パーティー
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5つの色に対応させるため、5つ目の職業として[[ドルイド]]を入れることも検討されたが、5種類にするとうまく機能せず、不採用となった。そのため、上記のように5つの色に4つの職業を振り分ける方法を取ることになった。 | 5つの色に対応させるため、5つ目の職業として[[ドルイド]]を入れることも検討されたが、5種類にするとうまく機能せず、不採用となった。そのため、上記のように5つの色に4つの職業を振り分ける方法を取ることになった。 | ||
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*D&Dの主要4クラスによるパーティーを編成する、というアイデアは、[[Heroes of the Realm]]の[[Dungeon Master]]で先行登場している。 | *D&Dの主要4クラスによるパーティーを編成する、というアイデアは、[[Heroes of the Realm]]の[[Dungeon Master]]で先行登場している。 | ||
+ | *ダンジョンズ&ドラゴンズとの[[コラボ]]商品である[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]]では派生メカニズムである'''メガパーティ'''/''Megaparty''が考案されていたが、没になった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/going-baldurs-gate-part-1-2022-05-23 Going Baldur's Gate, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036053/ バルダーズ・ゲートに行こう その1]([[Making Magic]] [[2022年]]5月23日 [[Mark Rosewater]]著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/going-baldurs-gate-part-2-2022-05-30 Going Baldur's Gate, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036085/ バルダーズ・ゲートに行こう その2](Making Magic 2022年5月30日 Mark Rosewater著)</ref>。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034297/ 『ゼンディカーの夜明け』のメカニズム](Feature [[2020年]]9月1日 [[Matt Tabak]]著) | *[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034297/ 『ゼンディカーの夜明け』のメカニズム](Feature [[2020年]]9月1日 [[Matt Tabak]]著) |
2022年6月8日 (水) 00:50時点における版
パーティー/Partyはゼンディカーの夜明けで登場したルール用語。
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
イオナの大司祭のパワーはあなたのパーティーを構成しているクリーチャーの総数に等しい。(あなたのパーティーは、ウィザード(Wizard)とクレリック(Cleric)とならず者(Rogue)と戦士(Warrior)それぞれ最大1体から構成される。)
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたのパーティーが全員そろっている場合、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受け飛行を得る。
ソーサリー
この呪文を唱えるためのコストは、あなたのパーティーを構成しているクリーチャー1体につき(1)少なくなる。(あなたのパーティーは、ウィザード(Wizard)とクレリック(Cleric)とならず者(Rogue)と戦士(Warrior)それぞれ最大1体から構成される。)
あなたのライブラリーからカード1枚を探し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。あなたのパーティーが全員そろっているなら、あなたはあなたの手札からマナ総量が4以下の呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
目次 |
定義
プレイヤーのパーティーを構成するクリーチャーの数に言及しているカードが存在する。プレイヤーのパーティーは、「ウィザード」「クレリック」「戦士」「ならず者」の4種類のクリーチャー・タイプ最大1体ずつからなる。
プレイヤーのパーティーを構成するクリーチャーの数が4である場合、「パーティーが全員そろっている/have a full party」と言う。
解説
異なる技能を持った者たちが力を合わせて冒険することを表したメカニズム。ゼンディカーの夜明けでは全色と無色(アーティファクト)に存在し、パーティーの構成に応じて唱えるコストが少なくなるもの、ダメージやP/Tの修整値に影響するもの、パーティーが全員そろっている場合に特定の効果が発生するものなどが存在する。
リミテッドで機能させるため、ゼンディカーの夜明けでは各職業での色ごとの開封比を第1色~第3色と存在しないの4つに分類し、緑のみすべての職業の第3色とすることで各職業をすべての色に均等に振り分けている。分布的に2色の組み合わせでは白青か黒赤の組み合わせが最もパーティーを構成しやすい。
クリーチャー・タイプ | 白 | 青 | 黒 | 赤 | 緑 |
---|---|---|---|---|---|
クレリック | 第1色 | 第3色 | 第2色 | - | 第3色 |
ならず者 | - | 第2色 | 第1色 | 第3色 | 第3色 |
戦士 | 第2色 | - | 第3色 | 第1色 | 第3色 |
ウィザード | 第3色 | 第1色 | - | 第2色 | 第3色 |
ルール
「あなたのパーティーを構成しているクリーチャーの総数」を決定するには、以下の4つの項目をチェックする。
- あなたはクレリックをコントロールしているか。
- あなたはならず者をコントロールしているか。
- あなたは戦士をコントロールしているか。
- あなたはウィザードをコントロールしているか。
これらのチェック項目のうち答えが「はい」であったものの総数が求める値になる。ただし、あなたがコントロールしている1体のクリーチャーは、それらのチェック項目のうち1つのみでしか考慮できない。
1体のクリーチャーがパーティーのクリーチャー・タイプを2つ以上持っていて、そのクリーチャーの扱いによってパーティーを構成するクリーチャーの総数が変わるなら、それらの総数のうち最大のものを採用する。たとえば、あなたがクレリック1体とクレリック・ウィザード1体をコントロールしているなら、あなたのパーティーを構成しているクリーチャーの総数は2体である。先にクレリック・ウィザードをクレリックとして扱うことで、総数を1体とみなすようなことはできない。
あなたのパーティーを構成しているクリーチャーの総数を参照する能力は0以上4以下の数値を得る。そのような能力はあなたのパーティーを構成しているクリーチャーがどれなのかを問うことはなく、あなたが特定のクリーチャーをあなたのパーティーを構成するものとして指定することもない。何体かのクリーチャーを数えないことにして、求める総数を減らすということはできない。
- 1体のクリーチャーが満たせるチェック項目は最大で1つまでである。タジュールの模範/Tajuru Paragonや血統詐称者/Bloodline Pretenderのように複数のチェック項目を満たせる場合でも、パーティー内のクリーチャー・タイプを兼任させることはできない。「パーティーが全員そろっている」を満たすには、最低4体のクリーチャーをコントロールしている必要がある。
- 複数のクリーチャー・タイプを持つクリーチャーをどのチェック項目に該当させるかによって「あなたのパーティーを構成しているクリーチャーの総数」が変化する場合、チェック項目を満たしている数が最大となるように割り振る。これは強制であり、意図的に減少させるように数えることはできない。
- あなたのパーティーを構成しているクリーチャーの総数に基づいて呪文のコストが少なくなる場合、あなたがその呪文を唱え始めてからあなたがそのコストを支払うまでの間には、どのプレイヤーもその値の変更を試みることはできない。
- クリーチャーの能力があなたのパーティーを構成しているクリーチャーの総数を参照する場合、その値は能力を解決する時点で決定する。能力を解決する時点でそのクリーチャーが戦場にある場合、適切ならそれ自身も数に入れる。
例
コントロールしているクリーチャー | パーティー総数 | 全員そろっている |
---|---|---|
クレリック ならず者 戦士 ウィザード |
4 | ○ |
クレリック クレリック ならず者 ならず者 戦士 ウィザード |
4 | ○ |
クレリック 戦士 ならず者 多相 |
4 | ○ |
クレリック・ウィザード クレリック・ウィザード ウィザード・ならず者 多相 |
4 | ○ |
多相 多相 多相 多相 |
4 | ○ |
