一つの指輪/The One Ring

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「[[Wikipedia:ja:指輪物語|指輪物語]]」のキーアイテムである[[伝説のアーティファクト]]。[[破壊不能]]であり、[[唱える|唱えて]]いるならあなたも次の[[ターン]]まですべてに対する[[プロテクション]]を得る。[[タップ]]のみで[[ドロー]]でき、その使用回数に応じてドローも強力になっていく一方[[ライフ]]がすり減っていく。
 
「[[Wikipedia:ja:指輪物語|指輪物語]]」のキーアイテムである[[伝説のアーティファクト]]。[[破壊不能]]であり、[[唱える|唱えて]]いるならあなたも次の[[ターン]]まですべてに対する[[プロテクション]]を得る。[[タップ]]のみで[[ドロー]]でき、その使用回数に応じてドローも強力になっていく一方[[ライフ]]がすり減っていく。
  
一見するとライフを大量に削るハイリスク・ハイリターンな[[ドローソース]]に見えるが、実際はそれほどリスクは大きくない。まず唱えた場合の能力で[[ダメージ]]全[[軽減]]+[[被覆]](+α)状態になるため、[[対戦相手]]によるライフ減少を一時的ながら食い止めることができる。次に[[ライフロス]]のタイミングが次の[[アップキープ]]と遅いため、使い続ける限り減ったライフを大きく上回るカードをドローできる(例えば毎ターン使用した場合、ノーコスト1枚ドロー、1ライフ3枚ドロー、3ライフ6枚ドロー、6ライフ10枚ドロー……となっていく)。そしてドローは任意の[[起動型能力]]のため、ライフが危ない状況では引かないという選択肢を取れる。そしてこれが伝説であるため、二つめ以降の指輪を出せれば[[レジェンド・ルール]]で古い方を墓地に置き、[[カウンター (目印)|カウンター]]をリセットできる。
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一見するとライフを大量に削るハイリスク・ハイリターンな[[ドローソース]]に見えるが、実際はそれほどリスクは大きくない。まず唱えた場合の能力で[[ダメージ]]全[[軽減]]+[[被覆]](+α)状態になるため、[[対戦相手]]によるライフ減少を一時的ながら食い止めることができる。次に[[ライフロス]]のタイミングが次の[[アップキープ]]と遅いため、使い続ける限り減ったライフを大きく上回るカードをドローできる。例えば毎ターン使用したなら、累計のライフ喪失とドロー枚数はノーコスト1枚ドロー、1ライフ3枚ドロー、3ライフ6枚ドロー、6ライフ10枚ドロー……となっていく。そしてドローは任意の[[起動型能力]]のため、ライフが危ない状況では引かないという選択肢を取れる。そしてこれが伝説であるため、二つめ以降の指輪を出せれば[[レジェンド・ルール]]で古い方を墓地に置き、[[カウンター (目印)|カウンター]]をリセットできる。
  
 
以上のことにより、比較的クセが少なく、[[無色]]であることも含め幅広い[[デッキ]]で扱える[[アドバンテージ]]源となる。[[破壊不能]]により[[除去]]されにくく安定性がある点も嬉しい。ただしこれは自分から[[破壊]]して重荷から解放されることができないということにもなるので注意したい。1枚しか投入していないデッキにおいては、[[ライフゲイン]]や破壊以外の除去手段を用意しておくと万が一のための策となる。
 
以上のことにより、比較的クセが少なく、[[無色]]であることも含め幅広い[[デッキ]]で扱える[[アドバンテージ]]源となる。[[破壊不能]]により[[除去]]されにくく安定性がある点も嬉しい。ただしこれは自分から[[破壊]]して重荷から解放されることができないということにもなるので注意したい。1枚しか投入していないデッキにおいては、[[ライフゲイン]]や破壊以外の除去手段を用意しておくと万が一のための策となる。

2023年6月28日 (水) 21:41時点における版


The One Ring / 一つの指輪 (4)
伝説のアーティファクト

破壊不能
一つの指輪が戦場に出たとき、あなたがこれを唱えていた場合、次のあなたのターンまで、あなたはプロテクション(すべて)を得る。
あなたのアップキープの開始時に、一つの指輪の上にある重荷(burden)カウンター1個につき1点のライフを失う。
(T):一つの指輪の上に重荷カウンター1個を置く。その後、一つの指輪の上にある重荷カウンター1個につき1枚のカードを引く。


