発掘
提供:MTG Wiki
発掘/Dredge | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | ラヴニカ:ギルドの都 未来予知 |
CR | CR:702.52 |
発掘/Dredgeは、ラヴニカ・ブロックでゴルガリ・ギルド(黒と緑)に割り当てられたキーワード能力。未来予知で再登場した。これを持つカードが墓地にあるときにのみ機能する常在型能力である。
クリーチャー — トロール(Troll) スケルトン(Skeleton)
ゴルガリの墓トロールは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、その上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(1),ゴルガリの墓トロールから+1/+1カウンターを1個取り除く:ゴルガリの墓トロールを再生する。
発掘6(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを6枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)
クリーチャー — インプ(Imp)
飛行
臭い草のインプがクリーチャーに戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーを破壊する。
発掘5(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを5枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)
土地
ダクムーアの回収場はタップ状態で戦場に出る。
(T):(黒)を加える。
発掘2(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを2枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)
定義
発掘 N/Dredge Nは、「あなたのライブラリーに少なくともN枚のカードがある限り、あなたがカードを引く場合、代わりにあなたは自分のライブラリーの一番上からN枚のカードを自分の墓地に置いてもよい。そうしたならこのカードをあなたの墓地からあなたの手札に戻す。」を意味する。
解説
要するに、自分のライブラリーをN枚削ることで、カードを引く代わりに、墓地にある発掘Nを持つカードを回収できる能力である。
この能力の挙動について、誤解・勘違いが非常に多い。下記をよく読み、誤解のないようにしたい。
ルール
- 発掘は常在型能力であり、スタックに乗らない。発掘能力による一連の行動に対応して何かすることはできない。
- また、起動型能力ではないので、真髄の針/Pithing Needleなどの影響を受けない。誘発型能力でもないので、もみ消し/Stifleすることもできない。トーナメントで頻繁に見られる間違いなので注意したい。
- 発掘で選べる選択肢は「墓地にN枚のカードを置いて手札に戻す」か「墓地にN枚のカードを置かずに、カードを1枚引く」かのどちらかである。「墓地にN枚のカードを置いて手札に戻さない」ことはできない。
- ライブラリーの残り枚数が発掘に必要な枚数より少ない場合は使用できない。よってライブラリーアウトの回避を目的にこの能力を使うことはできない(もし可能ならディミーアギルドが全く形無しなので当然なのだが)。
- カードを引く段階で、実際に発掘を持つカードが墓地に無くては使用できない。逆に、カードを引く段階で墓地に発掘を持つカードがあるのなら、それがいつ置かれたのかに関係なく発掘を適用できる。
- 同時に複数枚のカードを引くことは、ルール上「1枚引く」を繰り返すことを意味する。そして、1枚引こうとするたびに、発掘を適用するかどうか決めることができる。
- 例:3枚引く場合、そのうち2番目や3番目に引くことに対しても発掘を適用できる。その場合、それ以前に引いたカードの内容を確認してから、発掘を適用するかどうか決めることができる。
- 例:3枚引く場合、その全てに発掘を適用することで、墓地にある3枚の発掘カードを戻すことができる(ただし、発掘を持つカードが墓地に3枚以上ないといけない)。
- 例:2枚引く場合の1番目に引くことに対して発掘を適用したとき、それにより新たな発掘カードが墓地に置かれたのなら、2番目に引くことに対してそのカードの発掘を適用することができる。
その他
- この発掘能力を持つカードを主体としたデッキが数多く作られている。詳しくは発掘 (デッキ)を参照。
- 「Dredge」も「発掘」もカード名として存在する。ただし底ざらい/Dredgeと発掘/Unearthという、別々のカードである。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール