スナップダックスの神話/Mythos of Snapdax
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2020年11月1日 (日) 11:09時点における最新版
ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれ、自分がコントロールしていて土地でないパーマネントの中からアーティファクト1つとクリーチャー1体とエンチャント1つとプレインズウォーカー1体を選び、その後残りを生け贄に捧げる。この呪文を唱えるために(黒)(赤)が支払われていたなら、代わりに、あなたが各プレイヤーのそれらのパーマネントを選ぶ。
サヴァイ/Savaiに伝わるスナップダックス/Snapdaxの神話は、大変動/Cataclysmの系譜の全体除去。赤白黒の3色で唱えたのなら悲劇的な傲慢/Tragic Arroganceのようにあなたが戦場に残るパーマネントを選ぶことができる。
悲劇的な傲慢と同じく土地は触れないため基本的には「質」の優位を付ける呪文でありパーマネント・タイプを散らしてデッキを組む事でほぼノーデメリットで扱う事ができる。アーティファクトやエンチャントのカード・タイプを併せ持つクリーチャーとの併用は特に有効。
同種のパーマネントが並ぶような相手には効果が高めである一方、それでも1体は残してしまうのが気がかり。昨今はスタンダードでも様々なデッキでプレインズウォーカーが多用される事もあり、マルドゥカラーでボーナスを得てもなかなか確実性に欠ける。基本的にはサイドボードカードとなるだろう。
リミテッドでは向上呪文ボーナスを得づらく状況もかなり選ぶため気軽にはピックしづらいが、全体除去が多くない環境なので状況打開策としては貴重。ただし変容の一点集中戦法には弱い。
[編集] ルール
- マナの支払いによって効果が変化する詳細は向上呪文#ルールを参照。
- 対象を選ぶわけではないので、呪禁やプロテクションを持つパーマネントも選ぶことができる。
- 列記されたカード・タイプを複数持つパーマネントは、そのいずれとしても選ぶことができる。例えば、アーティファクト・クリーチャーはアーティファクトとしてもクリーチャーとしても選ぶことができるし、クリーチャー・エンチャントはクリーチャーとしてもエンチャントとしても選ぶことができる。
- アーティファクトを選ぶ段階であるアーティファクト・クリーチャーを選び、さらにクリーチャーを選ぶ段階で同じアーティファクト・クリーチャーを選ぶことも適正である。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
イコリア:巨獣の棲処の神話サイクル。単色のソーサリーかインスタントで、唱えるために対抗色2つの色マナが支払われていたなら何らかのボーナスが得られる向上呪文。稀少度はレア。
- スナップダックスの神話/Mythos of Snapdax(白+黒赤)
- イルーナの神話/Mythos of Illuna(青+赤緑)
- ネスロイの神話/Mythos of Nethroi(黒+緑白)
- ヴァドロックの神話/Mythos of Vadrok(赤+白青)
- ブロコスの神話/Mythos of Brokkos(緑+青黒)
ストーリー上は、いずれもイコリア/Ikoriaの頂点の怪物に関する伝説を描いたものである。イラストはすべてSeb McKinnonによる、先史時代を思わせる洞窟壁画調のデザインとなっている。
[編集] ストーリー
神話によれば、かつてスナップダックス/Snapdaxはサヴァイ/Savai中の人間の居住地を全滅させた(イラスト)。そのときに生き残った者が結集して築いたのが聖域ドラニス/Drannithなのだという[1]。
[編集] 脚注
- ↑ Planeswalker's Guide to Ikoria/プレインズウォーカーのためのイコリア案内(Feature 2020年4月2日 Chris Mooney著)