密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter

提供:MTG Wiki

2017年2月9日 (木) 23:12時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Smuggler's Copter / 密輸人の回転翼機 (2)
アーティファクト — 機体(Vehicle)

飛行
密輸人の回転翼機が攻撃かブロックするたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうしたなら、カード1枚を捨てる。
搭乗1(あなたがコントロールする望む数のクリーチャーを、パワーの合計が1以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体(Vehicle)はアーティファクト・クリーチャーになる。)

3/3

飛行ルーター能力を持つ機体

2マナ3/3飛行という戦闘スペックを誇り、ルーター能力もサボタージュ能力ではなく攻撃ブロックに参加するだけで誘発するため、攻防どちらに回っても損をしない優秀な機体。搭乗しなければ動かせないというデメリットも、搭乗コストが必要最低限の1なので手数をなるべく減らさずにクリーチャー化することができ、対戦相手にとってはクリーチャー除去のタイミングを制限する一種の除去耐性と感じる場面も多いだろう。

スタンダードではカラデシュ発売直後の大規模大会であるStarCityGames.com Indianapolis Open Weekendにおいて、トップ8に残ったデッキすべてがメインデッキに4枚積みしていたことにより、そのカードパワーが瞬く間に知れ渡った[1]。その後も赤白機体マルドゥ機体赤黒アグロ白青フラッシュなど、環境ビートダウンデッキのほとんどで4枚積みが当然となり、グランプリクアラルンプール16では往時の精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorを彷彿とさせる「グランプリのトップ8で32枚」を達成した。

強力な除去が飛び交うモダンにおいてもデルバー系のデッキやジャンドアブザンアグロなどで採用される構築が目立ってきている。前者は変身できなかった秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets若き紅蓮術士/Young Pyromancerを戦力として前線に送り出すことができ、後者2種の場合は残忍な剥ぎ取り/Grim Flayer昂揚達成を促進できるなど、相応のメリットやシナジーを形成できることが主な採用理由となっている。

2017年1月20日より、スタンダードで禁止カードに指定される[2]構築で強力なカードとしてデザインした開発側の予想をさらに上回って使用されており、環境の多様性を損なっていると判断されたため[3][4]。スタンダードで発売から僅か4ヶ月での禁止カード化は、頭蓋骨絞め/Skullclamp以来12年半ぶりとなる。

脚注

  1. StarCityGames.com Indianapolis Open Weekend カバレージページ
  2. January 9, 2017 Banned and Restricted Announcement/2017年1月9日 禁止制限告知
  3. Kaladesh Mailbag/『カラデシュ』 一問一答(Latest Developments 2016年12月16日 Sam Stoddard著)
  4. Kaladesh Standard Retrospective/『カラデシュ』スタンダード総括(Latest Developments 2016年12月16日 Sam Stoddard著)

参考

QR Code.gif