崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer
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伝説のプレインズウォーカー — サヒーリ(Saheeli)
あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、無色の1/1の霊気装置(Servo)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-2]:あなたがコントロールしているアーティファクト1つと、あなたがコントロールしている他のアーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、その前者はそれの他のタイプに加えてアーティファクトでもあることを除き、その後者のコピーになる。
混成カードとなった3枚目のサヒーリ。誘発型能力でトークンを生成し、忠誠度能力はアーティファクトを他のアーティファクトかクリーチャーのコピーにする。
- 誘発型能力
- さながらクリーチャー以外全般に反応する若き紅蓮術士/Young Pyromancer。
- この能力の優秀さは言わずもがなであり、若き紅蓮術士より1マナ重いが、プレインズウォーカーであり初期忠誠度も高いので簡単には落とされにくい。
- 除去や打ち消しでこのカードを守ると同時にボード・アドバンテージを稼げるので、戦場に居座っているだけで十分な影響力がある。
- -2能力
- コピーの土台が必要になったサヒーリ・ライ/Saheeli Raiの-2能力。
- 誘発型能力で生成したトークンがそのまま使えるためそこまで不自由はなく、もっぱらその使い方が基本となる。
サヒーリらしく、能力はいずれもアーティファクトに関連するものではあるが、クリーチャーをコピーするならデッキにアーティファクト要素は特に必要なく、むしろ誘発型能力を誘発させる手段やコピーするに値するクリーチャーの存在の方が重要となる。
リミテッドではどうしてもクリーチャー率が高くなるので、コピー対象の心配はないにしても、誘発に適したカードの数で使い勝手が左右される。コンスタントにトークンを出せないと-2能力を使う準備も整いにくく、置物になってしまいやすい。
関連カード
- サヒーリ・ライ/Saheeli Rai
- 天智、サヒーリ/Saheeli, the Gifted
- 崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer
- 金線使い、サヒーリ/Saheeli, Filigree Master
- 太陽の高揚、サヒーリ/Saheeli, the Sun's Brilliance
サイクル
灯争大戦の混成プレインズウォーカーサイクル。常在型能力か誘発型能力と、マイナスの忠誠度能力を1つずつ持つ。いずれもアンコモン。2色の組み合わせそれぞれに1枚ずつ存在する。
- 支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control(白青)
- 死者の災厄、ケイヤ/Kaya, Bane of the Dead(白黒)
- 夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render(青黒)
- 崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer(青赤)
- 混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos(黒赤)
- 群集の威光、ヴラスカ/Vraska, Swarm's Eminence(黒緑)
- 暴君潰し、サムト/Samut, Tyrant Smasher(赤緑)
- 石の嵐、ナヒリ/Nahiri, Storm of Stone(赤白)
- 太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun's Heart(緑白)
- ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner(緑青)
開発秘話
このカードは「アーティファクトをテーマとしないセットにいる、アーティファクトをテーマとするPW」であり、デザインは難航した。マイナス能力はまさにサヒーリらしいものであったが、灯争大戦におけるアーティファクトの開封比の低さを考えると、リミテッドで使うのは難しい。最終的に、このカード自身にアーティファクト・トークンを生成する能力を持たせることで、この問題は解決された[1]。
ストーリー
詳細はサヒーリ・ライ/Saheeli Rai (ストーリー)を参照。