新ヒストリック
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(デッキ追加。霰炎の責め苦を経て、イベント2日目にはボーラスの城塞とオニキス教授がトップメタだったと思います。) |
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*コレクションに所持していないカードも使用することができる。 | *コレクションに所持していないカードも使用することができる。 | ||
*デッキのカード上限は通常のMTGアリーナ同様、250枚となっている。 | *デッキのカード上限は通常のMTGアリーナ同様、250枚となっている。 | ||
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*さすがにMTGアリーナに実装されていないカードは使用できない。また、[[グリセルブランド/Griselbrand]]や[[Ancestral Recall|祖先の回想/Ancestral Recall]]などカードデータは存在するが入手手段のないカードも同様である。 | *さすがにMTGアリーナに実装されていないカードは使用できない。また、[[グリセルブランド/Griselbrand]]や[[Ancestral Recall|祖先の回想/Ancestral Recall]]などカードデータは存在するが入手手段のないカードも同様である。 | ||
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言ってしまえばアリーナ版の[[タイプ0]]であるが、[[Rocket-Powered Turbo Slug]]や[[ドロスの大長/Chancellor of the Dross]]のような確定0~[[1ターンキル]]を引き起こすカードがないためまだ"比較的"マジックの形を保っている。とはいえ同名カードの5枚以上搭載や[[ヒストリック]]の[[禁止カード]]も許されるので、異様な外観のデッキが生み出される。以下はその例である。 | 言ってしまえばアリーナ版の[[タイプ0]]であるが、[[Rocket-Powered Turbo Slug]]や[[ドロスの大長/Chancellor of the Dross]]のような確定0~[[1ターンキル]]を引き起こすカードがないためまだ"比較的"マジックの形を保っている。とはいえ同名カードの5枚以上搭載や[[ヒストリック]]の[[禁止カード]]も許されるので、異様な外観のデッキが生み出される。以下はその例である。 | ||
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:*[[ミラーマッチ]]を想定し、[[軍団の最期/Legion's End]]や[[失われた遺産/Lost Legacy]]などが[[積む|積まれる]]こともある。 | :*[[ミラーマッチ]]を想定し、[[軍団の最期/Legion's End]]や[[失われた遺産/Lost Legacy]]などが[[積む|積まれる]]こともある。 | ||
:*このデッキや[[遺跡ガニ/Ruin Crab]]による[[青]]単ライブラリーアウトの存在により、新ヒストリックではデッキを上限値(250枚)にする戦略が肯定される。 | :*このデッキや[[遺跡ガニ/Ruin Crab]]による[[青]]単ライブラリーアウトの存在により、新ヒストリックではデッキを上限値(250枚)にする戦略が肯定される。 | ||
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:上記の各種ライブラリーアウトの[[アンチデッキ]]。[[這い寄る恐怖/Creeping Chill]]を7枚以上搭載し、ライブラリー破壊を逆利用して[[ドレイン]]で勝利する。相手がライブラリーアウトでなかった場合は[[マーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeper]]や[[縫い師への供給者/Stitcher's Supplier]]などで[[切削]]を行う。 | :上記の各種ライブラリーアウトの[[アンチデッキ]]。[[這い寄る恐怖/Creeping Chill]]を7枚以上搭載し、ライブラリー破壊を逆利用して[[ドレイン]]で勝利する。相手がライブラリーアウトでなかった場合は[[マーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeper]]や[[縫い師への供給者/Stitcher's Supplier]]などで[[切削]]を行う。 | ||
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:*上記の"無制限/No Limits"では[[ミスティカルアーカイブ]]が参入したことで、[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]+[[破滅を囁くもの/Doom Whisperer]]を[[誘発]]手段とする型も生まれた。こちらは運が良ければ1ターンキルが可能である。 | :*上記の"無制限/No Limits"では[[ミスティカルアーカイブ]]が参入したことで、[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]+[[破滅を囁くもの/Doom Whisperer]]を[[誘発]]手段とする型も生まれた。こちらは運が良ければ1ターンキルが可能である。 | ||
