増呪

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増呪/Escalate
種別 常在型能力
登場セット 異界月
CR CR:702.120

増呪(ぞうじゅ)/Escalateは、異界月で登場したキーワード能力。これを持つ呪文スタック上にある間に機能する常在型能力である。


Borrowed Grace / 恩寵借用 (2)(白)
インスタント

増呪(1)(白)(2つ目以降に選ぶモード1つにつき、このコストを1回支払う。)
以下から1つまたは両方を選ぶ。
・ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+2/+0の修整を受ける。
・ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+0/+2の修整を受ける。



Collective Brutality / 集団的蛮行 (1)(黒)
ソーサリー

増呪 ― カードを1枚捨てる。(2つ目以降に選ぶモード1つにつき、このコストを1回支払う。)
以下から1つ以上を選ぶ。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中からインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-2/-2の修整を受ける。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。


定義

増呪 [コスト]/Escalate [コスト]は「あなたは、あなたが2つ目以降に選ぶこの呪文のモード1つにつき、[コスト]を追加で支払う。」を意味する。

増呪能力の使用は、モードの選択のルールと追加コストの支払いのルールに従う(CR:601.2)。

2つ以上のモードを選択したなら、呪文の解決時には、カードに書かれている順番に選択した各モードの指示に従う。

解説

追加のコストを支払うことで選べるモードを増やす事ができるキーワード能力。に割り当てられた能力。

ルール

  • 増呪は追加コストである。基本的なルールは追加コストの項を参照。
  • いくつモードを選択するかは呪文を唱える最初の手順で決定する(CR:601.2b)。解決時に1つのモードの処理を見てから別のモードを選ぶかどうか決めるということはできない。
  • 1つのモードを2回以上選ぶことはできない。
  • 敵意借用/Borrowed Hostilityのようにそれぞれのモードがクリーチャー対象をとる場合、同じクリーチャーを対象にとってもよい。プレイヤーなどに関しても同様。
  • 増呪呪文の解決時に、対象のうち1つが不正な対象になっていたとしても、他の対象は依然として影響を受ける。すべての対象が不正な対象になっていたなら、呪文は解決されない(立ち消え)。
  • スタック上の増呪呪文がコピーされる場合、幾つ、どのモードを選んだかもコピーされる。コピー可能な値も参照。

その他

  • 双呪の亜種であり、一括支払い固定ではなくモードごとの個別支払いが可能になった双呪といったところ。日本語訳も意識してか似た訳になっている。
  • ローウィン命令での反省を踏まえてか、増呪呪文はすべて「全モードが対象を取る」「全モードが対象を取らない」のどちらかになっており、立ち消えしづらいデザインになっている。命令#ルールも参照。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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