指輪物語」のキーアイテムである伝説のアーティファクト破壊不能であり、唱えているならあなたも次のターンまですべてに対するプロテクションを得る。タップのみでドローでき、その使用回数に応じてドローも強力になっていく一方ライフがすり減っていく。

一見するとライフを大量に削るハイリスク・ハイリターンなドローソースに見えるが、実際はそれほどリスクは大きくない。まず唱えた場合の能力でダメージ軽減+被覆(+α)状態になるため、対戦相手によるライフ減少を一時的ながら食い止めることができる。次にライフロスのタイミングが次のアップキープと遅いため、使い続ける限り減ったライフを大きく上回るカードをドローできる。例えば毎ターン使用したなら、累計のライフ喪失とドロー枚数はノーコスト1枚ドロー、1ライフ3枚ドロー、3ライフ6枚ドロー、6ライフ10枚ドロー……となっていく。そしてドローは任意の起動型能力のため、ライフが危ない状況では引かないという選択肢を取れる。そしてこれが伝説であるため、二つめ以降の指輪を出せればレジェンド・ルールで古い方を墓地に置き、カウンターをリセットできる。

以上のことにより、比較的クセが少なく、無色であることも含め幅広いデッキで扱えるアドバンテージ源となる。破壊不能により除去されにくく安定性がある点も嬉しい。ただしこれは自分から破壊して重荷から解放されることができないということにもなるので注意したい。1枚しか投入していないデッキにおいては、ライフゲインや破壊以外の除去手段を用意しておくと万が一のための策となる。

特にドローによってライフを操作する黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypseは、デメリット以上のライフゲインを得られるので非常に噛み合っている上に、相手の指輪対策にもなる。

シリアル番号付き『一つの指輪』

指輪物語:中つ国の伝承の英語版のコレクター・ブースターからは、世界で1枚しか印刷されない特殊仕様のカードが封入されている場合がある。通常版とは異なるイラストボーダーレスフォイル仕様であり、カードのテキストがテングワール/Tengwar文字でサウロンの暗黒語/the Black Speech of Sauronで書かれている。イラスト部分にはシリアルナンバー001/001が入っており、文章欄に書かれているのはルール文章ではなく指輪に刻まれた言葉である。コレクター番号は存在せず「1 of 1 Ring」とだけ書かれている。

発表直後から話題を呼び、発売直近では200万ユーロ(約3億円)での買取を発表するショップも現れるなどニュースとなっている[1]

ストーリー

一つの指輪/The One Ringは、中つ国/Middle-Earthの冥王サウロン/Sauronが鋳造した魔法の指輪。

サウロンはエルフ/Elf達と協力して魔法の指輪を幾つも鋳造し、指輪のうち3つはエルフ達に、7つはドワーフ/Dwarfに、9つは人間/Human達に分け与えた。しかし自身は滅びの山/Mount Doomで他の指輪すべてを支配する一つの指輪を鋳造し、中つ国を支配しようとした。人間とエルフの連合軍との戦いによってサウロンは倒れ、また指輪も紆余曲折の果てに失われたと考えられていた。

一つの指輪は使うものに力を与える。ホビット/Hobbit達が嵌めた場合は姿を消すことができ、感覚も鋭くなり長命になる程度だが、持つべきものが持てばすさまじい力を発揮する。しかし善なるものが善き目的のために指輪を使おうとしても、やがてその力に魅入られ堕落してしまうと考えられている。

指輪を破壊することは1つの方法以外では不可能であり、その唯一の方法は指輪が鋳造された滅びの山の火口へ投げ込むことだという。

見た目は何の装飾もない指輪だが、熱するとサウロンが刻んだ銘文が浮かび上がる。

一つの指輪は全てを統べ、
一つの指輪は全てを見つけ、
一つの指輪は全てを捕らえて、暗闇の中に繋ぎとめる。

脚注

  1. その額およそ3億円!『MTG』激レアカードを手に入れようと、世界中のカードショップが懸賞金をかけまくる(ニュースサイトINSIDE 2023年6月15日)

参考

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