残酷な現実/Cruel Reality
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エンチャント — オーラ(Aura) 呪い(Curse)
エンチャント(プレイヤー)
エンチャントされているプレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を生け贄に捧げる。そうできないなら、そのプレイヤーは5点のライフを失う。
毎ターン、クリーチャーかプレインズウォーカーの生け贄を強制する呪い。生け贄がなくなると、今度はライフを失わせる。
性質上、少数のクリーチャーやプレインズウォーカーに頼るコントロールデッキに対して強力で、フィニッシャーを除去した上で最速4ターンのクロックを突きつけることが出来る。布告除去なので呪禁や破壊不能持ちに対しても有効。一方でトークンを主軸にしたデッキや低マナ域を主軸にしたアグロデッキ、ミッドレンジでもマナ・クリーチャーを採用するタイプのデッキに対しては単体であまり成果を上げづらい。全体除去を絡めるなど、有効に作用する局面を作り出した上で運用したい。
効果は強力だがその重さが問題になりやすく、7マナともなるとビートダウンはもちろんコントロール相手でもカウンターや手札破壊によって対処されやすくなってしまう。ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarのように忠誠度を減らさずにトークンを生成できるプレインズウォーカーに対して相性が悪いのも逆風。採用する際はこれのみに依存した構成を避けるとともに、十分なマナを確実に確保できるようにしたい。
リミテッドにおいては膠着状態を打破できる切り札だが、アモンケットのリミテッド環境は比較的高速であり間に合わない可能性も高く、過信は禁物。
- 生け贄に捧げられるパーマネントが1つでもあるなら、ライフを失う方を選ぶことはできない。
- 歴代の呪いの中でも最もマナ・コストが重い。当然コストを踏み倒す手段と相性が良く、特に不幸の呪い/Curse of Misfortunesを採用したカジュアルデッキには是非とも採用したい一枚。
- カード名に「呪い/Curse」を含まない初の呪い。
ストーリー
アモンケットの注目のストーリーの2枚目。ギデオン・ジュラ/Gideon Juraはター一門/Tah cropの修練者/Initiateとともに野望の試練/The Trial of Ambitionに挑むが、その内容は門友/Crop-mate同士で殺し合うという予想だにしないものだった。彼はデジェル/Djeruがメリス/Merisを溺死させるのを止めようとしたが果たせず、神々への怒りに震える(イラスト)[1]。
その修練者が門友を殺害する場面を目撃して、ギデオンのナクタムンの街を敬愛する気持ちは恐怖へと変わった。
脚注
- ↑ Brazen/鉄面皮(Magic Story 2017年5月3日 Michael Yichao著)