ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda
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Yawgmoth's Agenda / ヨーグモスの行動計画 (3)(黒)(黒)
エンチャント
エンチャント
あなたは、各ターンに呪文を1つしか唱えられない。
あなたは、あなたの墓地から、土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
あなたの墓地にいずれの領域からでもカードが置かれるなら、代わりにそれを追放する。
ヴィンテージ制限カードである、ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willの調整版。重くなった上に1ターンに呪文を1つしか唱えられない制約を設けることでかなりまともになった。
その制約のためコンボデッキなどではほぼ使えなくなったものの、コントロールデッキではよく使われた。終盤にもなれば多くのカードが墓地にあり、その分行動の選択肢が増える(つまり実質手札が増える)ためである。
特に青黒のデッキで活躍した。嘘か真か/Fact or Fictionによって墓地を肥やしやすかったことも採用理由。また、墓地のカードを使い切って手札が貯まった後には、青が得意とするバウンスで除去することで大量の手札を使えるようにすることもできた。
黒赤のデッキでは当時火葬のゾンビ/Pyre Zombieがよく使われていたため、それと相性の悪いこのカードが使われることは多くなかった。しかし、火力の使い回しは勝ち手段として強力であり、1枚挿しされることもあった。
- かつてマナ・バーンがあった頃は、最初の1行を忘れて暗黒の儀式/Dark Ritualを使って3点マナ・バーンを受けることもあった(実例:Week in Review October 12(一番最後のBad Play of the weekを参照))。
- これ自身を唱えることも制約に考慮されるため、これを唱えて戦場に出したターンには呪文を唱えることはできない。ただし、唱える以外の方法で戦場に出た場合は、この限りでない。
- これが戦場から墓地に置かれる場合、自身の能力で追放される。
- カードの性質上、インスタントを多用するデッキだと少しお得。「ターン」とは自分のターンと対戦相手のターンの2つがあるため、表裏で2枚のカードをプレイできるからである。
- 特に同エキスパンションのはね返り/Recoilと相性が非常に良かった。カウンターし損ねたパーマネントに対応できる点、対戦相手のターンに積極的にアドバンテージを取りに行ける点、自身を戻すバウンスカードとして機能する点と、このカードとぴったりマッチしていた。
- カウンターを入れているデッキの場合、マストカウンターに値するカードを上手く見分ける必要がある。能力の性質上、2枚揃えられたらお手上げだが。
- 印刷時の1番目の能力は「あなたは」の主語が省略された形で書かれていた。マジックでは、プレイヤーを示す主語がない場合は「あなた」を指すため、現在のルール文章と挙動は同じであるが、秘儀の研究室/Arcane Laboratoryと同じ能力と誤読される可能性があることが考えられていた。2009年1月30日のオラクル更新で、コルフェノールの計画/Colfenor's Plansの近代的な表記に合わせて、「あなたは」の主語が追加された。