2022年2月12日 (土) 11:08時点における版
新ヒストリック/New HistoricはMTGアリーナのイベントで採用された非公式フォーマット。マジック:ザ・ギャザリングを現在のルールに至る前の原初の姿に戻すことをコンセプトにしており、最低40枚デッキ・4枚制限ルール撤廃・禁止カードなし・サイドボードなしのルールのもとでゲームを行う。なお、このフォーマットが採用されたイベントが開催されたのは、2021年4月1日(太平洋夏時間)である。
目次 |
解説
- 上記の通り、エイプリルフール・ジョークのイベントであるが、実際にこのフォーマットで丸一日遊ぶことが出来た。
- フォーマットのスタイルはMTGアリーナのクライアントに継続して残されている。
- コレクションに所持していないカードも使用することができる。
- デッキのカード上限は通常のMTGアリーナ同様、250枚となっている。
- 残念(?)なことに、アンティおよびフェイク・アンティルール、ならびに先攻1ターン目のドローは採用されていない。
- さすがにMTGアリーナに実装されていないカードは使用できない。また、グリセルブランド/Griselbrandや祖先の回想/Ancestral Recallなどカードデータは存在するが入手手段のないカードも同様である。
デッキの一例
言ってしまえばアリーナ版のタイプ0であるが、Rocket-Powered Turbo Slugやドロスの大長/Chancellor of the Drossのような確定0~1ターンキルを引き起こすカードがないためまだ"比較的"マジックの形を保っている。とはいえ同名カードの5枚以上搭載やヒストリックの禁止カードも許されるので、異様な外観のデッキが生み出される。以下はその例である。
- 「盗賊ギルドの処罰者/Thieves' Guild Enforcer+沼/Swampのみ」を基本形とするライブラリーアウトデッキ。複数体の処罰者が並ぶことにより相互作用による大量ライブラリー破壊を狙う。ビートダウンも遂行可能なのが強み。
- ミラーマッチを想定し、軍団の最期/Legion's Endや失われた遺産/Lost Legacyなどが積まれることもある。
- このデッキや遺跡ガニ/Ruin Crabによる青単ライブラリーアウトの存在により、新ヒストリックではデッキを上限値(250枚)にする戦略が肯定される。
- 這い寄る恐怖
- 上記の各種ライブラリーアウトのアンチデッキ。這い寄る恐怖/Creeping Chillを7枚以上搭載し、ライブラリー破壊を逆利用してドレインで勝利する。相手がライブラリーアウトでなかった場合はマーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeperや縫い師への供給者/Stitcher's Supplierなどで切削を行う。
- その性質上、虚空の力線/Leyline of the Voidでほぼ詰む。
- 上記の"無制限/No Limits"ではミスティカルアーカイブが参入したことで、暗黒の儀式/Dark Ritual+破滅を囁くもの/Doom Whispererを誘発手段とする型も生まれた。こちらは運が良ければ1ターンキルが可能である。
- デッキ構成を「0マナカード一種類」「ティボルトの計略/Tibalt's Trickery」「アタリ枠(絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerなど)一種類」「土地」の4種のみにすることで、2ターン目にはほぼ確実にアタリを唱えることができる。
- 実際には、上記4種に加えガイアの祝福/Gaea's Blessingなどのメタカードが少数挿されることもある。
- 同名カードの枚数制限がないことを逆手に取り、ルーンの光輪/Runed Haloなどの宣言した名前を対策するカードを用いて相手の勝利手段を無くすコントロールデッキ。大量のルーンの光輪および類似カード+少数のフィニッシャー+ガイアの祝福+αといった構成が基本形である。
- 黒単ストーム
- 厳密には新ヒストリックではなく上記の「自宅でFNM:無制限」のデッキ。暗黒の儀式/Dark Ritual連打から深淵への覗き込み/Peer into the Abyssへ繋ぎ、大量ドローから再び暗黒の儀式を連打、十分なストーム数が溜まったら苦悶の触手/Tendrils of Agonyでフィニッシュする。悪魔の教示者/Demonic Tutorが使用できるため再現性も高い。
- このデッキの登場により神聖の力線/Leyline of Sanctityや耳の痛い静寂/Deafening Silenceが重要視されるようになった。
- 黒単魔技
- 「自宅でFNM:無制限」黒単ストームの派生デッキ。暗黒の儀式連打からボーラスの城塞/Bolas's Citadelを唱え、マナを増やしつつライブラリーを掘り進み、オニキス教授/Professor Onyxの魔技でドレインして勝利する。深淵への覗き込みよりも初手に必要な暗黒の儀式の枚数が少なくて済み、対象を取らない勝利手段のため神聖の力線に防がれない。
これ以外にも白単幸運な野良猫/Charmed Stray、赤単熱烈な勇者/Fervent Championなど様々なデッキが存在している。メタゲームの隙間をかいくぐれば、多少禁止カードを追加しただけのフェアデッキで勝つことも不可能ではない。
脚注
- ↑ MTG Arena Announcements, June 16, 2021/MTGアリーナニュース(2021年6月16日)(Magic Digital 2021年6月16日 Wizards of the Coast著)