神殿
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神殿(Temple)は、テーロス・ブロックで登場した2色地形のサイクル。占術土地(Scry land)とも呼ばれる。
必ずタップ状態で戦場に出るが、その際に占術1を行うことができる。
土地を並べるついでにライブラリー操作を行えるのは地味ながら優秀。とはいえ、タップインのデメリットも無視できるものではない。どちらかと言えばコントロール向けだが、スタンダードでは貴重な2色地形ということもあり、ビートダウン系のデッキでもよく使われている。
友好色・対抗色それぞれ5種類ずつの10枚サイクルであるが、登場順序は若干不均衡になっている。これは直前のラヴニカへの回帰ブロックでは半数のショックランド(ギルド門侵犯の5つ)が遅れて登場したことを踏まえ、その色の組み合わせをテーロスで先に登場させたためである(下記リンク参照)。神々の軍勢では未登場の友好色3種類、ニクスへの旅では未登場の対抗色2種類が収録。
- タップインデュアルランドの上位互換の一つ。また白マナを生み出せるものは新ベナリア/New Benaliaの上位互換でもある。
- 神殿とは、神を祀るための建造物のこと。古代ギリシャではパルテノン神殿など、ギリシャ神話の神を祀る神殿が数多く建てられた。
- それぞれの神殿にはテーロス/Therosの2色の組み合わせに対応する10柱の神(小神)が祀られている。
- 同じく、神を祀る建造物を示したサイクルには祭殿がある。そちらは神河/Kamigawaの明神/Myojinを祀ったもので、伝説のエンチャント。
該当カード
- 奔放の神殿/Temple of Abandon (赤緑)
- 欺瞞の神殿/Temple of Deceit (青黒)
- 神秘の神殿/Temple of Mystery (緑青)
- 静寂の神殿/Temple of Silence (白黒)
- 凱旋の神殿/Temple of Triumph (赤白)
参考
- How Theros Got Its Scry On/『テーロス』に占術が組み込まれるまで――その理由と過程(Daily MTG、Latest Developments、文:Sam Stoddard、訳:Takuya Masuyama)
- 多色地形
- カードの俗称