余剰のダメージ

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
9行: 9行:
  
 
*余剰ダメージを計算する時点で、[[軽減効果]]や[[置換効果]]は考慮されない。
 
*余剰ダメージを計算する時点で、[[軽減効果]]や[[置換効果]]は考慮されない。
**例:あなたが[[敬慕される炎魔道士、ヤヤ/Jaya, Venerated Firemage]]をコントロールしておりタフネスが2のクリーチャーに[[炎の氾濫/Flame Spill]]を唱えた場合、ヤヤによるダメージ増加は割り振りの考慮に入らないので、クリーチャー/プレイヤーへのダメージの割り振りは2:2であり、それがヤヤの効果によって3:3になる。
+
**例:あなたが[[敬慕される炎魔道士、ヤヤ/Jaya, Venerated Firemage]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しておりタフネスが2のクリーチャーに[[炎の氾濫/Flame Spill]]を[[唱える|唱えた]]場合、ヤヤによるダメージ増加は割り振りの考慮に入らないので、クリーチャー/プレイヤーへのダメージの割り振りは2:2であり、それがヤヤの効果によって3:3になる。
 
*[[力の具現、ジローサ/Zilortha, Strength Incarnate]]の影響下では、[[致死ダメージ]]かの判定にもそのクリーチャーの[[パワー]]が使われる。パワーが0以下のクリーチャーへの致死ダメージは1点になる({{CR|704.5g}})。
 
*[[力の具現、ジローサ/Zilortha, Strength Incarnate]]の影響下では、[[致死ダメージ]]かの判定にもそのクリーチャーの[[パワー]]が使われる。パワーが0以下のクリーチャーへの致死ダメージは1点になる({{CR|704.5g}})。
  
15行: 15行:
 
*余剰ダメージをプレイヤーに与える場合、考え方としては[[戦闘ダメージ]]に関する[[トランプル]]の処理に近い。
 
*余剰ダメージをプレイヤーに与える場合、考え方としては[[戦闘ダメージ]]に関する[[トランプル]]の処理に近い。
 
**トランプルと違って割り振りは自動であり、すべてのダメージをクリーチャーに割り振ることはできない。
 
**トランプルと違って割り振りは自動であり、すべてのダメージをクリーチャーに割り振ることはできない。
*[[呪文]]にトランプルを持たせるという[[銀枠]]アイデア([[飛び切りの殺人光線/Super-Duper Death Ray]])を、通常の[[マジック]]の[[ルール]]で処理したものと言える。  
+
*[[呪文]]にトランプルを持たせるという[[銀枠]]アイデア([[飛び切りの殺人光線/Super-Duper Death Ray]])を、通常の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[ルール]]で処理したものと言える。  
 
**このアイデアは[[液状の火/Liquid Fire]]をはじめとして昔から何回も検討されていたが、[[Mark Rosewater]]はついに諦めて銀枠で実装した。だが[[David Humpherys]]によって[[黒枠]]で同様の機能を実現する方法が見つかり、[[イコリア:巨獣の棲処]]で正式なルールとなった。<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033957/ 『イコリア』の目 その1](Making Magic 2020年4月20日)</ref>
 
**このアイデアは[[液状の火/Liquid Fire]]をはじめとして昔から何回も検討されていたが、[[Mark Rosewater]]はついに諦めて銀枠で実装した。だが[[David Humpherys]]によって[[黒枠]]で同様の機能を実現する方法が見つかり、[[イコリア:巨獣の棲処]]で正式なルールとなった。<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033957/ 『イコリア』の目 その1](Making Magic 2020年4月20日)</ref>
  

2020年4月23日 (木) 23:26時点における版

余剰ダメージ/Excess Damageとは、クリーチャーダメージ与える場合の、そのクリーチャーのタフネスを超えるダメージのことである。


Flame Spill / 炎の氾濫 (2)(赤)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。炎の氾濫はそれに4点のダメージを与える。余剰のダメージは、代わりにそのクリーチャーのコントローラーに与える。


目次

ルール

余剰ダメージを計算するにあたり、そのクリーチャーのタフネスに加えてその時点でクリーチャーが負っているダメージ、そのクリーチャーに同時に与えられるダメージも考慮する。また、ダメージの発生源接死を持っている場合、1点を超えるダメージは全て余剰ダメージとなる。

効果の中には、余剰ダメージをそのクリーチャー以外のオブジェクトプレイヤーに与えるよう指示するものがある。その場合、余剰ダメージはそのクリーチャーではなくそれらに与えられる。

その他

参考

  1. 『イコリア』の目 その1(Making Magic 2020年4月20日)

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif