執念の徳目/Virtue of Persistence
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エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それをあなたのコントロール下で戦場に出す。
Locthwain Scorn / ロークスワインの嘲笑 (1)(黒)ソーサリー — 出来事(Adventure)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-3/-3の修整を受ける。あなたは2点のライフを得る。
ロークスワイン/Locthwainの徳目は、アップキープ毎にクリーチャーをリアニメイトするエンチャント。出来事はマイナス修整除去の当事者カード。
非常に重いが、維持出来れば毎ターンのゾンビ化/Zombifyにより、凄まじいまでのボード・アドバンテージを獲得できる。対戦相手の墓地も利用できるので黒が得意とする除去や手札破壊との相性も良く、序盤に引いてきてしまっても出来事の小型クリーチャー全般を排除できるマイナス修整+ライフの獲得により、自力で自身を出すまでの時間稼ぎまで可能。他の当事者カードと同じく、打ち消しや対応して生け贄に捧げられるとそのまま墓地に落ちてしまうので、相手の色や手札の状況も考えながら利用しないと足元を掬われる可能性もあるが、そのリスクを含めても十分すぎるほどに優秀な出来事と言える。
短所はやはりその重さ。ライフゲインを込みにしても、普通のデッキだとゲームが終わるまでに唱えられるかどうかも微妙なライン。単に強烈なフィニッシャーを出すだけであれば、出来事はなくともより軽い選択肢は登場時のスタンダードにおいても豊富。一度出したクリーチャーに対処されても、追放やこちらの除去でなければ繰り返し出せる点を有効活用できるデッキに採用することになるだろう。除去耐性を持たないが、一度でも有効打を叩き込めば勝利に繋がるエンドカードなどとの相性が良い。
リミテッドではクリーチャー同士の睨み合いが構築よりも発生しやすいため、7マナ以上というのもそこまで無理の無いライン。出来事の部分もリミテッドの基準ではなかなか良質な性能なのもあり、見つけ次第ピックしても然程問題はあるまい。クリーチャー・カードが主力となる性質上、対戦相手の墓地からも戦場に戻せる点も有効に働きやすい。
関連カード
サイクル
エルドレインの森の5つの宮廷の徳目サイクル。当事者カードであるエンチャントで、いずれも神話レア。
- 忠義の徳目/Virtue of Loyalty - アーデンベイルの忠義/Ardenvale Fealty
- 知識の徳目/Virtue of Knowledge - ヴァントレスの幻視/Vantress Visions
- 執念の徳目/Virtue of Persistence - ロークスワインの嘲笑/Locthwain Scorn
- 勇気の徳目/Virtue of Courage - エンバレスの猛火/Embereth Blaze
- 強靭の徳目/Virtue of Strength - ギャレンブリグの成長/Garenbrig Growth