霊異種/Aetherling
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AEtherling / 霊異種 (4)(青)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
(青):霊異種を追放する。次の終了ステップの開始時に、これをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
(青):このターン、霊異種はブロックされない。
(1):霊異種はターン終了時まで+1/-1の修整を受ける。
(1):霊異種はターン終了時まで-1/+1の修整を受ける。
変異種/Morphlingのリメイク第3弾。多彩な起動型能力により、打点・回避能力・除去耐性を高いレベルで兼ね備えた非常に強力なクリーチャー。
マナは食うものの、攻撃時にはブロックされないパワー8になり、防御時には理論上無限大のタフネスとなれる。また、自身を一時的に追放する、いわゆるブリンク能力が多芸であり、除去などの回避に使うだけでなく、自身をアンタップする能力代わりに利用して警戒持ちのように振る舞うことも可能。
総じて隙のない、非の打ち所のないカードのようだが、盤面制圧力は決して高いわけではない。マナ・コストからして6マナと重く挙動が遅い点は否めず、また本家と違って飛行を得ることができないためブロッカーとしては隙が残る。押されている状況でこれを出しても手遅れ、ということは十分考えられる以上、構築で青系コントロールのフィニッシャーを務められるかは、環境のビートダウン側の強さによるだろう。
リミテッドでは強力無比。ピックできたら最大限活躍させられるようにマナ基盤を整えたい。ただし債務者の演壇/Debtor's Pulpitなどのタッパーに押さえ込まれてしまうことは覚えておく必要がある。
- ブリンク能力は、敵の除去回避だけでなく、味方の全体除去の巻き添えを避けるためにも使える。その点、虹のイフリート/Rainbow Efreetとも類似性が見られる。
- 変異種のバリエーションはいずれも5つの起動型能力を持っていたが、これは4つしか持たない。Mark Rosewaterは自身のコラムで「5つ目の能力を持たせようとしたものの、適切な能力が設定できなかった」と述べている(参考)。ブリンク能力が複数の用途を兼ねているのと、ルール文章を圧迫しているのが主な原因とのこと。
参考
- Breaking Mirrors(DailyMTG.com、Latest Developments、文:Sam Stoddard)
- 一時的に追放するカード
- カード個別評価:ドラゴンの迷路 - レア