差し替えカード

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
'''チェックリストカード'''/''Checklist Card''とは[[両面カード]]([[合体カード]])を[[デッキ]]に入れる際に用いる代わりの[[カード]]である。
+
'''チェックリストカード'''/''Checklist Card''とは[[両面カード]]([[合体カード]])を[[デッキ]]に入れる際に用いる代わりの[[カード]]のうち、2011年から2018年までに発売されたセットで使われていたもののことを指す名称。
 +
 
 +
現在では[[差し替えカード]](補助カード)の一種とされている。
  
 
==解説==
 
==解説==
11行: 13行:
  
 
[[プレイヤー]]はチェックリストカードのチェック欄に印をつけて、それがどの両面カード(合体カード)の代わりかを示し、非公開領域にある両面カードの代わりとして使用する。チェックリストカードが[[公開領域]]に出る場合、代わりに対応する両面カード(合体カード)をその領域に出し、チェックリストカードは脇にどける。
 
[[プレイヤー]]はチェックリストカードのチェック欄に印をつけて、それがどの両面カード(合体カード)の代わりかを示し、非公開領域にある両面カードの代わりとして使用する。チェックリストカードが[[公開領域]]に出る場合、代わりに対応する両面カード(合体カード)をその領域に出し、チェックリストカードは脇にどける。
 
[[基本セット2019]]のようにセットの中に該当するカードが1種しかない場合、チェック欄は無くリストにもなっていないが、ルール上はこれもチェックリストカードである。
 
  
 
===ルール===
 
===ルール===
26行: 26行:
 
*チェックリストカードは[[プロキシ]]ではない。
 
*チェックリストカードは[[プロキシ]]ではない。
 
*両面カード(合体カード)を用いる[[リミテッド]]でチェックリストカードが不足してしまうならば[[ジャッジ]]に申し出ることでチェックリストカードかプロキシを都合してもらえる。
 
*両面カード(合体カード)を用いる[[リミテッド]]でチェックリストカードが不足してしまうならば[[ジャッジ]]に申し出ることでチェックリストカードかプロキシを都合してもらえる。
 +
 +
===その他===
 +
[[基本セット2019]]ではセットの中に該当するカードが1種しかないため、チェック欄は無くリストにもなっていなかったが、当時はこれもチェックリストカードとされていた。次に登場する[[ゼンディカーの夜明け]]のものもチェックリストとは呼べない形式であったため、「差し替えカード」という名称へと変更し、チェックリストカードはその一種という扱いになった。<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034401/ 『ゼンディカーの夜明け』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)](2020年9月22日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034428/ 9月マジック・イベント規定リリースノート](2020年9月28日)</ref>
 +
*変更後の名称が「差し替えカード/substitute card」と「補助カード/helper card」とで統一されていない。2020年9月更新版の公式文書では、[[総合ルール]]では前者、[[イベント規定]]では後者が使われている。さらにイベント規定日本語版では「helper card」を「差し替えカード」と訳しているが、そのリリースノートでは「補助カード」と訳している。
 +
 +
==出典==
 +
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==

2020年10月8日 (木) 09:35時点における版

チェックリストカード/Checklist Cardとは両面カード合体カード)をデッキに入れる際に用いる代わりのカードのうち、2011年から2018年までに発売されたセットで使われていたもののことを指す名称。

現在では差し替えカード(補助カード)の一種とされている。

目次

解説

非公開領域にある両面カード(合体カード)は、他のカードと区別が付かないようにしなければならない。そのため両面カードのオーナーは、完全に不透明なスリーブを用いるか、チェックリストカードで代用する必要がある。

チェックリストカードは、裏面は通常のマジックのカードと同じ「デッキマスター」デザインとなっており、表面には両面カードの第1面名前がリストアップされている(参考1/参考2/参考3)。

両面カードが収録されたブースターパックには、本来基本土地が封入されている枠に一定確率でチェックリストカードが封入されている。

  • イニストラードを覆う影以外のセットには各1種類のチェックリストカードが存在する。イニストラードを覆う影にはコモンおよびアンコモンのカード用のチェックリストカード(コレクター番号CH1)とレアおよび神話レアのカード用のチェックリストカード(コレクター番号CH2)の2種類が存在する。

プレイヤーはチェックリストカードのチェック欄に印をつけて、それがどの両面カード(合体カード)の代わりかを示し、非公開領域にある両面カードの代わりとして使用する。チェックリストカードが公開領域に出る場合、代わりに対応する両面カード(合体カード)をその領域に出し、チェックリストカードは脇にどける。

ルール

  • あなたは、自分が使用するチェックリストカード1枚ごとに、それが示す両面カードの実物1枚を持っていなければならない。その両面カードは、実際のデッキからは離れた場所に置いておくこと。トーナメントでは、両面カードはサイドボードと別々になっていなければならない。
  • チェックリストカードは、それが両面カード(合体カード)を意味するとき以外、デッキ内に入れられない。
  • 特定のカードにチェックリストカードを使用する場合、デッキ中のそのカードについて全ての両面カードをチェックリストカードにしなくてはならない。
    • 以前はチェックリストカードを使用する場合、すべての両面カードをチェックリストにしなければならなかったがイニストラードを覆う影発売後に変更された。
  • チェックリストカードのチェック欄は、それが意味する両面カード(合体カード)一つの分しかチェックしてはいけない。
  • チェックリストカードを使う場合でも、スリーブを使ってかまわない。
  • ゲーム中、チェックリストカードはそれが表わす両面カードであるとみなされる。例えば、あなたの手札に苛まれし最下層民/Tormented Pariahを意味するチェックリストカードがあり、対戦相手が蔑み/Despise唱えたとする。そのチェックリストカードはクリーチャー・カードであり、対戦相手はそのチェックリストカードを選んで捨てさせることができる。
  • チェックリストカードが公開領域(スタック戦場墓地、裏向きに追放されている場合を除く追放領域)に入ったら、ただちにその両面カードを使用し、そのチェックリストカードは脇に置く。両面カードが非公開領域(手札ライブラリー)に入ったら、再びチェックリストカードを使用する。
  • 両面カード(合体カード)が裏向きに追放されている場合、チェックリストカードを使用し、それが何であるかを隠したままにする。
  • チェックリストカードはプロキシではない。
  • 両面カード(合体カード)を用いるリミテッドでチェックリストカードが不足してしまうならばジャッジに申し出ることでチェックリストカードかプロキシを都合してもらえる。

その他

基本セット2019ではセットの中に該当するカードが1種しかないため、チェック欄は無くリストにもなっていなかったが、当時はこれもチェックリストカードとされていた。次に登場するゼンディカーの夜明けのものもチェックリストとは呼べない形式であったため、「差し替えカード」という名称へと変更し、チェックリストカードはその一種という扱いになった。[1][2]

  • 変更後の名称が「差し替えカード/substitute card」と「補助カード/helper card」とで統一されていない。2020年9月更新版の公式文書では、総合ルールでは前者、イベント規定では後者が使われている。さらにイベント規定日本語版では「helper card」を「差し替えカード」と訳しているが、そのリリースノートでは「補助カード」と訳している。

出典

  1. 『ゼンディカーの夜明け』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(2020年9月22日)
  2. 9月マジック・イベント規定リリースノート(2020年9月28日)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif