レジェンド (エキスパンション)

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2017年7月28日 (金) 03:11時点における版

レジェンド/Legends
シンボル ドーリア式円柱
略号 LE, LEG
発売日 1994年6月10日
セット枚数 全310種類

レジェンド/Legendsは、3番目のエキスパンション1994年6月10日に発売された。意味は「伝説」。英語版の他にイタリア語版がある。


目次

概要

当初、マジック初の「独立型」エキスパンションを目指して作られたセットである。枚数も基本セット並に多く、基本的なクリーチャー同型再版や従来のカードの修正版・違い版が多数収録された。

クリーチャー・タイプレジェンド(現在では伝説のクリーチャー)や多色カードが初めて登場した。このセットではレジェンド・クリーチャーはすべて多色カードであり、多色カードはすべてレジェンドである。これら伝説のクリーチャー55種は規則的な系図(Family Tree)を成している。まず友好色3色のエルダードラゴン5種のサイクルがあり、その下にその他の友好色3色のレア3種のサイクル5パターン、更に友好色2色のレア3種5パターン、同アンコモン4種5パターンと続いている。

その他にもランページ伝説の土地、エンチャント(ワールド)、毒カウンター関連のカード、マナ・コストに色マナ・シンボルを含まない有色のカード(コボルド)もはじめて収録される。

カードデザインに関与しない、既存のルールに対する追加ルールも2点あり、クリーチャーのパワータフネスに関する記述と、パーマネントコントローラーオーナーの違いについての詳細な明文化が追加された。後者は例えば支配魔法/Control Magicエンチャントされたクリーチャーは、ゲーム中・ゲーム終了後を問わず支配魔法のコントローラーの所有物となってしまうと認識される問題解決のために作られている。

有名なカードはMirror UniverseEurekaMana DrainMoatThe AbyssNether Void地獄界の夢/Underworld DreamsChains of Mephistophelesなど。

  • 基本セット以外では初めて1パック15枚のカードで構成されたエキスパンションで、トーナメントパック構築済みデッキのないパックのみ販売されていた(すべてのパックに16枚目としてルール解説のカードが入っている)。
  • アンコモンにはA・Bと2つのグループがあり、最初期ロットは1つのボックスにはどちらかのグループのカードしか収録されていないという、致命的な商品管理上のミスがあった。
  • 開発者のSteve ConardRobin Herbertダンジョンズ&ドラゴンズ(以下D&D)を70年代から愛好しており、このセットのデザインにはD&Dの影響が色濃く反映されている。中でも伝説のクリーチャーの多くは、彼らが数年にわたって展開してきたD&Dキャンペーンのキャラクターが原型になっている。
  • このセットには現実世界の伝説の人物に似たカード名をもつカードが含まれているが、公式記事A real legendによると、現実世界をモチーフとした伝説のクリーチャーはネブカドネザル/Nebuchadnezzarのみである。
  • 公式記事Movie Legendsによると、映画と同名のカードが30枚以上(ある映画マニアのマジックファンによる調査では45枚)も存在している。
  • 日本では一般的に「レジェンド」と表記されているが、英語の読みに近づけるためや、かつてクリーチャー・タイプであったレジェンドと区別する意味で「レジェンズ」と表記する人もいる。

レイアウトの変更点

カードレイアウトの変更が行われている。

  • イラストの権利表記に年号が付くようになった。

デザイン

デザイン・チーム Steve Conard (lead)
Robin Herbert
デベロップ・チーム Skaff Elias
Jim Lin
Chris Page
Dave Petty
アート・ディレクター Jesper Myrfors
Sandra Everingham

関連リンク

参考

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