切り離す一撃/Sundering Stroke
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2021年5月4日 (火) 23:24時点における版
ソーサリー
クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤー、1つか2つか3つを対象とする。切り離す一撃はそれらに7点のダメージをあなたの望むように分割して与える。この呪文を唱えるために赤マナが7点以上支払われていたなら、代わりに、切り離す一撃はそれらのパーマネントやプレイヤーにそれぞれ7点のダメージを与える。
3つの任意の対象へ7点を割り振る火力ソーサリー。さらに「超一徹」ボーナスとして赤マナを7つ以上支払えば、そのすべての対象へ7点ダメージを与える。
レアだけあってマナレシオに優れており、ボーナス抜きでも割り振り火力としてなかなかの性能を持つ(割り振り火力の一覧は発火/Pyrotechnicsの項を参照)。赤マナ7点ボーナスを得ると合計21点という極めて高いダメージを与えることが可能になるが、多色デッキではなかなか達成できるものではなく、かといって赤単色の速攻デッキで用いるとなると7マナという高いマナ総量が重くのしかかってくるため、相当の工夫が求められる。
決着までのターンがのびがちなシールドではトドメのエンドカードとしてもボード・アドバンテージを取れる除去としても申し分ない性能。緑に多い加速系カードと併用し、赤をタッチしての採用も考えられる。一方でドラフトでは7マナまで伸びる頃には決着しているゲームも多く、むしろ赤単色デッキの多くは短期決戦を目指して組まれるため、ピックの点数は低め。
スタンダードではティムール・アドベンチャーにアイレンクラッグの妙技/Irencrag Featとともにウィッシュボードとして搭載されることがある。幸運のクローバー/Lucky Clover影響下の成就/Grantedにより双方同時に入手して、次ターンに放てる。マナの濃さや重さも肥沃な足跡/Fertile Footstepsで達成可能である。
後に発売されたエキスパンションにおいて、基本セット2021では複視/Double Visionや焦熱の解放/Fiery Emancipation、イコリア:巨獣の棲処では獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercerといったダメージを倍加する手段が続々登場。最高峰の火力を誇るこの呪文をさらに強化する事ができるようになった。特に焦熱の解放/Fiery Emancipationは与ダメージ3倍、つまり相手のライフが初期値以下なら21点で一撃必殺という凄まじい呪文となる。プレイヤーのみを対象にする場合一徹を狙う必要が無いのも大きく、緑を混ぜてマナ加速したり、青を混ぜて再利用したりと様々な手段を使ってロマン火力を叩き込もう。
- 燃えがらの嵐/Cinder Storm及び焼けつく肉体/Searing Fleshの上位互換。
- 赤マナ7点を支払って唱える場合でも、ダメージの割り振りはきちんと決めなくてはならない。切り離す一撃がコピーされた場合、そのコピーを唱えるために支払われたマナは存在しないので、唱える際に決めた割り振りが使われることになる。
- エルドレインの王権には赤マナ7点を得るアイレンクラッグの妙技/Irencrag Featも収録されている。続けて唱えろと言わんばかりである。