Syr Cadian, Knight Owl
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+ | *公式記事における[[カード名]]の日本語訳は「騎士フクロウ、ケイディアン卿」<ref name="MM1">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/un-boxing-part-3-2020-02-24 Un-Boxing, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033848/ 『アン』の箱詰め その3]([[Making Magic]] [[2020年]]2月24日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
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+ | *Syr Cadian自身も騎士なので、Knightlifelinkの影響を受ける。 | ||
+ | *騎士が既に[[絆魂]]を持っていた場合、Knightlifelinkの効果と重複することはない。 | ||
+ | *日の出や日没の時間は、日本なら国立天文台のサイト<ref>[https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/sunmoon.cgi 今日のこよみ](国立天文台)</ref>等で確認できる。 | ||
+ | *日の出や日没の瞬間なら、両方の能力を起動できる。素早くやろう。 | ||
+ | *[[旧態依然の吸血鬼/Old-Fashioned Vampire]]同様、[[Magic Online]]等で時差のあるプレイヤー同士が対戦しているとちょっと揉めるかもしれない。 | ||
+ | *ゲームの状態である[[昼]]や[[夜]]は能力に影響しない。 | ||
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+ | この[[カード]]はダジャレから始まった。[[Mark Rosewater]]が「Knight Owl」というカード名を発案し(「night owl」で「夜型人間」の意)、それを受けて[[Gaby Weidling]]が、夜であることを参照する能力を持つ[[白黒]]のカードを作った。それを見たMarkは、これを[[伝説のクリーチャー]]の[[サイクル]]の1枚、すなわち[[白]][[単色]]で、夜を参照する[[黒]]の能力を持つカードにすることを思いついた。 | ||
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+ | Knight Owlには[[騎士 (デッキ)|騎士デッキ]]の[[基柱カード]]となるよう、[[騎士]]に関する能力を持たせることになった。これもダジャレから決められた。「knight(騎士)」と「nightlife(夜遊び)」と「lifelink([[絆魂]])」を掛けて、「Knightlifelink」というわけだ。 | ||
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+ | 最後に、伝説のクリーチャーになったのでカード名は「Knight Owl」というわけにはいかず、キャラクター名を与える必要が生じた。これももちろん、ダジャレである。[[エルドレイン/Eldraine]]の騎士が持つ称号「Syr(卿)」と「circadian(24時間周期の)」が掛かっている<ref name="MM1" />。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/unsanctioned-faq-2020-02-25 Unsanctioned FAQ]([[Daily MTG]] 2020年2月25日) | ||
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2023年1月13日 (金) 18:56時点における最新版
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Syr Cadian, Knight Owl (3)(白)(白)伝説のクリーチャー — 鳥(Bird)・騎士(Knight)
Knightlifelink(あなたのコントロールする騎士(Knight)がダメージを与えると、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
(白):ターン終了時まで、Syr Cadian, Knight Owlは警戒を得る。この能力は日の出から日の入りの間にのみ起動できる。
(黒):ターン終了時まで、Syr Cadian, Knight Owlは飛行を得る。この能力は日の入りから日の出の間にのみ起動できる。
アーティスト:Andrea Radeck
5マナ払えるまでゲームが進んだ状況では、4/4がそのまま攻撃しても相討ちに終わってしまう可能性が大きい。また、ライフを守りたいならば警戒を得なくても自前のKnightlifelinkでも出来る。そのため飛行を得られる夜間の方が活動に適している、ある意味フクロウらしいカードと言えよう。他の夜向けカードである旧態依然の吸血鬼/Old-Fashioned VampireやNightmare Moonも黒いのでデッキに共存しやすい。
常在型能力は(厳密には異なるが)自軍の騎士全体が絆魂を得るようなものでシンプルに強力。アン・カードだけでも小型装置団/Order of the Widget所属者の一部やKnight of the Hokey Pokeyなどが騎士なので組み合わせてみると良いだろう。後者はUnsanctioned内でも同じハーフデッキに収録されている。
[編集] ルール
- Syr Cadian自身も騎士なので、Knightlifelinkの影響を受ける。
- 騎士が既に絆魂を持っていた場合、Knightlifelinkの効果と重複することはない。
- 日の出や日没の時間は、日本なら国立天文台のサイト[2]等で確認できる。
- 日の出や日没の瞬間なら、両方の能力を起動できる。素早くやろう。
- 旧態依然の吸血鬼/Old-Fashioned Vampire同様、Magic Online等で時差のあるプレイヤー同士が対戦しているとちょっと揉めるかもしれない。
- ゲームの状態である昼や夜は能力に影響しない。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
Unsanctionedのレアの伝説のクリーチャーサイクル。起動コストに対抗色の色マナを含む起動型能力を持つ。括弧内は順にマナ・コストの色、起動コストの色。
- Syr Cadian, Knight Owl(白、黒)
- Alexander Clamilton(青、赤)
- Acornelia, Fashionable Filcher(黒、緑)
- Stet, Draconic Proofreader(赤、白)
- Pippa, Duchess of Dice(緑、青)
このサイクルは、Unstableの「友好色のアン・カード統率者サイクル(大演算器/The Grand Calcutronなど)」に続く、「対抗色の固有色を持つアン・カード統率者」として作られた。Unsanctionedは単色のハーフデッキを組み合わせて遊ぶ製品なので、いずれも「2つ目の色」が使えなくても機能するデザインになっている(Un-Boxing, Part 1/『アン』の箱詰め その1)。
[編集] 開発秘話
このカードはダジャレから始まった。Mark Rosewaterが「Knight Owl」というカード名を発案し(「night owl」で「夜型人間」の意)、それを受けてGaby Weidlingが、夜であることを参照する能力を持つ白黒のカードを作った。それを見たMarkは、これを伝説のクリーチャーのサイクルの1枚、すなわち白単色で、夜を参照する黒の能力を持つカードにすることを思いついた。
Knight Owlには騎士デッキの基柱カードとなるよう、騎士に関する能力を持たせることになった。これもダジャレから決められた。「knight(騎士)」と「nightlife(夜遊び)」と「lifelink(絆魂)」を掛けて、「Knightlifelink」というわけだ。
最後に、伝説のクリーチャーになったのでカード名は「Knight Owl」というわけにはいかず、キャラクター名を与える必要が生じた。これももちろん、ダジャレである。エルドレイン/Eldraineの騎士が持つ称号「Syr(卿)」と「circadian(24時間周期の)」が掛かっている[1]。
[編集] 脚注
- ↑ 1.0 1.1 Un-Boxing, Part 3/『アン』の箱詰め その3(Making Magic 2020年2月24日 Mark Rosewater著)
- ↑ 今日のこよみ(国立天文台)
[編集] 参考
- Unsanctioned FAQ(Daily MTG 2020年2月25日)
- カード個別評価:Unsanctioned - レア