ミミックの大桶/Mimic Vat
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(→ルール) |
|||
8行: | 8行: | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
− | *トークンでないクリーチャーが墓地に置かれたならば、それが他の[[プレイヤー]]の墓地であっても[[能力]]が[[誘発]] | + | *トークンでないクリーチャーが墓地に置かれたならば、それが他の[[プレイヤー]]の墓地であっても[[能力]]が[[誘発]]するし、墓地に置かれたのが自分が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していないクリーチャーでも誘発する。 |
+ | **複数のプレイヤーがミミックの大桶をそれぞれコントロールしている場合、いずれかのクリーチャーが墓地に置かれるたび、全てのミミックの大桶の能力が一斉に誘発する。そうなった場合、非[[アクティブ・プレイヤー]](3人以上いる場合はターン順で一番最後のプレイヤー)の能力が一番最後に[[スタック]]に置かれるため、そのプレイヤーが最初に追放する機会を得る。 | ||
*複数のクリーチャーが同時に墓地に置かれた時も、1体につき1回ずつ、[[追放]]して刻印する機会が生まれる。 | *複数のクリーチャーが同時に墓地に置かれた時も、1体につき1回ずつ、[[追放]]して刻印する機会が生まれる。 | ||
*[[カード]]を追放しないことを選んでもよく、また能力の[[解決]]前にそのカードが墓地を離れてしまった場合はこの能力で追放することはできない。いずれにせよ、能力で新たなカードを追放しなかったのならば、既にミミックの大桶によって追放されたカードは追放されたままである。 | *[[カード]]を追放しないことを選んでもよく、また能力の[[解決]]前にそのカードが墓地を離れてしまった場合はこの能力で追放することはできない。いずれにせよ、能力で新たなカードを追放しなかったのならば、既にミミックの大桶によって追放されたカードは追放されたままである。 | ||
*クリーチャーでないカードが追放されることも起こり得る。例えば[[きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol]]がその能力で[[クリーチャー化]]している状態で墓地に置かれた場合、それを追放することができるし、そのトークンも問題なく出る。 | *クリーチャーでないカードが追放されることも起こり得る。例えば[[きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol]]がその能力で[[クリーチャー化]]している状態で墓地に置かれた場合、それを追放することができるし、そのトークンも問題なく出る。 | ||
+ | **当然、コピー・トークンを出した場合、それはクリーチャーでない状態で戦場に出る。追放されたカードは既にクリーチャーではないし、そもそも「クリーチャー化している」事は[[コピー可能な値]]ではない。 | ||
*[[起動型能力]]でコピーされるカードは、能力の解決時にミミックの大桶によって追放されているカードを参照する。[[起動]]後に追放されるカードが変わっていたならば、その変わった後のカードを参照する。 | *[[起動型能力]]でコピーされるカードは、能力の解決時にミミックの大桶によって追放されているカードを参照する。[[起動]]後に追放されるカードが変わっていたならば、その変わった後のカードを参照する。 | ||
*[[変幻のハイドラ/Protean Hydra]]のような[[マナ・コスト]]に[[X]]を含むカードをコピーする場合、Xは0として扱う。 | *[[変幻のハイドラ/Protean Hydra]]のような[[マナ・コスト]]に[[X]]を含むカードをコピーする場合、Xは0として扱う。 | ||
− | *トークンを追放する[[遅延誘発型能力]] | + | *トークンを追放する[[遅延誘発型能力]]は、「次の」終了ステップ開始時にのみ誘発する。従ってそれを[[もみ消し/Stifle]]で[[打ち消す]]などした場合、遅延誘発型能力はもはや誘発する事は無く、そのトークンは戦場に残り続ける。[[速攻]]も持ったままである。 |
− | + | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ミラディンの傷跡]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ミラディンの傷跡]] - [[レア]] |
2010年10月9日 (土) 09:44時点における版
Mimic Vat / ミミックの大桶 (3)
アーティファクト
アーティファクト
刻印 ― トークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、あなたはそのカードを追放してもよい。そうした場合、ミミックの大桶により追放された他の各カードをオーナーの墓地に戻す。
(3),(T):ミミックの大桶によって追放されているカード1枚のコピーであるトークンを1体生成する。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時にそれを追放する。
戦場から墓地に置かれたクリーチャーを刻印し、そのコピー・トークンを生み出すアーティファクト。
戦闘や除去で倒されてしまった自分のクリーチャーを再利用してもよし、対戦相手の強力クリーチャーを除去して奪い取るもよし。後からより強力なクリーチャーが墓地に置かれたらそちらに切り替えることもできるので、良さそうなクリーチャーが墓地に置かれたらどんどん刻印してしまってよい。相手の復讐蔦/Vengevineを一時的に封印するような使い方もできる。
同エキスパンションには、皮裂き/Skinrender、模造品のようにCIP能力や生け贄に捧げて起動する能力を持ったクリーチャーが多く、リミテッドでもそれらのクリーチャーを使い回すプチコンボでゲームを決めてしまうことが多い。構築ならばもちろん選択肢はさらに広げられるので、より強力なコンボを狙える。特に想起との相性は抜群である。
ルール
- トークンでないクリーチャーが墓地に置かれたならば、それが他のプレイヤーの墓地であっても能力が誘発するし、墓地に置かれたのが自分がコントロールしていないクリーチャーでも誘発する。
- 複数のプレイヤーがミミックの大桶をそれぞれコントロールしている場合、いずれかのクリーチャーが墓地に置かれるたび、全てのミミックの大桶の能力が一斉に誘発する。そうなった場合、非アクティブ・プレイヤー(3人以上いる場合はターン順で一番最後のプレイヤー)の能力が一番最後にスタックに置かれるため、そのプレイヤーが最初に追放する機会を得る。
- 複数のクリーチャーが同時に墓地に置かれた時も、1体につき1回ずつ、追放して刻印する機会が生まれる。
- カードを追放しないことを選んでもよく、また能力の解決前にそのカードが墓地を離れてしまった場合はこの能力で追放することはできない。いずれにせよ、能力で新たなカードを追放しなかったのならば、既にミミックの大桶によって追放されたカードは追放されたままである。
- クリーチャーでないカードが追放されることも起こり得る。例えばきらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idolがその能力でクリーチャー化している状態で墓地に置かれた場合、それを追放することができるし、そのトークンも問題なく出る。
- 当然、コピー・トークンを出した場合、それはクリーチャーでない状態で戦場に出る。追放されたカードは既にクリーチャーではないし、そもそも「クリーチャー化している」事はコピー可能な値ではない。
- 起動型能力でコピーされるカードは、能力の解決時にミミックの大桶によって追放されているカードを参照する。起動後に追放されるカードが変わっていたならば、その変わった後のカードを参照する。
- 変幻のハイドラ/Protean Hydraのようなマナ・コストにXを含むカードをコピーする場合、Xは0として扱う。
- トークンを追放する遅延誘発型能力は、「次の」終了ステップ開始時にのみ誘発する。従ってそれをもみ消し/Stifleで打ち消すなどした場合、遅延誘発型能力はもはや誘発する事は無く、そのトークンは戦場に残り続ける。速攻も持ったままである。