真夜中の時計/Midnight Clock

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各[[アップキープ]]ごとに[[カウンター (目印)|時刻カウンター]]が置かれるので、2人対戦なら各6[[ターン]]で達成される計算。[[マナ]]をつぎ込むことである程度加速することもできる。
 
各[[アップキープ]]ごとに[[カウンター (目印)|時刻カウンター]]が置かれるので、2人対戦なら各6[[ターン]]で達成される計算。[[マナ]]をつぎ込むことである程度加速することもできる。
  
[[誘発]]さえすれば[[勝利]]に限りなく近い[[アドバンテージ]]を得ることは間違いないが、それでもそのタイムラグは軽視できない。[[単色]]限定[[マナリス/Manalith]]としても機能するので出した時点から最低限の働きはしてくれるとはいえ、息切れ防止として考えなしに採用できるほど扱いやすい[[カード]]とは言えないだろう。
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Timetwister系統のカードの常である「相手の[[手札]]や[[ライブラリー]]を補充してしまう」「手札を引き直してから活用するまでにラグが生じやすい」という弱点が解消されており、[[誘発]]さえすれば[[勝利]]に限りなく近い[[アドバンテージ]]を得ることは間違いない。[[テンポ・アドバンテージ]]を重視する青系の[[コントロールデッキ]]にとっては[[単色]]限定[[マナリス/Manalith]]として[[マナ加速]]に寄与する点も嬉しい。それでも[[アドバンテージ]]回復までのタイムラグは軽視できず、息切れ防止として考えなしに採用できるほど扱いやすい[[カード]]とは言えないだろう。
  
居着かれると台無しになってしまう[[覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils]]や、進んだ時間を手軽に巻き戻されてしまう[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]が登場時の[[スタンダード]]を含む各[[環境]]に蔓延っているのは向かい風。当然[[コントロールデッキ]]での採用となるはずなので、出されないように対応することが求められる。
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登場時の[[スタンダード]]を含む各[[環境]]では、居着かれると台無しになってしまう[[覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils]]や、進んだ時間を手軽に巻き戻されてしまう[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]が蔓延っているのが向かい風。当然コントロールデッキでの採用となるはずなので、出されないように対応することが求められる。
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[[ローテーション]][[灯争大戦]][[落ちる|落ちた]]あとのスタンダードでは事実上の勝利手段としてコントロールデッキに採用されることもあった。コントロールが特段有利な環境というわけでもなかったため際立った存在感こそ発揮しなかったが、互いに息切れしたゲーム終盤に一方的にアドバンテージ回復を行える点はやはり強力。
  
 
[[ライブラリー]]を補修できるため、このカードを使う[[デッキ]]では必然的に[[ライブラリーアウト]]狙いも視野に入るだろう。さすがに自身は追放されるが、登場時のスタンダードにも同居する[[大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator]]を扱うデッキなら延々と使い回すことも可能であり、あるいは[[サイドボード]]に入れておいて[[対戦相手]]のライブラリーアウト戦術に対する[[ウィッシュボード]]としての運用も(時刻カウンターを置くのが間に合う状況なら)成立する。
 
[[ライブラリー]]を補修できるため、このカードを使う[[デッキ]]では必然的に[[ライブラリーアウト]]狙いも視野に入るだろう。さすがに自身は追放されるが、登場時のスタンダードにも同居する[[大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator]]を扱うデッキなら延々と使い回すことも可能であり、あるいは[[サイドボード]]に入れておいて[[対戦相手]]のライブラリーアウト戦術に対する[[ウィッシュボード]]としての運用も(時刻カウンターを置くのが間に合う状況なら)成立する。

2025年1月25日 (土) 21:37時点における最新版


Midnight Clock / 真夜中の時計 (2)(青)
アーティファクト

(T):(青)を加える。
(2)(青):真夜中の時計の上に時刻(hour)カウンターを1個置く。
各アップキープの開始時に、真夜中の時計の上に時刻カウンターを1個置く。
真夜中の時計の上に12個目の時刻カウンターが置かれたとき、あなたの手札と墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。真夜中の時計を追放する。


午前零時を告げるとあなただけTimetwisterする有色アーティファクト

アップキープごとに時刻カウンターが置かれるので、2人対戦なら各6ターンで達成される計算。マナをつぎ込むことである程度加速することもできる。

Timetwister系統のカードの常である「相手の手札ライブラリーを補充してしまう」「手札を引き直してから活用するまでにラグが生じやすい」という弱点が解消されており、誘発さえすれば勝利に限りなく近いアドバンテージを得ることは間違いない。テンポ・アドバンテージを重視する青系のコントロールデッキにとっては単色限定マナリス/Manalithとしてマナ加速に寄与する点も嬉しい。それでもアドバンテージ回復までのタイムラグは軽視できず、息切れ防止として考えなしに採用できるほど扱いやすいカードとは言えないだろう。

登場時のスタンダードを含む各環境では、居着かれると台無しになってしまう覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsや、進んだ時間を手軽に巻き戻されてしまう時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerが蔓延っているのが向かい風。当然コントロールデッキでの採用となるはずなので、出されないように対応することが求められる。

ローテーション灯争大戦落ちたあとのスタンダードでは事実上の勝利手段としてコントロールデッキに採用されることもあった。コントロールが特段有利な環境というわけでもなかったため際立った存在感こそ発揮しなかったが、互いに息切れしたゲーム終盤に一方的にアドバンテージ回復を行える点はやはり強力。

ライブラリーを補修できるため、このカードを使うデッキでは必然的にライブラリーアウト狙いも視野に入るだろう。さすがに自身は追放されるが、登場時のスタンダードにも同居する大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creatorを扱うデッキなら延々と使い回すことも可能であり、あるいはサイドボードに入れておいて対戦相手のライブラリーアウト戦術に対するウィッシュボードとしての運用も(時刻カウンターを置くのが間に合う状況なら)成立する。

リミテッドでは十分なターン数を確保しやすく、手札補充が強力。エルドレインの王権では青黒ライブラリー破壊戦略に対するメタになることも少なからぬ利点。

  • 最後の効果が誘発してから解決されるまでに生け贄に捧げるなどして戦場を離れてしまえば追放を回避できる。テフェリーの時間改変/Teferi's Time Twist等の一時的追放を用いれば、カウンターはリセットされるが戦場に残せる。
  • 最後の誘発型能力もみ消し/Stifleなどで打ち消された場合、何らかの方法でいったん時刻カウンターを減らさない限り再び誘発することはない。なお、その後のアップキープで13個目以降も時刻カウンターが置かれていくため、カウンターを減らす手段があるなら特に注意して記録しておくこと。
  • 使用するカウンターは(time)カウンターではなく時(hour)カウンターである。瞬間の塵/Dust of Moments等との相互作用はないので注意。
  • モチーフは、童話『シンデレラ』における「午前零時を告げる鐘」だろう。城の舞踏会に参加したシンデレラは、魔法が解ける午前零時の鐘を聞き慌てて城を去るが、その際に靴(ペロー版ではガラスの靴)を落としてしまう。

[編集] 関連カード

[編集] 参考

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