悟った喪失者、ナーセット/Narset, Enlightened Exile
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プレインズウォーカーではなくなったナーセット/Narset。あなたのクリーチャー全体に果敢を与える能力と、攻撃時に墓地のクリーチャーではない呪文のコピーを唱えることができる能力を持つ伝説の人間・モンク。
登場時のスタンダードにおいて、モンク同士のシナジーは少ないが、僧院の導師/Monastery Mentorをはじめとするモンクたちとは概ね相性が良い。特に導師と組み合わせれば数枚のカード使用で即座に20点に到達できるほどの火力を得ることができる。あるいは導師より1マナ軽く、色がトークン戦略や召集とより合致する第三の道の偶像破壊者/Third Path Iconoclastを事実上の導師のように扱えるようにもなる。勿論攻撃時の能力と果敢の相性も良く、赤のルーティングや青の諜報をうまく生かせばそれなりにマナコストが大きい呪文を踏み倒して唱えることも難しくない。相手の墓地の呪文も追放できるので、青単テンポ等、墓地の呪文を参照するデッキにいやがらせもできる。
主な、そして最大の弱点はこのカードが4マナであること。単純にスペルデッキの軸となるカードとしては重く、扱いにくさが目立つ。特に導師を軸にする場合は導師を唱えた次のターンはスペルを唱えたいターンになるため、上手くかみ合わない。離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Miteを採用してマナコストを支払わずに守れるようにするケアは出来れば実施したい。
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- 他者に果敢を与えるカードはこれが初。
- カードではない前例としてはUnfinityのステッカーでCursed Firebreathing Yogurtが存在する。
- 実質的に同じ機能を持つジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancyはデジタルゲームへの影響を考慮して全体修整の形を取っていたが、こちらがこのデザインで実装された理由は不明。
ルール
- クリーチャーが複数の果敢を持つなら、それらは個別に誘発する。
- 攻撃したときの能力の基本的なルールについては、いずれかの領域にあるカードのコピーを作り唱えさせる、解決中に呪文を唱える、マナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。
- 対戦相手の墓地のカードも対象にできる。
- 解決時にナーセットのパワーが対象に選んだカードのマナ総量以下になっていたなら、不正な対象となり能力は立ち消える。解決前にナーセットが戦場を離れていたなら、最後の情報からパワーを参照する。
- パーマネント・カードのコピーを唱えた場合は、解決時にそれはトークンとなる。これはトークンを生成するイベントとしては扱われない(CR:608.3f)。
関連カード
- 悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master
- 卓絶のナーセット/Narset Transcendent
- 覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils
- 古き道のナーセット/Narset of the Ancient Way
- 悟った喪失者、ナーセット/Narset, Enlightened Exile
ストーリー
プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを失ったナーセット/Narset。
詳細はナーセット/Narsetを参照。