極楽鳥/Birds of Paradise
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==その他== | ==その他== |
2018年4月22日 (日) 09:08時点における版
マジック初の緑のマナ・クリーチャーの1つ。ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesと並んで、マナ・クリーチャーの象徴的なカードとなっている。
1マナで唱えることができ、好きな色のマナ1点を生み出すことができるため、序盤のマナ加速や緑を中心とする多色デッキのマナ基盤を安定させる上で欠かせない存在となっている。
パワーが0であるため戦闘には向かないが、飛行を持っているためブランチウッドの鎧/Blanchwood Armorなどの強化手段を用いて攻撃に使うこともできるほか、巨大化/Giant Growthなどのコンバット・トリックを利用したり、忍術の種としても適している。緑は飛行が苦手な色であるため、「1マナでペナルティのない飛行クリーチャー」というだけでも貴重な存在である。
収録状況
リミテッド・エディションに収録されて以来、基本セット2012までのほとんどの基本セットに収録され続けたが、第9版では再録を逃している。これは当時のウィザーズ社に「基本セットに極楽鳥とラノワールのエルフの両方を収録すべきでない」という見解があったためであり、第8版では逆にラノワールのエルフが再録されていなかった。しかし、続く第10版には元通り両方が収録されている。
第9版当時も、両者が同じ環境にあること自体は問題視されておらず、第9版直後のラヴニカ:ギルドの都には収録された(むしろこの再録を前提とした除外であったとも考えられる)。また、このとき初めてフレイバー・テキストが与えられた。
その後基本セット2013で再び再録を逃す。今度はその直後のラヴニカへの回帰にも収録されなかったため、およそ7年ぶりのスタンダード落ち(第9版当時はローテーションのタイミングが現在と異なるため、第9版からラヴニカまでのわずかな間はスタンダード落ちしていた)となった。その後開発部の方針として、「2ターン目の3マナ捻出」の動きがデッキの構築の固定化と他の色とのマナカーブのバランス調整に影響を及ぼし、また極楽鳥の場合は多色デッキで多色カードがプレイできるかに絡みより深刻だったとして、2ターン目に3マナを出せるマナ・クリーチャーの存在そのものがスタンダードから退場している[1][2]。
その他
- リミテッド・エディションから第6版まで使われていたイラストは、もともとTropical Islandのために描かれたものであったが、島よりも鳥の方が目立っていたため土地のイラストとしては没となった。極楽鳥はこのイラストの印象に合わせてデザインされたものである。
- 英名"Bird of Paradise"から、通称はバッパラ、バーパラなど。また、第5版までは「マナ・バードの召喚」であったため、昔からのプレイヤーは「マナバード」とも。
- その便利さ・強さに加え昔からずっとレアカードの枠に存在し続けることから、トレードにおいて高価なカードの代名詞的存在でもあった。シャークトレードのジョークにおいて、よく甲鱗のワーム/Scaled Wurmの相方(トレード対象)として登場している。
- スクウェア・エニックスのアーケードゲーム『ロードオブヴァーミリオンII』のコラボレーションの一環として、このカードが使い魔カードとしてゲスト参戦した。特殊技名は虹色の護法印(プリスマティック・ウォード)。
- カード裏のデータによると、ラヴニカ:ギルドの都版イラストの極楽鳥は、全長3.2メートル、体重160キロにも達する巨大な鳥であるようだ。
参考
- Card of the Day 03/29/2002(邦訳)
- Birds of Paradise Avatar (Magic Online Vanguard)
- マナ・クリーチャー
- ボルトベイト
- カード個別評価:ラヴニカ:ギルドの都 - レア
- カード個別評価:基本セット2012 - レア
- カード個別評価:基本セット2011 - レア
- カード個別評価:基本セット2010 - レア
- カード個別評価:第10版 - レア
- カード個別評価:第8版 - レア
- カード個別評価:第7版 - レア
- カード個別評価:第6版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド・エディション - レア
- カード個別評価:アンリミテッド・エディション - レア
- カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪 - レア