甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis
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2020年11月20日 (金) 22:22時点における版
伝説のクリーチャー — アバター(Avatar)
あなたは、この呪文を唱えるためにマナを支払うことはできない。
召集、探査(この呪文を唱える段階で、あなたがタップした各クリーチャーは、それぞれ(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。あなたがあなたの墓地から追放した各カードは、それぞれ(1)を支払う。)
あなたはあなたの墓地から甦る死滅都市、ホガークを唱えてもよい。
トランプル
黒緑混成の伝説のアバター。8/8トランプルの基本性能に加えて墓地からも唱えられる能力を持つが、唱えるためのコストを支払うのにマナを使うことができず、すべて召集と探査で支払わなければならない。
早期展開を助ける能力を2つも持っていながらも制限能力により事前準備は必須という使い手に工夫が求められる性能だが、墓地肥やしとクリーチャー展開を両立できるデッキであれば運用は難しくなく、縫い師への供給者/Stitcher's Supplierなどを駆使して2ターン目に唱えることも可能。
モダンではブリッジ・ヴァインを大幅に強化し、同デッキはホガーク・ヴァイン、あるいは単にホガークとも呼ばれるようになった。黄泉からの橋/Bridge from Below、恐血鬼/Bloodghast、復讐蔦/Vengevineなどを利用して高速で唱えられるだけでなく、ホガーク自身がクリーチャー呪文であるため、墓地に落ちた復讐蔦の復活材料にもなるという相性の良さを誇る。最盛期には狂気の祭壇/Altar of Dementiaと組み合わせて対戦相手のライブラリーアウトを狙うことさえあった。黄泉からの橋が禁止されてもその勢いは止まらず、かつての「ネクロの夏」になぞらえて「ホガークの夏」と呼ばれる一時代を築いた[1][2]。
レガシーではモダン同様のホガーク・ヴァインが存在するほか、これを組み込んだヘックスメイジ・デプスの亜種、ホガーク・デプスが登場した。土地サーチ手段であるエルフの開墾者/Elvish Reclaimerやサテュロスの道探し/Satyr Wayfinderが召集のタネを兼ねられるのがポイント。
2019年8月30日(Magic Onlineでは8月26日)より、モダンで禁止カードに指定される[3]。ホガーク・ヴァインが高い勝率とメタゲームへの悪影響を示し、なおかつこのカード自体が問題の核心であることが明確であったためである。モダンのためのセットで登場したにも関わらず、登場からわずか2ヶ月半での禁止となった。
ルール
- 統率者税などの追加コストや、代替コストによってマナの支払いを求められる場合でも、マナを支払うことはできず召集や探査などで支払いに当てなければならない。
- マナ漏出/Mana Leakやペンドレルの変転/Pendrell Fluxなどのカードによるマナの支払いはホガークを唱えるためのコストではないので、ホガークの能力による制限を受けない。
関連カード
サイクル
- 不確定な船乗り/Unsettled Mariner(白青)
- ケイヤの手管/Kaya's Guile(白黒)
- 堕ちた忍び/Fallen Shinobi(青黒)
- 集合妖術/Collected Conjuring(青赤)
- 稲妻の骨精霊/Lightning Skelemental(黒赤)
- 甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis(黒緑)
- 過去の刈り取り/Reap the Past(赤緑)
- 斬雲スリヴァー/Cloudshredder Sliver(赤白)
- エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call(緑白)
- 氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl(緑青)
脚注
- ↑ Modern Developments During the Summer of Hogaak(Channel Fireball Tobi Henke著)
- ↑ USA Modern Express vol.31 -ホガークの夏、到来-(HARERUYA 広木健太著)
- ↑ August 26, 2019 Banned and Restricted Announcement/2019年8月26日 禁止制限告知