Canadian Threshold
提供:MTG Wiki
(4人の利用者による、間の8版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | '''Canadian Threshold''' | + | '''Canadian Threshold'''(カナディアン・スレッショルド、カナスレ)は[[レガシー]]における[[青緑スレッショルド#レガシー|青緑スレッショルド]]のバリエーションのひとつ。[[緑青|青緑]]に[[タッチ]][[赤]]の構成で組まれる。 |
==概要== | ==概要== | ||
{{#card:Tarmogoyf}} | {{#card:Tarmogoyf}} | ||
− | {{#card: | + | {{#card:Daze}} |
+ | {{#card:Lightning Bolt}} | ||
[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]などの[[クロック]]を[[打ち消す|カウンター]][[呪文]]でバックアップする[[クロック・パーミッション]]としての基本構造は変わらない。この[[デッキタイプ]]では、[[赤]]の[[火力]]を採用し、[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]をサポートする構成をとる。火力には[[稲妻/Lightning Bolt]]・[[火+氷/Fire+Ice]]などの定番[[カード]]が採用される。 | [[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]などの[[クロック]]を[[打ち消す|カウンター]][[呪文]]でバックアップする[[クロック・パーミッション]]としての基本構造は変わらない。この[[デッキタイプ]]では、[[赤]]の[[火力]]を採用し、[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]をサポートする構成をとる。火力には[[稲妻/Lightning Bolt]]・[[火+氷/Fire+Ice]]などの定番[[カード]]が採用される。 | ||
11行: | 12行: | ||
構成は[[Team America]]とよく似ているが、[[色拘束]]が緩いことやカウンターを多く採用できる点ではこちらに分がある。その反面、[[クリーチャー]]の[[サイズ]]や[[カードパワー]]ではTeam Americaに分があり、線が細くなりがちで「勝ち切れない」状況に陥りやすいという弱点も抱えている。 | 構成は[[Team America]]とよく似ているが、[[色拘束]]が緩いことやカウンターを多く採用できる点ではこちらに分がある。その反面、[[クリーチャー]]の[[サイズ]]や[[カードパワー]]ではTeam Americaに分があり、線が細くなりがちで「勝ち切れない」状況に陥りやすいという弱点も抱えている。 | ||
− | そのため近年は打点を上げるため新しい[[アタッカー]]を追加する場合が多く、[[バントアグロ#レガシー|Pro Bant]]同様[[自然の秩序/Natural Order]]+[[大祖始/Progenitus]]の[[コンボ]]を搭載したものも登場した(→[[青赤緑ビートダウン#レガシー|NO RUG | + | そのため近年は打点を上げるため新しい[[アタッカー]]を追加する場合が多く、[[バントアグロ#レガシー|Pro Bant]]同様[[自然の秩序/Natural Order]]+[[大祖始/Progenitus]]の[[コンボ]]を搭載したものも登場した(→[[青赤緑ビートダウン#レガシー|NO RUG]])。 |
− | + | {{#card:Delver of Secrets}} | |
− | == | + | [[イニストラード]]参入後は、デッキに無理なく組み込める[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]を採用したものが基本となる。これにより、従来通りのCanadian Thresholdだけでなく、'''RUG Delver'''の名で呼ばれることも多くなった。以降についての詳細は[[緑青赤デルバー#レガシー|緑青赤デルバー]]を参照。 |
+ | |||
+ | ==サンプルレシピ== | ||
*備考 | *備考 | ||
**[[グランプリシカゴ09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpchi09/welcome 参考]) | **[[グランプリシカゴ09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpchi09/welcome 参考]) | ||
82行: | 85行: | ||
|4||[[水没/Submerge]] | |4||[[水没/Submerge]] | ||
|} | |} | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[青赤緑ビートダウン]] | ||
*[[青緑スレッショルド#レガシー|青緑スレッショルド]] | *[[青緑スレッショルド#レガシー|青緑スレッショルド]] | ||
− | *[[ | + | *[[緑青赤デルバー#レガシー|緑青赤デルバー]] |
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
2020年5月14日 (木) 06:43時点における最新版
Canadian Threshold(カナディアン・スレッショルド、カナスレ)はレガシーにおける青緑スレッショルドのバリエーションのひとつ。青緑にタッチ赤の構成で組まれる。
[編集] 概要
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたがコントロールする島(Island)を1つ、オーナーの手札に戻すことを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、打ち消す。
タルモゴイフ/Tarmogoyfなどのクロックをカウンター呪文でバックアップするクロック・パーミッションとしての基本構造は変わらない。このデッキタイプでは、赤の火力を採用し、ビートダウンをサポートする構成をとる。火力には稲妻/Lightning Bolt・火+氷/Fire+Iceなどの定番カードが採用される。
タッチ赤は色の性質上、速度が上昇する点が重要であり、近年ではスピードを重視したデッキ構築が主流である。もみ消し/Stifleと不毛の大地/Wastelandをフル投入し、土地破壊を重視することで、火+氷の氷の活躍の場を広げ、テンポ・アドバンテージを得た隙に素早く殴り勝つタイプが多い。
構成はTeam Americaとよく似ているが、色拘束が緩いことやカウンターを多く採用できる点ではこちらに分がある。その反面、クリーチャーのサイズやカードパワーではTeam Americaに分があり、線が細くなりがちで「勝ち切れない」状況に陥りやすいという弱点も抱えている。
そのため近年は打点を上げるため新しいアタッカーを追加する場合が多く、Pro Bant同様自然の秩序/Natural Order+大祖始/Progenitusのコンボを搭載したものも登場した(→NO RUG)。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタントやソーサリーであるカードが公開されたなら、秘密を掘り下げる者を変身させる。
1/1Insectile Aberration / 昆虫の逸脱者
〔青〕 クリーチャー — 人間(Human) 昆虫(Insect)
飛行
3/2イニストラード参入後は、デッキに無理なく組み込める秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsを採用したものが基本となる。これにより、従来通りのCanadian Thresholdだけでなく、RUG Delverの名で呼ばれることも多くなった。以降についての詳細は緑青赤デルバーを参照。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリシカゴ09 ベスト8 (参考)
- 使用者:David Caplan
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (8) | |
4 | 敏捷なマングース/Nimble Mongoose |
4 | タルモゴイフ/Tarmogoyf |
呪文 (34) | |
4 | 渦まく知識/Brainstorm |
4 | 目くらまし/Daze |
4 | 火+氷/Fire+Ice |
4 | 意志の力/Force of Will |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
4 | 思案/Ponder |
1 | 急流/Rushing River |
4 | 呪文嵌め/Spell Snare |
4 | もみ消し/Stifle |
1 | 拭い捨て/Wipe Away |
土地 (18) | |
3 | 溢れかえる岸辺/Flooded Strand |
3 | 汚染された三角州/Polluted Delta |
4 | Tropical Island |
4 | Volcanic Island |
4 | 不毛の大地/Wasteland |
サイドボード | |
4 | 撹乱/Disrupt |
1 | 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives |
1 | クローサの掌握/Krosan Grip |
2 | 紅蓮破/Pyroblast |
1 | 紅蓮地獄/Pyroclasm |
2 | 赤霊破/Red Elemental Blast |
4 | 水没/Submerge |