神聖な協力/Blessed Alliance
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2017年11月17日 (金) 11:14時点における版
インスタント
増呪(2)(2つ目以降に選ぶモード1つにつき、このコストを1回支払う。)
以下から1つ以上を選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは4点のライフを得る。
・クリーチャー最大2体を対象とし、それらをアンタップする。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは攻撃クリーチャー1体を生け贄に捧げる。
赤の粗暴な協力/Savage Allianceと対をなす、白のアンコモンの増呪持ち呪文。モードは、ライフゲイン、クリーチャーの複数アンタップ、攻撃クリーチャーへの布告系除去。
ライフゲインは上陸のない疲弊の休息/Rest for the Weary。鎮痛剤/Soothing Balm以上に効率が悪く、カード一枚の回復量としては正直物足りないが、ダメージレースを競う状況や火力呪文からの安全圏脱出など、有ると無いとでは安心感が異なる。とくにこれは他のモードと同時選択できることで、より延命に繋げやすくなっている。
アンタップはP/T修整の無い希望と栄光/Hope and Glory。奇襲的にブロッカーを増やして計算を狂わせるほか、タップ能力起動の水増しにも使える。3番目のモードとうまく組み合わせれば、相手の戦場を大きく掻き乱すことも可能となる。
布告除去は対象の狭まった天界のほとばしり/Celestial Flare。タイミングは縛られるが、盤面の脅威に対し直接的に干渉できるのはありがたい。カード・アドバンテージおよび他モードとの連携において、このカードの中核となる効果。
白らしい防御的な効果の詰まった、地味ながら様々な局面で役立つ腐りにくい1枚である。なかでもこちらの盤面を問わないライフゲインと布告除去のモードが扱いやすく、対アグロに適した性能。
スタンダードでは性能の似たオジュタイの命令/Ojutai's Commandと競合するが、素撃ちの軽さや色拘束の薄さから、ビートダウンやコントロールを問わず、白を含む幅広いデッキのサイドボードに搭載されている。続くカラデシュで2番目のモードと噛み合う搭乗能力が登場したことにより、機体デッキへのメイン投入といった使用法も考えられる。
モダンでもバーンや親和といった高速アグロがメタの一角を占める環境であるため、サイドボードへの採用例が増えつつある。
1番目の能力は、相手を対象にとることもでき、死の影/Death's Shadowを除去できる可能性があるということは覚えておきたい。
リミテッドでは軽量除去というだけで合格点。クリーチャーが横に並びやすい環境柄、2番目のモードも絡めて性能を十全に活かせる。白絡みのデッキなら入れておいて損はないだろう。