クレリック・ウィザード ならず者 多相 |
3 | × |
クレリック・ウィザード ならず者・戦士 |
2 | × |
クレリック ウィザード クレリック・ウィザード |
2 | × |
クレリック・ならず者・戦士・ウィザード クレリック・ならず者・戦士・ウィザード |
2 | × |
クレリック・ならず者・戦士・ウィザード | 1 | × |
多相 | 1 | × |
その他
- 公式記事『ゼンディカーの夜明け』のメカニズムでは該当する4つのクリーチャー・タイプを「役職/role」と表記しているが、これは便宜的なものであり総合ルールには記されていない。
開発秘話
パーティーで参照される4つのクリーチャー・タイプは、ダンジョンズ&ドラゴンズに登場する、標準的な冒険者パーティーを構成するクラスであるファイター、ウィザード、クレリック、ローグに基づいている。ウィザード、クレリック、ローグ(ならず者)はクリーチャー・タイプとして存在するが、ファイターのみ存在しないため代わりに戦士(Warrior)が採用された。
5つの色に対応させるため、5つ目の職業としてドルイドを入れることも検討されたが、5種類にするとうまく機能せず、不採用となった。そのため、上記のように5つの色に4つの職業を振り分ける方法を取ることになった。
- D&Dの主要4クラスによるパーティーを編成する、というアイデアは、Heroes of the RealmのDungeon Masterで先行登場している。
- ダンジョンズ&ドラゴンズとのコラボ商品である統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いでは派生メカニズムであるメガパーティ/Megapartyが考案されていたが、没になった[1][2]。
脚注
- ↑ Going Baldur's Gate, Part 1/バルダーズ・ゲートに行こう その1(Making Magic 2022年5月23日 Mark Rosewater著)
- ↑ Going Baldur's Gate, Part 2/バルダーズ・ゲートに行こう その2(Making Magic 2022年5月30日 Mark Rosewater著)
参考
- 『ゼンディカーの夜明け』のメカニズム(Feature 2020年9月1日 Matt Tabak著)
- 『ゼンディカーの夜明け』の挑戦(Making Magic 2020年9月1日 Mark Rosewater著)
- 「パーティー」でテキスト検索
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 700 総則
- 700.8 プレイヤーのパーティーに言及しているカードが存在する。プレイヤーのパーティーは、そのプレイヤーがコントロールしているウィザード・クリーチャー最大1体と、そのプレイヤーがコントロールしているクレリック・クリーチャー最大1体と、そのプレイヤーがコントロールしている戦士・クリーチャー最大1体と、そのプレイヤーがコントロールしているならず者・クリーチャー最大1体からなる。
- 700.8a 呪文や能力や効果がプレイヤーのパーティーを構成するクリーチャーの数を決定する必要がある場合、自動的にゲームによって計算され、その結果は0から4までの数字になる。そのような効果の場合、プレイヤーが、自分がコントロールしているクリーチャーのうちどれがパーティーを構成するのかを決定することはない。
- 700.8b クリーチャー1体が、パーティーを構成するクリーチャー・タイプのうち複数を持っている場合、そのクリーチャーはそれらのクリーチャー・タイプのうち1つだけの分として計算される。その種のクリーチャーを計算する方法によってプレイヤーのパーティーを構成するクリーチャーの数が変わる場合、結果の数が最大になるように計算される。
- 700.8c プレイヤーのパーティーを構成するクリーチャーの数が4である場合、そのプレイヤーのパーティーが全員そろっていると言う。
- 700.8d カード《団結》は、各プレイヤーにそれぞれ自分がコントロールしているクリーチャーの中からパーティーを選ばせる。その場合、rule 700.8 に列記されている各クリーチャー・タイプにつきそれぞれ、各プレイヤーは自分がコントロールしていてそのタイプであるクリーチャー最大1体を選ぶ。
- 700.8 プレイヤーのパーティーに言及しているカードが存在する。プレイヤーのパーティーは、そのプレイヤーがコントロールしているウィザード・クリーチャー最大1体と、そのプレイヤーがコントロールしているクレリック・クリーチャー最大1体と、そのプレイヤーがコントロールしている戦士・クリーチャー最大1体と、そのプレイヤーがコントロールしているならず者・クリーチャー最大1体からなる。
- 700 総則