Hopeとこのカードの開発時の話が掲載されている。それによると「~~の風」という名前で、各色の個性に合わせた強力な効果を持っている9マナ呪文というサイクルであることは決まっていた。まず「Ancestral Wind(仮訳:祖先の風)」という名前の10枚カードを引くインスタントとしてデザインされたが、テストプレイの結果強すぎると判断された。枚数を調整し、7枚にしても適正な強さにはならなかった。その後、追加ターンを得る(3ターン→2ターン)、パーマネントのコントロールを得る(最大5つ→最大3つ)、といろいろな調整を加えられたがいずれも強すぎると判断され、このような形となった。
- Xドローである知識の噴出/Braingeyserや思考の泉/Mind Springが同じマナ効率で7枚ドローできることを考えると、7枚ドローでも適正より劣るくらいに思われる。記事内では何も言及されていないが、隣接するウルザ・ブロックはマナ加速手段が豊富であるため、9マナ支払うことも難しくなかった、ということだと思われる。また、禁止カードが何枚も出た後だったため、オーバーパワーにならないよう慎重になりすぎた可能性もある。なお、6枚ドローの場合、天才のひらめき/Stroke of Geniusの下位互換となる。
- 追加2ターンを得る呪文として、後のオデッセイに1マナ重い時間の伸長/Time Stretchが登場。また、7枚ドローはイクサランに2マナ軽いがトリプルシンボルの溢れ出る洞察/Overflowing Insightが登場。
関連カード
サイクル
プロフェシーの風サイクル。9マナと非常に重い呪文ではあるが、マナ・コストに見合って効果は大きい。
- 清めの風/Blessed Wind
- 否定の風/Denying Wind
- 疫病風/Plague Wind
- 焼尽の風/Searing Wind
- 活力の風/Vitalizing Wind