堂々たる撤廃者/Grand Abolisher
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こちらのターン中における、対戦相手の呪文とほとんどの起動型能力を封じるクリーチャー。孤独の都/City of Solitudeが似た能力を持つが、堂々たる撤廃者はコントローラーには影響を与えない。
あらゆる干渉を防ぐことができるが、特にカウンターに対して大きな抑止力となる。パーミッション対策として使う場合、先攻2ターン目に唱えると、これを打ち消せるカウンターが登場時のスタンダードに存在しないのもポイント。
コンバット・トリックやインスタント・タイミングの除去も防ぐことができるため、基本的に見えている盤面だけで戦闘が進むことになり、先の予測がずいぶん楽になる。他にもタッパーや、一時的に戦場から退避するクリーチャーなどに対して有効。
モダンにおいては、ヘイトベアー系のデッキや、コンボデッキにおける安定化手段として利用されることがある。
- 相手への拘束力はかのザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirをも上回るうえに2マナと非常に軽い。ただし、こちらは待機やコンバット・トリックを無効にできないことなど、劣る点も存在する。
ルール
- あなたのターンであっても、土地やプレインズウォーカーは能力を起動できる。
- アーティファクト・土地やドライアドの東屋/Dryad Arbor、クリーチャー化したミシュラランドなどは条件に引っかかるので起動できない。
- プレインズウォーカーの忠誠度能力は基本的にソーサリー・タイミングでしか起動できないため通常ならば考慮する必要はないが、時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmageで獲得できる紋章などにより、あなたのターンであっても忠誠度能力を起動され得る。
- 手札で起動するサイクリングや墓地で起動する組み直しの骸骨/Reassembling Skeletonなど、戦場以外の領域にあるカードの起動型能力は影響を受けない。ルール文章内で単に「アーティファクト」や「クリーチャー」などと表記される場合、それらはパーマネントを指す(CR:109.2)。